駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

中日新聞「小川真ちゃん」とNHK「“イマジン”は生きている ジョンとヨーコからのメッセージ」

2020年12月07日 | TVウォッチング
12月7日(月) 本日のJOG=45分
明日はジョン・レノンの40回目の命日です。そんなわけで、ジョンについてあちこちでメッセージが出ています。
まずは今朝の中日新聞。



何と第4面を開くと「考える広場」ということで「ジョン・レノン没後40年」と題して、著名な音楽関係者からのメッセージが掲載されていました。
ここで特筆したいのが、豊橋の音楽評論家小川真一さんの記事がどでかく載っていて、驚くやら嬉しいやらでガン読みしました!(笑)
自分、ラビットフット・レコ―ド時代から馴れ馴れしく「真ちゃん」なんて呼んじゃって申し訳ないですが、すごい著名人です。
世界の音楽に精通する小川さんも、やっぱりザ・ビートルズの影響を激しく食らった世代ですから、ドンピシャで語れる思い出があるのですね。
世代的に少し若くてドンピシャでないので、そこが羨ましい気もします。
このところ脂の乗り切った感がある小川さん、いや真ちゃん、スゴイです。

さて、今夜もTVで録画してあった番組鑑賞をしました。
命日に先立って、土曜日にBSで放送されていた「“イマジン”は生きている ジョンとヨーコからのメッセージ」。



めちゃくちゃ、ジョンからの平和へのメッセージをいただきました。
40年前、ジョンはファンの凶弾に倒れたわけですが、彼の「Love&Peace」へのメッセージは今もまだ続いています。
冒頭に挿入されていた、香港での人権弾圧としか思えない中国政府の暴力は、2020年、なんと今年の出来事。
世界ではまだちっとも平和は叶っていません。

ザ・ビートルズ解散後、ジョンはただひたすらヨーコとの「愛」だけをむさぼっていた、という印象を持っています。
オレ、実は「Love&Peace」時代のジョンは好きじゃなかったし、正直、ヨーコがジャマくさいと思っていた。
オレも多感な年だったし、「ベッドイン」とかざけんなって感じで。意味が理解できず、「音楽せえや」とか、「ヨーコいらん」って思っていました。
ジョンのライブで、ステージでへんな袋被って意味不明のパフォーマンスなんかは、やはり理解不能でした。。。
ま、凡人には天才の考えることは理解できないのですよ。
世間的にも理解できないメディアなどに叩かれ、呆れられ、嘲笑されたようです。



80年、5年の沈黙からジョンは突然音楽界に復帰します。
愛と平和だけの主夫生活では、やはり音楽家としての溢れる才能が黙っていなかったのですね。
ところがアルバム「ダブル・ファンタジー」をリリースしたばかりの12月8日にジョンはこの世を去る。
まさに衝撃の報道でしたが、当時はオレはたいしたファンでもなかった。泣き崩れるとか、そういう感情はなかった。当時は好きじゃなかったんです。

「ダブル・ファンタジー」は、それからだいぶ経ってからレコードを買って聴きました。
当時、針を落とした途端に、ジョンの音楽のセンスはちっとも錆びていないことと、アルバムはヨーコとショーンの愛と平和に満ちていることがわかった。
それからというもの、オレはジョンもヨーコも大好きになりました。
ヨーコの前衛芸術の感覚は、いまだに分かりませんが、ジョンと出会ったきっかけとなった作品の、梯子を登って天井から吊るされたホワイトボードを虫眼鏡で覗くと、そこに「YES」と書いてあった、という仕掛けには感動しました。
唯一、自分が理解できた前衛芸術なのかも。
ただ、今でも「レボリューション9」は飛ばしてしまう。。。
この曲の中のヨーコの「You become naked」という言葉が印象的です。
ジョンはヨーコにまる裸にされちゃったんですよね。愛は、武器も鎧も全部脱ぎ捨てて、まる裸になっちゃうんですよ。

現在、東京・ソニーミュージック六本木ミュージアムにて“DOUBLE FANTASY -John & Yoko”東京展が開催中です。
ジョン・レノン生誕80年目を迎える2020年10月9日(金)より2021年1月11日(月・祝)までとのこと。



コロナ禍でなかなか出掛けにくいところですが、見に行きたいですね。
コメント
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