西成の空気を楽しみながら、話して笑って食べて呑んで巡るこのツアー様ご一行、総勢2名は、
西成区から浪速区へ移動しての6軒目にて、6回目の1杯目を頂きます。
ジャンジャン横丁に来てしまいました。ここは、友がどうしても来たいと。
そうですね、このお店を知らずに一生を終える。なんて~事は可哀相すぎまする。
って、大袈裟かもしれぬが、おススメだからさ、そういう事にしとく。
名物は、どて焼き。・・・って、書いてある。
どろんどろんの名物どて焼き。これを、何やらYouTubeで観て、食べたかったらしい。
一切れだけ、頂きましたわ。嬉しそな友の喰い付き加減が激し過ぎて、
茫然・・・ってなって、一切れを含んだまま、噛むのさえ忘れていたわ。
こんなことなら、先にこっちに来れば良かったものを。
そして、ここはね、おでんが美味しいわ。
私の中で、おでんの具材のトップスターは大根。よ~しゅんだおでんは出汁を食べる=大根よ。
ここのお出汁、凄く美味しいのだよ。本当は1人で来たら出汁をアテに日本酒を呑む。
(まさか、出汁だけを注文するって訳ではないよ。てへ)
私の独断だけど、この店の名物はどて焼きより、おでんだと思い込んでる。
だって・・・美味しいのだもの!。おお。朝っぱらから食べたくなってきたよ。
力を入れなくても『つ・・・・・・』って感じでお箸で綺麗に割れる。
これで荷崩れしないもん。炊き方よ~。時間かけてゆっくりしゅむのだ。
隅々まで出汁が行き届いた大根だから、大根を食べてるっていうより、出汁を食べてる。
美味しい~。幸せだ。この温もりが体中に染み渡っていくよ。
上から、とろろが掛かってる。もはやこれは、もう”おでん”ではないのでは?
れっきとした一品料理であろうと、これだけを見たらそう思う。でも、おでん。
私の古よりのおでんは、何時間もくつくつくつ・・・大きなお鍋で炊く。
追い具材って言いましょうか、さっと出汁を潜らせ具材は無かったぞ。
古典おでんと、現代おでんの違いなのだろう。そして、決め手はいつの時代も出汁なのだ。
とろろの下には舞茸。舞茸って食材が好きだから。その文字が見えたから、
舞茸のおでんと、注文したら、こんな姿になって出てきたの。
一瞬、何だっけ?ってなるやん。本当に美味しい。すっげ~美味しい。
こんな創作おでんのアイデアが、次々出てくるここは、お安い立ち吞みさんよ。
やっぱり、ここの名物は、折角だから”どて焼き”と並んで”おでん”もその座に昇ってもらいたい。
W主演って事で良いではないか。
これだこれだ。友は初のんきや。ならば早めにこれを知っておかねばね。
”くずきり”さ。これも、ちゃちゃちゃ~っと、おでん鍋の片隅で作られる。
ちょいと湯掻いただけなのに、その湯掻き加減・タイミングが絶妙なのだわ。
くずきり本体の柔らかさ加減と、お揚げさんの油の香りがアクセント。
このお揚げさんが有るのと無いのじゃ、全く変わったであろうと思うわ。
これは本当に美味しいし、お出汁も健康的に隠し味に玉葱の皮やしね。
友も美味しいって合格!またこれ食べたいわって、こうやって『くずきりネットワーク』が広がる。
う~ん・・・知らんけど。
もうこうなったら、日本酒欲しい~って思ったら、締めに串カツ行きたいと言う。
しっかり日本酒口になってからの串、あの店しかないな。また来るね。
どうも、ありがとう。締めに行きます。ご馳走様でした。
のんきや
大阪市浪速区恵美須東3-4-5
営業時間 8:00~20:00 火・水休み