駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

リンゴさんのシンバル研究、やっと少しわかったこと

2015年07月10日 | ドラム&パーカッション
7月10日(金)
ネットで調べました(笑)
そうしたら、やはりジルジャンの歴史は深かった。
超簡単に整理すると。
『17世紀にトルコで現在のシンバルの歴史が始まり、それがA・ジルの先祖のシンバル職人「アヴェディス(AVEDS)」さんと弟の「カローペ(KEROPE)」さんの兄弟。
20世紀(1920代)に、アメリカに渡ったアヴェデスさんの子孫が「A・ジルジャン社」を設立。
トルコに残った一族は「K・ジルジャン社」として残る。ただしカローペさんは子孫が絶えてしまったそうだ。
1968年、アヴェデスさんのそのまた子孫がカナダに新工場を設立、のちのセイビアンとなる。
一方、トルコのK・ジルジャン社は1978年代にカナダ工場にに吸収され、トルコでのジルジャンシンバルは「イスタンブール社」名義となる。
1981年、カナダ工場が「セイビアン社」として独立し、「A・ジル」「K・ジル」ともにアメリカでの生産となって現在に至る。』

これを見ると、シンバルの歴史は古いが大きな動きはつい最近のものだったようだ。
2015年の現在、1980年が最近とは言えないのでしょうが、ロートルのオジサンからすると、1980年代は「つい最近」なのだ。。。

そこで、リンゴさんのシンバルはというと、どうやらトルコに残った「K・ジル」だったようなんです。
ネットを見ていくと、ちゃんと研究されておられる方がいらっしゃいました。
助かるのう~、ありがとうございました(笑)
ザ・ビートルズが活躍する1960年代は、トルコ製のK・ジルの品質がずば抜けており、今でも「オールドK」としてコレクターの間では高値(数十万)でひっぱりダコなのだそうだ。
なるほどー。
ナットクです。
しかし、この頃は大量生産の時代ですが、手作りのシンバルのため、製品にバラツキというか個性がかなりあって、掘り出し物もあればダメダメもあるようです。
やはり古けりゃいいというものでもないみたいですね。
自分が手にした当時の新品のA・ジル18インチが、どういうわけかどれもイヤな雑味があったという記憶は、あの時代の象徴かも知れません。

そこで、自分が「近い」と感じた80年代の「K・ジル」ですが、「アーリー・アメリカン・K」と呼ばれていて、アメリカに渡ったばかりのK・ジルが丹精込めて作った良品だそうで、バラつきも少なくて、音がダークで美しいと品質の高さでは評判が高く今でも超人気だと書いてありました。
ということは、80年代にザ・ビートルズが存続していたら、リンゴさんは同じシンバルをメインにしていた可能性もあるということかな?

オレ、ただ勘だけで書いておりましたが、案外悪くないなあと思わずニンマリ(笑)

以上がちょっとだけ分かった点でありました。
もう一枚のシンバルについては、また明日述べます!
ばいちゃ。
コメント
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