OZ.

Opened Zipper

小椋冬美

1997-10-22 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
私はマンガが好きです。
小説や映画ほど好きな訳ではありませんが、手軽だし面白いと思ってます。

子供の頃、私の姉は『りぼん』という少女漫画雑誌を買っていました。
私も少年誌を買っていました・・・『少年チャンピオン』だったかな?
私は姉の『りぼん』も読みましたし、姉も私の少年誌を読んでいました。

少女漫画は少年漫画と比べると恋愛モノが多かったような気もしますが、特に違和感も覚えず、どちらも同じマンガ、と思って読んでいました。
子供の頃から少女漫画に親しんでいたため、今でも気に入った女性漫画家の単行本を買ったりしています。

昨夜、退社して帰宅する途中で書店に立ち寄りました。
毎月購読している『Outdoor』という雑誌を買うつもりだったのですが、どうやら売り切れのようでした。
手ぶらで帰るのも悔しいので、何か買って合理化しようと書店の中をウロウロしているうちに、小椋冬美さんの単行本が出ているのに気づきました。

小椋冬美さんは『りぼん』で少女漫画を描いていた人で、今は主に『ヤングユー』で活躍(なのかな?)されているようです。(この雑誌は読んだこと無いんですが)
この人昔は普通の恋愛漫画を描いていて、絵もそんなに上手くなかったです。
(まあ最初は誰でもそうなんですが)
でもだんだん好みの絵柄になってきて、ストーリも好みのものに変ってきました。
それですっかりお気に入りの漫画家となり、今では単行本化されたものは全て押さえてるんじゃなかろうか?と思います。

漫画の場合、あるひとつの作品だけ気に入ることはよくあるんですが、その漫画家の作品全て気に入るってことは、私にはなかなか無いです。
小説(作家)とか映画(監督)だと、よくありますけど。
よっぽど自分の趣味と合う作風なんでしょうね。
全ての作品を気に入ってるのは、他には佐々木倫子さんと川原泉さんくらいかな。(方向性が全然違うやん)

昨夜見つけたのは『マルガリータ』という単行本でした。
昔は細い女性ばかり描いていたんですが、最近は肉付きの良い女性や、ふっくらした感じの女性を描くことが多いです。
この『マルガリータ』でもそういう女性ばかり。

一時期オシャレな設定の漫画を描いていて、それはそれで好きでした。
しかし最近は落ち着いたのか、のんびりした雰囲気の話が多いですね。
淡々とした何気ない話とか、好きです。
こういうところが自分と波長が合うってことなんでしょうか。
このところ絵が変ってきて、自分の好きな絵柄から離れてきてるんですが、それでもお気に入りです。

『マルガリータ』を見つけて、他にも何か出てないかなーと捜していました。
近くに居た少年は、スーツを来たオヤジが少女漫画の棚の前で真剣な顔をしているのを気味悪がっていたようです。
しかしそれもまた快感だったりして。