駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

アンソロジーでエイト・デイズ・ア・ウィークを聴きなおす

2016年09月23日 | ビートルズネタ
9月23日(金)
昨日「ザ・ビートルズ‐EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years」を観た影響で、アンソロジー(The Beatles Anthology 1)が聴きたくなり、通勤時に聴く音源を変えた。と言っても、いつでもビートルズのフルアルバムをヘヴィロテしているんだけれども(笑)
映画の中でもタイトルにもなっている「エイト・デイズ・ア・ウィーク」が流れるシーンがありましたが、そのバージョンは、イントロが「ウ~」というコーラスから曲につながっていて、アンソロジー1に収録されているエイト・デイズ・ア・ウィークでも同じバージョンだったなと思い出し、確認したかったというわけです。
改めて聞き直して、やはりあの3連のフェイドインで始まるアルバムバージョンのイントロは、後で取って付けたものだなと実感したんだけれども、しかしそのアイデアは凄いなと思った。
コーラスで始まるイントロと、あの3連のフェイドインと比べたら、どちらがヒットしたかと想像すると、どう考えても現行のイントロだろうなと思う。
もちろん、現バージョンで世に出て認知された「標準」なのでそう思うんだけれど、「ウ~」で始まるバージョンが「標準」としたならばどうだろうか。魅力は半減しちゃうんじゃなかろうか。
あの3連のイントロとエンディングのアイデアはどこで出たのだろうかと思って聴いていると、アンソロジーの中での演奏で、ポールがサビの部分ではベースを3連で弾いているではないか。
これは想像でしかありませんが、たぶんポールは3連パターンを気に入っていて、録音した後に、イントロとエンディングを差し換えることにしたのではなかろうか。
まあイントロと本篇のテンポの違いなどから見ても、差し替えた或いは付け足したのは明らかでありますが、そのアイデアはやっぱり天才集団の成せる技でありますね。
でも、ひとつだけ謎があります。ビートルズとしては、ライブ活動している時代には一度もこの曲を演奏していないようです。こんなにいい曲なのにと思うんだけれど、そこはライブ演奏向きの曲ではないという認識があったのではないかなと思ったりしていますがどうでしょうか。
これも想像ですが、この編集とか、例によって手拍子を付け足したりしてトラックをかなりいじっているので、演奏曲という概念がなかったのではないのかなと。
でも、2013年のポールのワールドツアーでは、この曲をオープニングに使っていて改めてこの曲がポール自身のお気に入りであるということを証明してくれました。改めて「よかったね」なんて言っちゃったりして(笑)

ところで、「エイト・デイズ・ア・ウィーク」にこだわる理由は、映画のタイトルでもあることももちろんありますが、実は先日ザ・スターキーのバンドリハでの内輪揉めつうか、オレの奏法が間違っていると誤解されてメンバー全員に袋叩きに会ってしまったのがこだわりの理由。結局はオレは間違ってなくて後で謝ってくれたけど(笑)

まあそんなわけでアンソロジーが聴きたかったということですが、1曲目の「Free as a Bird 」は至高の名曲だなあとつくづく思います。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画『ザ・ビートルズ‐EIGHT ... | トップ | よく降りました »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ビートルズネタ」カテゴリの最新記事