駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

あの日から56年

2022年06月29日 | ビートルズネタ

6月29日(水) 本日のJOG=休み
今朝は仕事が多くて走る時間がなくなり、あとにしようとも思ったけど日が高くなったらもう暑くてたまらんので休む。
今日は56年前にザ・ビートルズが初来日した日なんだとか。
メンバーがJALの法被姿で飛行機のタラップを降りてくる白黒の映像や画像を何度か見たのを思い出します。

当日は、台風で飛行機の到着が大きく遅れて、到着したのが朝の3時過ぎだったというけれど、こんな梅雨の季節に台風っていうのも驚きだし、朝まで羽田空港で待っていた報道陣やファンの辛抱強さにも驚き。
その後、メンバーは武道館で昼夜5回にわたってライブをします。
その最初のステージがTV中継されて映像も残っているんだけれど、演奏は最悪だったと言います。練習不足でテンポは変だしギターのキーを下げていて迫力もない。しかもポールのマイクがグルグル回ってしまって難儀するという、映像でおなじみのやつ。単純に前座のブルー・コメッツのボウヤのうっかりミスだったらしいんだけど。
前座にブルコメ、ブルージーンズ、内田裕也、尾藤イサオ、ザ・ドリフターズなどがステージにのぼり、長すぎるとブーイングも出たそうです。その割に、ビートルズは30数分の演奏であっという間に終わってアンコールもなし。当時はそんな習慣はなかったんだな。

メンバーは自由時間は東京の街を堪能したかったのですが、ものものしい警備に囲まれて軟禁状態で出られず、出前という形で日本土産を購入したりした。それでも知恵を使ってポールがこっそり抜け出して散歩するという冒険もしたという。いい思い出になっただろうね。

そのあと、日本からフィリピン公演へと向かうのだが、悪夢のような事件が起こる。大歓迎を受けてライブは大成功だったという事だが、マルコス大統領の私的なパーティに呼ばれていたビートルズがそれをドタキャンしたという事でイメルダ夫人が激怒。それをTVで流したために全国民を敵に回すことになって、空港で監禁状態で帰ることもできなくなった。結局、公演の収益を全部取り上げられることで帰国できたが、殺されると思ったほど怖かったという。これによりビートルズはライブをやめるきっかけにつながったと言われます。
実際には、事前にマネージャーのエプスタインが丁重に断ってあったのに、それを手配師が大統領を恐れて伝えていなかったのだというからお粗末な話だ。
何も知らなかったビートルズメンバーにはいい迷惑な事件だが、歴史的な出来事なんていうものは、こんなちょっとした手違いで起こるものかもしれない。

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