TV番組で報道される「筋肉注射」のやり方で、一部、適正でない(誤認)がありました。
感染症関連のメーリングリスト(IDATENメーリングリスト)で、議論したところ、やはり適切なやり方を共有することが重要となりました。日本プライマリケア学会が早速、適正な筋肉注射のやり方のビデオを作成してくださいましたので、共有します。
場所 三角筋
角度は90度で針を刺入します。
逆血の確認は不要
接種後、揉んだりはせず、そのままテープを貼ります。
私個人は、手袋は着用を推奨しております。
病変のない皮膚に接触する場合や、予防接種時は手袋着用は必須ではないとWHOの推奨もありますが、
基本、手袋着用をお勧めしております。
この機会に、適切は「筋肉注射」の普及を願って活動しております。
不活化ワクチンは、原則、「筋肉注射」です。
添付文書の改訂が必要なワクチンもあります。特にインフルエンザワクチンなど。
しっかり議論して、最適な医療を届けられるように議論を深めたいと考えております。