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矢野(五味)晴美の感染症ワールド・ブログ

五味晴美の感染症ワールドのブログ版
医学生、研修医、医療従事者を中心に感染症診療と教育に関する情報還元をしています。

私のビジョン 2021

2020-12-31 18:21:00 | 感染症関連
私のビジョン 2021です。



調和

協働

“自分に集中”

2020年は、100年に一度の新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延で、世界が大きく変化する年となりました。予想もしていなかった展開に戸惑いつつも、なんとかここまできたことを安堵しております。

2021年は「自分に集中すること」が今年の目標です。自分の価値観、目指すべき姿・状況に集中してひたすら実現することです。

“求める未来をあきらめない“




ビジョンを”見える化”するためのイメージマップです。

来年は、早々に誕生日を迎え、53歳になります。

旧姓の五味と53で、とてもワクワクする年です。



「絶対わかる 抗菌薬はじめの一歩」(羊土社)の内容の自治医大ビデオオンデマンドサイト

2020-12-27 21:45:36 | 感染症関連
感動的ですが、私の著書の「絶対わかる 抗菌薬はじめの一歩」の
内容は、2006年以降、自治医科大学のビデオオンデマンド(無料公開サイト)
で公開され続けております。

抗菌薬の基本的なところは、15年経過した今でも、不変の部分も多いので、
初学者の方には、今でもご利用いただいております。

本日、医学部4年生の方から、上記のビデオをで勉強しているため、スライドが
ほしい、とのご連絡をいただき、感激しました!

著書は2010年に出版して早11年が経過しますが、内容の更新をし続けており、
基本事項で不変の部分も多いので、初学者の方には、「はじめの一歩」として、引き続きご利用していただいております。

久しぶりに、スライドがどれだったのかを確認するため、ビデオの中の15年前の自分を見て、若かった!と我ながら、感慨深い気持ちでした。

あの頃の懸命の教育活動が、今のCOVID-19の対応にも続いていると実感します。

まだまだ目指す未来は目標が高いですが、射程距離にあると思えるので、実現に向けて、エネルギーを注ぎます。

今でも思い出す医学部学生時代の恩師の言葉

2020-12-27 17:44:49 | 感染症関連
印象に残る授業  感動を与えられる授業
ハードルの高い目標で切磋琢磨しております。

自分の医学部の学生時代の授業で、今でも覚えている恩師の言葉は いくつかあります。

直接の大学院の恩師の青山英康先生
授業は聞いていておもしろかったです。話術が高い先生でした。

病理の岡田茂先生
短い間の講義でしたが、私が4年生のとき、着任されたと記憶しております。

君たちに、これからの時代は、
英語とコンピュータ ともう一つおっしゃっていました。しっかりやってください、と言われて 
渡米後、実感し 帰国後も、このことだったと
わかりました。

小児心臓血管外科の佐野先生
当時 オーストラリアから帰国されたばかりで、
欧米のQp Qs など心臓の物理生物学のことを話され、
日本では、古い言い方が使われている と
おっしゃっていたのが印象的で、いまだに覚えています。

時代を切り拓いた方々の言葉は 当時から
印象的でした。

振り返って、自分が提供できることが
学生さんたちにとって 何かのきっかけや
トリガーになれるように 自分の定常状態を
向上させたいです。

ダメなところも多々ありますが、
例えば、事務的作業が嫌いだと実感。

感情的にならず、冷静に 淡々と 意見や事実を受け止めて 的確な判断ができるプロフェッショナルに
なりたいです。

まだまだ未熟です。

情熱は負けないが、emotional intelligence の課題が自覚できた年でした。

”求める未来を諦めない” 朝日新聞より。。

2020-12-27 11:04:42 | 感染症関連
COVID-19のマラソン診療で、12月はさすがに疲弊し、burnoutしてきておりました。

幸いにも、別の意味での緊張感とはなりますが、臨床前教育の時間でおおよそ1週間過ごし、復活してきました。

私は現在、発熱外来のみですが、今後も長期の対応となりますので、
体調面、精神面の管理がさらに望まれます。

自分が「本当に今やりたいこと」と、「周辺のことで奪われる時間」の狭間で、
ストレスと不満感が、内面で潜在的にたまり、心理的に低下していく感じが自覚できました。

申し訳ないけれども、自分の人生の限られた時間を、どう使うかの軸を
取り戻し、「本当に自分が投資したい時間の費やし方」に軸足をおいた
過ごし方をして参ります。

自分にはそれほど時間がないことも自覚しております。

”求める未来をあきらめない”  決定打となる言葉でした。

ガンジーの
"明日死ぬかのように、今日を生きる。永遠に生き続けるかのように学び続ける”といった言葉を知りました。

この実践です。





私の素敵なクリスマスプレゼント!

2020-12-18 16:01:11 | 感染症関連
もうすぐクリスマスです。

ここのところ、うれしいニュースが飛び込んできまして、まさに、私の
"クリスマスプレゼント”と思いましたので共有させていただきます。

1つは、以前の教え子・研修医の先生が、感染症科に進みます、との連絡をくださいました。複数名いらっしゃり、来年度、ご一緒できる方もいます。

1つは、前回もご紹介しましたが、研修母校のテキサス大学で感染症科フェローシップにマッチされ、同窓になられます!

1つは、医療者教育に関する重要な仕事をいただきました。

1つは、医療者教育に関し国際学会でも重要な仕事のオファーがありまして、
非常にうれしく思っています!

自分の軸をしっかりともち、マストリヒト大学のHealth Professions EducationのPh.Dコースのプレジェクトを進めたいと思っております。卒業を目標に進みます!

University of Texas-Houston校 ID fellowship 同窓が8名になります!

2020-12-03 23:23:46 | 感染症関連
本日、米国感染症科フェローシップのマッチングの結果をご連絡いただきました。
私の研修母校のUniversity of Texas-Houston/MD Anderson Cancer Centerで、
感染症科のフェローにマッチされた方がいらっしゃいます!

研修母校で同窓生が8名になりました。私は2番目に研修しました。
私の前にお一人、大先輩になりますが研修された先生がいらっしゃいます。

聖路加国際病院の御関係者の先生方を中心に4名、私、大先輩、現役で現在、
UT-Houston facultyの先生で、8名です。

うれしいですね。

また今後、ぜひ、学会でHoustonに立ち寄りたいです。

若手医療者へお勧め : "フィジカルエポニム”  雑誌 総合診療11月号(2020)

2020-11-03 10:49:33 | 感染症関連
本日は、お休みをいただき自宅で休養しております。

”自分のための勉強時間”がなかなかとれない状況で、本日は”自分の時間”にすることを決めていました。

独協医大の志水太郎先生の話題の”フィジカル・エポニム” 
医学の歴史と臨床現場の身体診察の精緻なスキルが融合した大変、興味深い
特集です。これを読んでいます。


身体診察は、私自身、トレーニングが不十分な神経診察の部分などまだまだ
強くしたい部分があります。Babinskiの項、Frank 徴候の項、など
興味のある部分を読みました。

そして、take home messageは、
身体診察の根幹・真髄の  " Fixed HER" 
沖縄県立中部病院の成田雅先生の圧巻の一項。

("Fixed HER"の私の実践)
1. ルーティンで、順序を決めて、もれなく診察すること
    呼吸数を数えること、瞳孔を見ること、対光反射も確認すること

2. 医療面接から、陽性・陰性所見を想定した診察
    特に、Janeway lesion, Osler's node, 人工物の挿入部位

3. しっかり曝露して、所見をくまなく探すこと
  例 高齢者やリスクのある患者の末梢パルスの確認
  高齢者やリスクのある患者の頸動脈の雑音の確認
  糖尿病患者の両側の足と足指の間の診察
   入院患者の褥瘡の有無の観察
        腋窩や陰部も、探す(ツツガムシの刺し口など)

4.  身体診察を毎日、繰り返すこと
日々の変化・変化の有無を、確実にカルテに記載すること
 米国で総合内科のレジデントのころ、ICUに入院中の薬物中毒で、右心系の感染性心内膜炎の20代女性の心雑音が、前日と大きく異なり大きくなって、MRを併発した日の診察は今でも鮮明に覚えています。


冒頭の症例もとても示唆に富み、勉強になりました。教育効果の面では、この症例部分、NEJMのMGH Case recordに匹敵する学習価値があります!

若手の方には、日本語と英語と両方で、良質な教材・情報源を選び、効果的に学習していただきたいと思います。

自分自身も、生涯教育として、弱い部分を補強しつつ、楽しみながら勉強していきたいです。

最後に、実は、幸いにも、この総合診療11月号(2020)の"フィジカルエポニム”  とともに、私の女性医師としてのキャリアのエッセイも記載されております。
"我、bacterium(杖)とならん”も掲載されており、そのご縁と幸運に感謝しております!

日本の近代医学の父 感染症学の世界的な大家である北里柴三郎の言葉、
"国家の杖 Bacteriumとならん”を目標に、今後もキャリア展開したいと
考えております。

ぜひ、読んでみてください。




Society 5.0を飛び越えて、宇宙時代の人材育成

2020-10-17 16:23:21 | 感染症関連
今年は、18歳の頃から憧れの、向井千秋さんのご講演を、オンラインで2回、
昨年の、今となっては夢のようなPre-Corona時代の対面講演会で1回、
「近未来の宇宙時代」について、伺いました。

エネルギッシュで、前向きで、しかしソフトで、元気をいただけるトーンでのご講演は、心にひびきます。

"Diversity inclusion" 多様性の包摂 を何度も説いていらっしゃり、
私もその通りと体感します。

その中のお言葉で、
「同じことは慈しみ、学ぶのは、異なることからしか学べない」というのが
強烈な印象として心に残りました。

伝統は大切にしたい、

しかし、時代の流れは止められず、AIやData Scienceにより、
ヒトが思ってもいない、予想外のこともどんどん起こっています。

20年ぐらい先をみながら、自分の生涯教育、サバイバル教育・トレーニングを
していきたいと思っています。

80代まで生きるとして、残り30年をどう使うか、

プロフェッショナルとして、どこまでやりたいことを実現できるか、
ワクワクします。そこに、「宇宙」が日常化する時代が目前です。



日本政府観光局 JNTO アンバセダーの集い 2020

2020-09-29 20:55:25 | 感染症関連
年一度の日本政府観光局🇯🇵 アンバセダーの集い2020

感染対策をしっかりして 開催されました。


体温自動チェックあり 
マスク着用して 
ついたてを立てて、テーブルに1 mは、間隔を開けて
着席。

時間も30分程度のレセプション

早々に、帰途に着きましたが、充実した会でした。

記念撮影のときだけマスクを外しました。



Harvard Business School Onlineセッションに参加しました。

2020-09-27 15:07:23 | 感染症関連
 石倉洋子先生のセッションに参加させていただきたく、Harvard Business School オンラインに参加しました。

非常にInspiring で勉強になりました。

事前の質問に、国内の教育体系をどのように変えることができるか、
という質問を送っておきました。

当日、幸運にも直接zoom liveでお聞きすることができました。
イスラエルの事例のお話をされました。

自分がこの世にいる間に、理想的な教育環境がつくれるか、
以前から思い描いていた"Dream School"が米国の大学で存在すると知って、
Minerva University. 究極のContexual learning.

Primary education からHigher educationまで、なんとかうまくいくと良いですね。