寒い。寒いぞ。
そんな寒い夜には・・・・そうだ、辛丹波の熱燗いっときましょ。ほい2合
ここに入ると、『いらっしゃい』じゃなく『おかえり～』って言ってくれる。あ・・はい、ただいま。
ご夫婦がやってる小ちゃなお店。カウンターの上には、お母ちゃん料理が並んでる。
熱燗用意してくれてる間に、『これとこれ、入れて。』って注文。実に分かりやすい。・・のだけど、
早速、なんだかんだ世間話が始まって、喋りながら、『あれ？どれやったっけ？』って。
蓮根や～ん。で、こんなん。蓮根とセロリ炊いたん
ちょっとこれ！美味しいのん。お酢が入ってて、さっぱりとした味付けなのだ。
どうやら、このお母ちゃん、プロのお酢使いだぞ。酢使用が多いもん。
『私が食べたい！って思うもんしか作れへんね～ん』って、言うてはったもの。
ここのお母ちゃん好みは、私とも合うのだな。安心できる味やわ。
『熱燗には・・・おでんいっとく？』って、お父ちゃんに言われたのだけど、スルーしてしまった。
だって、目の前のおかずの方が気になるのだ。
椎茸と豚肉炊いたん
こんなおかず達は、300円やった。今まで知らんと食べてたけど。安いやん！！
仕事帰りやったのでお弁当箱持ってるし、テイクアウトして娘っこに食べさせてやりたい衝動にかられる。
う～ん、でも変かな？って思いとどまる。むむむ・・・。
椎茸も美味し。そんな煮くずれしない椎茸でも、よ～にしっかり煮込んでるあるの。
豚肉がほろほろ口の中で融けるかのように柔らか～。
熱燗と美味しいおかずにお腹も温まって、ご夫婦トークに心も温まって、冷たいのもらいましょう。
ここでしか飲まない、ジンのロック。真ん丸の氷で出してくれるの。
丸い氷、お母さんがアイスピックで作ったの？って聞くと、・・・まさか～！！丸い型があるねん！！って、
楽しそうにケタケタ笑ってるお母ちゃんが愛らしくって素敵だよ。
左にある大きなグラスは、チェイサー。お水だよ。いらんけど・・・。
それより、こっちの方が気になるさ。これ。この鶏肉ちょうだい
鶏の手羽中と葱を照り照りっと炊いたん。
絶対・・・これもお酢を使ってるに違いない。鶏炊くとき、お酢入れたらさっぱりして煮くずれしない。
お肉が、とぅるりんっっと骨からとれるっていうより、脱げるって感じ。軟骨まで食べやすい。
そして美味しい～。甘辛く、でもさっぱり仕上がってて、きりっとしたジンロックによ～合うわ。
ゆっくり３人で世間話しながら・・・と、常連さんがドヤドヤやってきた。
じゃ、そろそろ。またふらっと行きましょう。ここのお料理は参考になりますから。
ありがと～。ご馳走様でした
おふくろの味 呑み処 でん
堺市北区長曽根町734-4
営業時間 17時～24時
定休日 日曜日 ・ 祝日
帰り際に聞きました。テイクアウトOKだそうです。
しかも、おでん用には、持ち帰り用容器も完備してましたよ～。