駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

エロい音

2009年08月17日 | ドラム&パーカッション
「エロい音」なんて表題にすると、下ネタかと思われちゃうよね。
でも、このところまじめに考えていることでもあるんだな。
例えば音楽を長いことやっていて、何十年も聞き続けていてもちっとも飽きない音色があって、それが自分の場合はスネアサウンドだったり、コンガのスラップ音だったりするわけ。
CDなんかを聴いていて、「う~たまらん。シビレル!」っていう音は、自分のその時の好みによっても違うんだけど、たいてい「スコン」と抜けた音に甘い倍音の成分が絡み、何と表現していいのか迷うけど『セクシー』で『エロい』音なのである。
何と言うか、自分の腰の後ろ、脊髄の奥がビリビリと信号を送るような感じ。
ストレートに勃起とかっていうんじゃなく、「性の予感」みたいな感じだ。
亡くなられた山城新吾伍さんふうに言えば「チョメチョメの予感」という感じかな。(ご冥福をお祈りします)
更に例えば、「スティービー・レイボーン」の弾くストラト・キャスターのギターサウンドは、オレにとって男の象徴のような「エロい」サウンドである。
あの図太いギターサウンドは、まさにマッチョな男根のようなセクシーサウンドだと思う。
ジミ・ヘンの盟友であるドラマー「ミッチ・ミッチェル」氏が亡くなってからというもの、オレはあまり聞き込んでいなくて知らなかったドラマーを研究しようと、ジミ・ヘンのアルバムを聴き漁っていた。
そして、単に「ジャズっぽいドラミング」という印象にしか思っていなかった彼のドラミングが、素晴らしいロック魂に溢れていることに、遅蒔きながらやっと気付いた。
そして、更に素晴らしいサウンドであり、これが何ともシビレるサウンドだったりするのだ。
乱暴に言い切ってしまうのならば、単に古臭い音なのだが、これがどういうわけか聞き込むほどたまらなく気持ちのいい音になってくる。
そこで、好きな音色とSEX?の関連性にハタと気付いたというわけ。

人は男と女しかいないので、男は女が好きで女は男が好きだ。(通常の場合ね)
男はオッサンになっても、美しい(若さだけじゃなくて)女性の色気に惹かれる。言い換えれば、男も女も『セクシー』であり『エロス』に惹かれてそれが原動力になっている部分は多大なのだ。
全てがエロス中心に回ってしまっている人間っていう人もいて、そうなると気色悪いし危険だ。
何事もほどほどが大切だしさ、あんまり調子こいて性犯罪ともなると、別の機関がタイホしに来ますからね。気をつけましょう。
まあ、それとは違う世界なんだけど、そういうエロスの世界とは全然違うと思っていた自分の大好きな分野で、『エロス』との共通点を感じてしまったということなのだ。
オレも危ないオッサンなのか?
いやいや、そうじゃなくて、まだ求道者として『スネア・サウンド』や『タム・サウンド』や『コンガ』『ボンゴ』等々、悩み多きチューニングのヒントが一つ見つかったような気がするのである。
そう、オレの新しいキーワードは「エロい音を探せ!」なのである。
コメント
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