超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

としまえん

2008-08-21 22:35:35 | 旅行お出かけ
先日照会したウクレレえいじだが公式HPにブログが乗っていた。
サマーキャンペーンでとしまえんに行ったらしい。
絶叫マシンに乗りながら例の「マニアックぅ~でぇごめんね」をやる、いかにも駆け出しのお笑い芸人がやる見世物だったって。
結構がんばってんだな。

としまえんと言えば我が家からそう近くにはないが、結構思い出が深い。
ドリームランドの営業終了から向ヶ丘遊園、御殿場ファミリーランドなど比較的近くの遊園地はどんどん閉鎖していく中でとしまえんの乗り物の充実はすばらしい。
会社で「木馬の会」というメンバ会の法人会員になっていて、夏場はプールから遊園地からすべて入れる券をもらえるからすごくお得だ。

1年に1回与えられる厚生関連のポイントをうまく使えば、家族でほぼただで行ける。

子供が遊べるようになるまで大きくなった後も毎年1回は遊びに行っていた。
私は高いところが全くダメだが結構乗り物は好きだ。

好きなのはジェットコースター類でとしまえんには「サイクロン」「コークスクリュー」「シャトルループ」他があり、どれもそれなりに絶叫系で気に入っている。
妻は何でも好きだが、「シャトルループ」だけはあの突如の猛烈な加速に「魂が後ろに抜け出ちゃった」と言って2度と乗ろうとしない。
息子甘辛はどちらかというとコースター系よりは回るやつが好きだ。「サイクロン」にはあまり乗ろうとしない。
一人ブランコみたいなやつに乗って、高い所まで上がりぐるぐる回るやつなんて放っておくと何回でも繰り返し乗っている。

色々な乗り物があるが、家族それぞれ微妙にダメなやつがあり、みんなで喜んで乗るやつはフライングパイレーツぐらいだ。
私は「おばけ屋敷」類には決して入らないが、息子甘辛はミラーハウスが大好きだった。

一緒に入るのではなく、一人で先に入って彷徨うのが好きらしい。
まだ1年生くらいのとき、知らない間に先に入ってしまったことに気づき、あわてて追いかけたことがある。
当人も一人ぼっちで迷ってしまい後悔していたらしく私を見つけると大喜びで

「父ちゃん!父ちゃん!こっちだぁ!!」

どっぐわわぁーん!

全速力で激突し真後ろに吹っ飛んだ。マジでハウス全体が揺れた。。。彼はしばらく起き上がらなかった。。。
私が慌てて駆け付けると泣き苦笑いで「いってえ」と立ち上がった息子の鼻の先と目の横は赤く腫れていた。
おい大丈夫か?今ので数ミリ鼻が低くなってねえか?ズームインの投稿ビデオ大賞に出したら間違いなく大賞とれるぜ。

このように年に一度は遊びに行っていたとしまえんだが、どういうわけか「コスプレ大会」にかち合うことが多い。
だいたい日曜日が多いのだが、時期はプールをやっているときや寒いときなど色々なのだが。

としまえんはコスプレ会場によく使われるらしい。。。朝から入場しようとするとどでかいキャリーバッグを転がす人が妙に多いのですぐにわかる。
ここ数年で5回行ったうち、3回これに当たったからかなりの確率だ。
あまり子供に見せたくないコスプレもあるのだが、今までいたのは

・実物に比べて四角ばった親父顔のデスラー総統(デスラーグラス片手)
・ちょっと小太りの仮面ライダースーパー1(子供用ライダーマンキャップを持ち、記念撮影)
・髪の毛が明らかにボロキレ製だが何とか立たせてあるスーパーサイヤ人Ⅲの孫悟空
・コスプレ界では邪道な扱いなのか隅っこに固まっている「たけちゃんマンロボ」のようなガンダム
・コスチュームだけはググッとくるが、顔のことは言いっこなしのメーテル

総勢数百人のコスプレ達が何を決めるわけでもなく遊園地内を闊歩し、お互いに写真をとったりとられたりして集う。
コスプレ大会そのものは結構早めに終了してしまい、更衣室が閉じる時間まで帰れらはその姿で乗り物に乗るのだ。
デスラー総統は例のブランコのぐるぐる回るやるに乗っていた。マントはダメと言われたらしく荷物置き場に置いていた。。。

最近行っていないがTDLのような煌びやかなノリではないし、あんなに混んでない。また昔のド●ームランドのように寂れてもいない。。。
これからも正統派遊園地としてがんばってほしいものだ。

ウクレレえいじ

2008-08-20 22:29:31 | ホビー
「マニアックぅ~でぇごめんね。ア微妙でごめーんね。」

はじめて聞いたのは運転中のFM横浜だった。
ラジオなんて渋滞情報と歌くらいしかマジメには聞いていないものだ。そのときもラジオのパーソナリティがゲストに何か質問をしていたが、内容はよく聞いていないかった。
しばらくして「それではちょっとご紹介しましょう。。。・・・です」という声の後にウクレレが流れてきて「マニアック~でぇ・・・」と始まった。

なんだこりゃ?スタジオの公開放送だったのだろうか、ときどきよく聞こえなかったが、注意して聞いていると妻もひっくり返って笑うようなことを言っている。
一発芸のモノマネみたいなものなんだな。しかしシチュエーションがおっそろしくマニアックだ。

しかも微妙に似ているだけでモノマネそのものはたいしたことない。
しかしジャストミートすると失笑は避けられない。そのラジオ番組はちょびっとだけ紹介して終わってしまった。

次に聞いたのは息子甘辛の波崎グリーンサッカーフェスティバルに日帰り応援に行ったときだ。
長い高速道路運転の中でFM横浜を聞いていると、またゲストとして登場したようだ。
ウクレレが流れて「マニアック~でぇごめんね・・・」と始まったのですぐにわかった。比較的おしゃれなFM横浜の専属お笑いなのかな。

今度はよぉく注意して聞いていた。今度はかなり長く流してくれた。90番?まであるらしいが、ホントのネタは500くらいあるらしい。
「これホントおもしろいね。なんて言う人だろう」妻は早速調べて、「ウクレレえいじ」というミュージシャンらしいことを突き止めた。
8月の上旬にCDが発売されたらしい。いろいろ探して結局妻が買ってきた。。。
ノリとしては昔の嘉門達夫の「替え歌メドレー」みたいなものだな。そして問題のマニアック~だ。

うーむ。ウクレレえいじという人は我々よりも年齢が上なんだな。しかもたとえ同年代でも知ってる人は少ないと思われるほどマニアックだ。
多少偏りはあるものの話題空間の広さには絶対の自信を持っている私でも、100番?くらいある中でズバリそのシーンを思い浮かべて吹き出せるネタは20個は無かった。。。
私があまり得意でない映画シーンから引用しているのも少ない理由だろう。でも直接知らなくても、「微妙に似ている」だけに雰囲気で笑えるのだ。

私がわかったやつを紹介しておくと・・・活字にすると何の雰囲気もないが

・映画「REX」からREXを捜す安達祐実・・・「れっくすぅ、れっくすぅ・・・うーん。。。れっくすぅ」

・映画「ゴジラ」から志村喬・・・・・・・・・・・・・「この一匹が最後とは思えない・・・」

・映画「戦国自衛隊」より竜雷太・・・「せん・ごく・じだい・・・か」(薬師丸ひろ子扮する鎧武者に槍で刺されて)

・ぶらり途中下車の旅から正直な舞の海・・「いただきます。。。まっずいですね・・・」

・建もの探訪で何でも褒める渡辺篤史・・・「素敵ですねえ。。。いいネコですねえ」

・建もの探訪で何でも褒める渡辺篤史Ⅱ・・「すばらしいですねえ。。。弟さんですか・・・」

・いい旅夢気分で景色より全然違うところに感動する岡本信人「わあ!・・角部屋だぁ!」

会社で同僚に聞いたら誰も知らなかったが、ブレイクの予感ありだ。。。
私はウクレレもモノマネもできないが、マニアックでごめんね超兵器バージョンなら作れるかも・・・

えーと。。。今度ゆっくり考えよう。

ロケット花火

2008-08-19 21:53:16 | ヒーロー
最近、出社前にも海に行ったりするが、この時期は砂浜とか海浜公園には必ず花火のゴミが落ちている。
最近はマナーも少しよくなって砂浜にゴミは少なくなってきているが、アホウなやつはいなくならないものだ。
特に海辺の花火大会のときには必ずと言っていいほど、自分で花火を買ってきてやってるやつがいるが、何が楽しいのだろう?目の前の巨大な花火の後に余韻を楽しむのかな。

今はおもちゃでも色々な花火が市販され驚くものもあるが、昔ながらのロケット花火はまだまだ顕在だ。
少年の頃は青少年広場にバリケードを作って、「戦争ごっこ」をやっていた。
ちょうど広場を整備中で色々な建築資材も置きっぱなしにされており、地形も複雑で戦場にするにはもってこいだった。
コーラのビンにロケット花火を入れて点火し、敵に向かって発射するのだ。中には専用の発射装置を作り、肩や肘に着装していた武装少年もいた。

私は落下傘花火を囮に敵が上を向いている間に敵陣近くまで忍び込み、ねずみ花火の束を投げつけるのが得意だった。
一度見つかってものすごく怒られ、その後開戦はしていないが、今考えると恐ろしいことをしているな。
線路がすぐ脇を通っており、幸いトラブルは無かったが何かあったら大変なことになっていた。。。(時効成立?)

ロケット花火は安い。たしかに点火してまっすぐ上昇し、パンっと破裂するだけのものだが。
少し金は掛かかるし、一発屋に近いがこのロケット花火の究極の楽しみ方を大学時代の研究室仲間で開発した。
たしか時期は今頃、学生仲間と教授で大島に旅行に行ったときのことだ。

夏休みに何で大島なんていう中途半端なとこなんだっけ?当時は新島や神津島がヤングが集う「危ない場所」だった。
海はあるが繁華街のようなビーチがあるわけでもなく、夕方道具を借りて堤防からサビキ釣りをしたら、小アジや小サバ、その他フグではないが得体の知れない小魚がそれこそバケツ一杯釣れた。

宿に持って帰っておかみさんに頼むと快く全部から揚げにしてくれた。ただ例の見たこともない魚も交じっており、あまり選別しないでそのまま油に放り込んだ大雑把さが気になったが。。。
そこは学生が泊まるにはこれ以上ふさわしいところはないくらい思いっきりの民宿で私しか宿泊客はいなかった。
部屋から洗濯物を干すベランダに黒と緑の女性物のワンピース水着が掛かっていて、おばさんに尋ねると

「ずーっと前、泊っていったお客さんが忘れてったんよ。何の連絡もないからそろそろ処分しなきゃねえ」

その晩、大酒を浴びて酔っ払った私はなんとその水着に手足を通して「着た」らしい。。。むろん短パンTシャツの上だが。
帰ってから教授から「これいいよね」と見せられた一枚のスナップを見て凍りついた。。。

教授のカメラで撮ったらしいがついにネガはくれなかった。

釣りをした次の晩、花火を買って海辺に上げに行った。普通に遊んでいたが、地元の子とおじいさんが遊んでる姿を見て閃いたのだ。
空きカンの中にロケット花火を何本かたて、普通の手持ち花火で「いっせいのぉせっ」と点火するとロケット花火が何本も宙に舞いそれも不特定な方向に飛んでいくので光が尾を引いて実にきれいなのだ。

「アレのすげえのやんねえか?」誰かが言い出した。

花火屋に行って、店じゅうのロケット花火を買ってきた。大き目のカンにびっしり詰め、四方から手持ち花火で点火すると詰め過ぎてロケット花火そのものが飛ばなかった。。。
次にやったときは外側のやつには点火できたが、内側のまで点火するには火が届かなかった。おじいさんたちのやっていたのとあまり変わらない。
我々はこれでも工学部のはしくれだ。あれこれ色々なことを試行錯誤し、「これならいける!」という方法を編み出した。

残った花火全部使ってやったら、周りじゅうから人が集まってくるくらい見事な仕掛け花火と化した。
それは次のような方法だ。
・点火用の手持ち花火の持つところを折ってしまい、大き目のペンキ缶に横に寝かせてメッシュに置き網目を作る。
・網目に導火線がくるように長さを調節したロケット花火を隣と接触しないくらいの密度で網目に立てる。
・4人が2本ずつ手持ち花火をもってろうそくで一斉に火を点ける。
・4人の合計8本の手持ち花火に全部火がついたら、メッシュにした点火用花火に「せえの」で一気に点火!

点火用花火はメッシュになっているので、缶に立ててあるロケット花火にはほぼ同時に点火でき、一斉に発射され光の軌道を描くのだ。
その場にいた人達は何がおきたのが分からず、とにかく集まってきた。
「すごいことやるねえ。」というおじさんの声に、勇気倍増の私達は「もう一軒ある花火屋で全部買ってこよう!」

仕掛けはさっきより大掛かりで、しかも綿密に行われた。スチール製のバケツも用意し、手持ち用花火も山ほど買ってきた。使い方全然違うんだけど。。。
ロケット花火は全部で200本近くあったんじゃないか。いつの間にか周囲には人だかりができ、この世紀の祭典を熱く見守っていた。
警察官がいなかったことが幸いだったようだ。いくらのんびりした田舎とはいえ、たぶん「ダメ」と言われてたろうから。

周りのカウントダウンに合わせて発射が決まったときのすごかったこと。。。
微妙な点火時期の違いから200本のロケット花火は間断なく予測不可能な宙に舞い、ボブ・マーリーが総毛だったような光の筋が、あたり一面を明るくした。
まさに芸術は爆発だ。これは10秒ほど続いてる間は大歓声と満場の拍手喝采だった。


むろん真横に飛び、観客のすぐそばで炸裂したやつもたくさんある。そのスリルもこの一大ショーの魅力だったろう。
光と祭りは人間の精神をホントに高揚するね。終わったあとも興奮は冷めやらなかった。

自分達の見世物でここまで拍手をとったのは、後にも先にもあれ1回だったような気がする。

寒ーい雨の中

2008-08-18 22:11:20 | 少年サッカー
この猛暑の夏で珍しく昨日は涼しい1日だった。
深夜の徹夜作業を終え、早朝に帰宅した私は、一休みして午後から息子甘辛のトレーニングマッチを見に行った。
場所は港北区、第三京浜を使って自宅からは45分ほどだ。

3年生チームも同じ相手チームとの練習試合を予定しているらしく、交互に3試合ずつ行うことになっている。
だいたいどこに行ってもそうだが、我がチームは小兵揃いなので相手チームの選手がひときわ大きく見える。。。
ピッチは小学生用になっているが、ゴールが大人サイズなので、キーパーが豆粒のように見えてしまう。

今日の我がチームはメンバーが5人も欠席してしまっている。控え選手が一人しかいない。底上げできてきたとは言え、あの相手に厳しい試合になりそうだ。
甘辛はいつものCBで両翼のディフェンスとともにがんばっていた。特にいつも両サイドにいる選手は中央側でもするどい当たりで相手のサイド攻撃を押さえ、ヌマさんの神技的セービングで持ちこたえていた。

しかし、1試合目はいつもと違うメンバで連携をミスったのであろうか、前半に1点押し込まれてしまった。
後半は相手チームの大人のようなキック力を誇る選手の見事なフリーキックでキーパーの頭を越されて失点。。。
0-2で一戦目を終えた。

3年生も厳しいゲームを余議なくされていたが、このあたりから小雨が強雨に変わって寒くなってきた。。。
気温は昨日より10度くらい下がってるんじゃないか?見てるほうの震えて、手足がかじかんできた。
「2試合目で終わってくれないかなあ」という声もあった。

2試合目はよくがんばっていた。チャンスも結構あったんだ。
昨日の練習でOBの名選手がお手伝いにきてくれて、サイドスペースに放り込んで走り込む練習を徹底的に行っていた。
あの蹴り込む役は甘辛かその前のTK選手なんだろうな。今日のテーマにもなっていたようだ。

相手の当たりは速く強く、中盤でなかなかキープできなかったが甘辛は一発だけ中央から少し突破し、惚れぼれするようなロングボールを昨日ヘトヘトになるまで練習していた監督の息子U選手にピタリと通した。
課題があってそれを実行させるなんてすごい練習試合してるな。一発しかなかったけど、数はこれから増やせばよいんじゃないか。
この試合はディフェンス陣もがんばって0-0の引き分け。上記のサイド攻撃を含めチャンスもたくさんあった。

雨はさらに強くなり、みんなビショビショだ。見てるほうはここらで打ち止めにしてほしいところだが。。。
3年生の試合の間におにぎり補給をして、アウェイユニに着替えやる気は十分なようだ。

今までの炎天下、上着になるようなものは一切持ってきていない。。。妻は寒さのあまり車のフロントガラスに張る銀色のサンフィールドに蓑のようにくるまり、

「甘辛のママ、変なカッコしてるよ」

とわざわざ言いに来る選手もいた。雨は一向に止む気配がない。5時過ぎて暗くなってきたし。。。
でも、4月に例のボウズチームには雨の中、ボロ負けしたからな。高学年は雨の中でも結構やるらしい。
最終戦はヌマさんはキーパーからセンタフォワードに転向だ。

「オレも!オレも!」と息子甘辛達は騒いでいたが

「お前らはそのまんま。これで市民総体戦うんだもん」と監督。
元気だけは良かったが、今日の少ないメンバで布陣を変えて何とかできる相手ではなかったようだ。。。
アッと言う間に2点取られた。でもKキャプテンは果敢にも相手陣に見事なドリブルで持ち込み、すばらしいシュートで貴重な1点をあげた。今日唯一の得点だ。

その後は豪雨の中、つまらないミスやフリーキックで失点を重ね終了。
とにかく着替えて早く帰ろう。寒くてしかたがない。。。
変えると7時まわるから、いつものサイゼリヤで家族反省会だ。

甘辛はやはり連続の疲れで身体がうまく動かなかったらしい。。。2試合目の見事なロングパスだけ覚えていた。
ということは、それしかいいところが無かったということか。がんばってたと思うけどな。特にカバーするときの「読み」が冴えていた。
連続「練習やる」記録は更新中だが、今日から土日まではすこーし休めるぞ。朝は5時半に起きてKキャプテンとの朝連に出かけて行ったが。。。

深夜仕事

2008-08-17 09:35:33 | 職場
もう何年振りだろうか。久々に完全に夜を徹しての深夜作業に立ち会った。
家族で夜ご飯を食べ、9時半頃家を出た。集合は11時前だ。
何度か足を運んだことがあるビルだが、夜間仕事は初めてだ。着いたときは既に眠かった。

深夜仕事と言ってもあるシステムを新システムに切り替える類の仕事だ。
「実施統制本部」というものものしいネーミングのルームにいるが、別に何をやることもない。何か大トラブルがあったときに、責任の割勘要員の近い。
こういうデリケートなプロジェクトは何ヶ月も前から手順の確認やテストを繰り返して万全を期すものだが、大なり小なり必ず何か起き、ノートラブルというのはまずない。

こんなとき、その人は別に何も悪くないのに、たまたま居合わせるとかなり深刻なトラブルに襲われるという「雨男」というかトラブルメーカーというか「ツイテない人」がいるものだ。元職場でもこのような作業はあったが、彼が行くと必ず何か機器が壊れる、という男がいた。ケガの多い人だった。
これまで数十回このような作業に立会い、トラブルに見舞われたのはわずか2回という私は相当ツキに恵まれていると言える。

開始前15分くらいにスタッフのひとりが気を利かして

「磯辺さん。タバコ吸いますよね。ここ、フロアの喫煙所無くなっちゃって。。。地下1階の中庭なんです。セキュリティ上出たら入れなくなるので、カードをお貸ししますよ」親切にしてくれた。

「ありがとう。でもいいよ。ここ『出る』って聞いたことあるし。。。」私は丁寧に辞した。

居室から出て、トイレに行くにも真っ暗で身の毛がよだつほど恐いのだ。
「出る」と聞いてるビルの地下1階など行くものか。まして中庭なんて真っ暗だろ?肝ダメしじゃあるまいし。
しかし始まって数時間、あまりにも空白の暇な時間が多いので、妙にタバコを吸いたくなるのだった。

「一緒に付いてってあげるよ」

その部屋の責任者とも言える先輩が声をかけてきた。その人はタバコを吸わないので、まさか頼めないよな。
と言うよりは2人じゃまだ恐い。10人くらいいなきゃ。。。恐怖が喫煙欲よりも優っていた。
いくつかの拠点では現地班が現場の作業をしていて、ウルトラ警備隊の作戦室のように常に情報が報じられる。

テーブルには深夜作業お馴染みの、山のようなお茶、ソフトサラダ、歌舞伎揚げに柿の種。。。
酒のつまみに見えなくも無いが、だいたいこの3点は必ずある。大昔は後半飲み会にもなったと聞くが、その名残かな。
終了数時間は確認のための待機時間が長く、応接室で仮眠することもできた。

こうなるとまるで学生名物徹マンだな。学校の最寄駅近くに「順風」という雀荘があり、ペヤングを夜食によく夜中まで打ったものだ。
徹マンでも徹夜作業でも部屋の中に一晩数人でいると必ず同じような現象がおこる。

まず、話題がなくなり同じようなコトを繰り返し話すようになる

次に、腹が張ってガスがたまり、隠れスカするやつが多くなる。

最後は些細なことでも笑いが止まらなくなり、こうなったら末期的だ。
オリンピックの結果をワンセグで見て、ほぼ同年代の私達は昔のオリンピック話に盛りあがった。
さすがに仕事なのでここまで露骨にはならなかったが、似たような症状は見られた。
今回も奇跡的に全くトラブルもなく、明け方無事終了した。

歌舞伎揚げほぼひと袋食ったら、気持ち悪くなってきちゃった。。。
この先もうしばらくいる人、夕方までいなきゃ行けない人、色々いたがとりあえずものものしい「本部」は解散してよいということなので、帰ることにした。
息子甘辛は昨日も午後バッチリチーム練習がありバリバリやっていた。セルティックキャンプの成果はあったのか?

今日は午後から横浜で練習試合だから一休みして見に行くか。。。
7時に帰宅するついでに波のようすを見に行ったらそれなりに残ってはいたが、ものすごい数の人が浮かんでいた。。。


サーフボード購入秘話

2008-08-16 16:20:21 | スポーツ・健康
今日は最近の湘南には珍しく、ものすごい波があった。
台風が接近しているからか、2階から打ち下ろすような波が次々にやってきて、沖に向けて進むのもひと苦労だ。
とか言って、あのぐらいのサイズだと私の手には負えないのだ。トホホ。。。

いつも入る河口西側のエリアはサーフィンの大会が開催されていた。
海は誰のものというわけではないのだが、巨大なアドバルーンを浮かせてその間で行っている。
皆、ちゃんと協力して一般はその外で楽しんでいる。

5,6回いい感じで乗れたろうか。こういう状況だと溺れるのが恐いのであまり沖には出ない。
もうちょっとだけ沖に出るとすごい波に乗れるんだろうけど、クラッシュしたらひとたまりもない。
今日は皆、上手な人達だけが入っているようだ。

1時間半ほどして、疲れがでたのだろうか、パドルが足らずにボード先端が波にのめり込み(パーリングというらしい)まっ逆さまになだれ落ちた。
真上から9フィートのボードが降ってきた。。。危ないところだった。
サーフボードも折れる事故があるそうだが、まんざら大袈裟な話ではないな。怪我しないうちに今日はこれくらいにしておいてやろう。

私のサーフボードは9フィートのロングで、近所のマーボロイヤルというショップで買ったものだ。
40歳になったとき、スクールを申し込んで生まれて初めてボードを手にした店だ。
ウェットスーツの着方も知らなかったんだから、かなりの勇気だと思う。

2時間のレッスンで3回くらいテイクオフすることができた。
超初心者用の浮力が高い特殊ボードだったが、夢を見るような思いだった。風を切るのを感じ、岸辺がすごい勢いで近づい来るんだ。
レッスンが終わると店でロングボードのことを詳しく教えてくれた。そりゃそうだ、これで売れれば収益倍増だもんな。

さすがにその場で衝動買いできるような金額ではなかったが、他の店もいくつか見た上で購入することはほぼ決めていた。
コツコツためたこずかいを一気に放出する買い物だ。
いよいよ購入を決めて再びショップに行くと、その日は店主がたまたまいた。

マーボーこと、小室正則さんという店主は現役最高齢のプロサーファーでこの世界ではものすごく有名な人らしい。
ニッポンのおやじたちに、湘南サーフィンのメローな心地よさを改めて紹介したいとかHPに載せていた。
うーむ。わかったようなわからぬような。。。

店ではきさくに声をかけてきたが、何かやはりオーラを感じるひとだった。
日本サーフィンの草分けであり一時代を築いた人ならではの眼光の鋭さもあった。
あつかましさもすごいものがあったし。。。

「キミ達はこれからサーフィンやんのか。OK!今すぐボード買いなよ。早いほうがいい」

奥のほうからどんどん商品を出してくる。私が買うつもりだったボードもあったから大人しく話を聞いていた。

「どうだいこのスタイル。モールドボードだから一生使えるぜ。売れねえから薦めてんじゃないよ。ホントにモノがいいんだよ」

キャッシュで購入すると、Tシャツやらポスター、雑誌など色々なものをおまけにつけてくれた。妻の分もくれた。
そしてワックスがけをその場で店の人がやってくれてる間、ずーっとしゃべっていた。

「オレ、50過ぎてこの前もらった嫁サンに子供できちゃってさあ。うれしいやらはずかしいやらで困ったよ。。。」MABOさん。

「いいじゃないですか。山本五十六だって父親が56歳のときの息子なんですから」と私。

「うーん。連合艦隊できたか!そうだよな」MABOさんは飛びあがらんばかりに喜んだ。

「そうだ。忘れてた。今サインするからさ」

ワックスを塗り終えたボードをひっくり返し、あたりまえのようにマジックでデカデカとサインしちゃった。
別に頼んでねえんだけど、かなり有名な人らしいからまあいいか。

店内に色々なボードが並んでいるので、ものめずらしく眺めていたら完全にジョークかと思ったことがあった。

「売約済 井上康生様」
「売約済 鈴木桂治様」

またまたあ。あの柔道金メダルの井上康生選手だと?しかも私とほぼ同じロングボードでサーフィン?
MABOさんは柔道ファンなのかな。
ところが・・・実は本当だったらしいのだ!妻がサーファー通り(この名付け親もMABOさんだって)を海から歩いてくる巨大な黒い男とすれ違い、誰かと思ったら鈴木桂治選手だったんだって。

オリンピックは残念でしたね。
でも「自分の調子は最高だった。弱さが悔しい」みたいなことをコメントしていて、感心した。
後付けのいいわけみたいなことを決して言わない潔さに日本の武道を感じた。
実は今日はこれを言いたかったのだ。


ノーパンサッカー

2008-08-15 18:30:55 | 出来事
タイトルが適切じゃないかなあ。オレがやったらしゃれにならんよ。
昨日はお盆の週だというのに出社している友人と念願の「テキサス」で飲み、かなり余韻が残っているからな。

今日は8月15日、終戦記念日だ。一度ソウルへ旅行したとき、8月15日はたしか日本からの独立記念日と聞いたので、複雑なものがある。
息子甘辛は今年夏休みの一大デスロードを何とか乗りきって元気に帰ってきた。
真っ黒になってヘトヘトになって赤い目をして。。。収穫はあったのか?
全部自分から行きたいと言ったものだが、スポンサーだってかなりキツイんだぜ。

今日は亡き父の命日でもある。父上、息子甘辛にこの無理あるロードを無事に乗りきらせてくれてありがとう。
明日、墓参りに行くからね。

この2週間程、ホントに彼はがんばった。
☆8月2、3日 所属チームの招待杯:県内強豪チームに揉まれながら見事な3位
☆8月3、4、5、6日 サッカースクールのサマーキャンプ@御殿場
☆8月8、9、10日 波崎グリーンサッカーフェスティバル:U12チームの中でこれまた見事な3位(決勝ゴールつき)
☆8月11、12、13、14、15日 セルティックサッカーキャンプ

私達の夏休みは水郷へ内房へずいぶん行動半径を広げさせられた。
まあ、子供のためばかりではなくしっかり我々も遊び呆けたんだがな。ただじゃ転ばんさ。。。
しかし今日、横浜駅へ迎えに行ったとき、元気そうな姿を見てさすがに安心した。いつ「過労と熱中症で。。。」という電話がかかってくるかと内心ヒヤヒヤもんだった。

帰りの電車では白目を剥いて寝ていたな。実は明日も午後は練習だからな。
キャンプの記念に練習ボールをもらってきた。邪魔なので無理やりバッグに詰めようと開けると、鼻が引っくり返るほどの匂いに襲われた。。。
こりゃ、剣道部の部室の匂いに匹敵するな。洗濯してねえのか?

あまりの暑さに今日はノーパンで練習したんだって。帰りもめんどくさいんでそのままノーパン帰りだって。ホントに暑さからか?
とりあえずもうやるなよ。サッカーでは試合直前に両チームが並び、審判が結構入念にチェックする。爪が伸びてないか、すね当てをしているか、スパイクのポイントが尖ってないか。。。

でもピピーッ!「キミ、パンツはいてないんじゃない?」というのはみっともないを通り過ぎてあり得ないぞ。他人の顔をするからな。
しかしどんな感じなんだろな。振り子の原理で意外にバランスがとれやすく、動きがよくなるかも。。。

カイパパコーチが親切にもビデオを貸してくれたので例の「ハイパーミラクルシュート」を見た。
うーむ。。。ドリブルというよりはこぼれダマをドカンっと蹴ったのね。たしかにあそこでシュートするとは思わないし、画面にも入っていない。。。
ボールの軌道も画面にない。かなり高い弾道なんだな。気がついたらキーパーはゴール内のボールを取り出している。
結構長身のキーパーだから出会い頭だったのかな。よくわからないけど、誰が放ったかわからないし、どんな軌道かもキーパーが反応できたかもわからないシュートなんてミラクルには違いない。すごいすごい。

今年の熱い夏はまだまだ続くぜ。
ちなみに期間限定でこの夏、彼が歩んだロードに関係するHPを紹介しておこう

http://members3.jcom.home.ne.jp/fujisawafc/TOP:83:79:81:5b:83:57.html
http://allsports.jp/event/00004522.html
http://www.totalfootball.co.jp/Celtic_FC_Chiba_Player_Info.html

やっとこれで一息つけるな。
ノーパン選手君、明日からもがんばりたまえ。

ばんや

2008-08-14 22:49:08 | 旅行お出かけ
昨日、思いつきで決めた小旅行から帰ってきた我々だが、木更津に半年ほど住んでいたのに全く知らなかった土地だった。
富津の先の保田というところだ。ここらの地形らしく、海浜すぐそばまで山が迫っているが、海岸通り沿いに小さな海水浴場が点々とする。
保田港は漁港だけでなく掘削した岩盤の積み下ろしをする大きな船も停泊し、結構入り組んだ形だった。

お盆の週の平日ということもあったろうか、午前10時過ぎに保田インターを降りて、海岸線を走ったがほとんど人っこ一人見当たらなかった。
しかし、港に着くとたくさんの乗用車が駐車場にとまっており、巨大な倉庫のような建物にほぼ満席状態でひとがひしめくところがあった。
あんだありゃ?どうも休憩所、食事処のようだがまだ10時半だ。昼食にはいかにも早いんだが、あの人だかりはものすごいな。
これまで人の気配が無かっただけに異様な光景だった。団体旅行客が休憩してるのかな。

そのあたりは妻がちゃんと調べていて、そこは「ばんや」という漁業協同組合が直営する有名な店らしい。
午前中に、施設に車を駐車し、息子甘辛の練習風景を見たあと、灼熱の道路を10分ほど歩いて行ってみた。
周りには干物やお土産の店がいくつかあり、結構賑わっている。12時15分前だったが、「ばんや」の受付に行くと、席待ち8グループだった。。。

まあ、別に時間は早いし腹が減ってるわけでもないから、待つか。
店内はいかにも活気にあふれていて、魚市場の中にある大食堂という感じだった。正面にはいけすもあり、ヒラメやアワビ、伊勢えびなどがいるようだ。
店内はかなり広い。数百席くらいはあるんじゃないか?
名前を書いて、順番が来るまでに正面のお品書きボードを見て注文を考えておくんだって。

刺身、煮物、焼き物、フライと色んな種類があるな。値段は300円くらいから2000円するものまでまちまちだ。
朝獲れのにぎり寿司とサバのづけ、刺身盛り合わせ、サワラの煮付けを頼んだ。
まず、最初にサワラがきてひっくり返った。途方もない量だ。とても食べ切れる自信がないぞ。こりゃ1匹じゃないな。。。
隣に合席した初老のご夫婦に

「少し召し上がりませんか?こんなにすごいと思ってなかったので」

初老夫婦は遠慮しながらも、二人でこの量には協力してやろうという気になったんだろう。丁寧にお礼を言って食べていた。
味はかなりよい。煮付けと言えばカレイとかキンメだが、どでかいサワラを一本まるごと煮ている感じだ。
刺身とにぎりがきたがこれまたすごい。ネタが大きすぎるよ。。。店の人は

「5点盛りですが、1点3切れづつなんで。。。お二人でちょうどいいですよ」

とぉんでもない。。。一切れで薄く切れば1人前できるような大きさだ。なるほどここは漁師料理ってかんじの大雑把さがあるな。
アジフライは5枚ついてくるし、アジサラダだってどう見ても一人じゃ食いきれない。「あとサラ」はまずもって通じない。。。コチのから揚げなんて50cmはあるぞ。
魚はもちろん新鮮で、途方もない量が格安で食べられる。テレビでも紹介されたんだろな。

味は申し分ないが、刺身ってちょうど手頃な厚さってあるよねえ。。。寿司ネタも出かけりゃいいってものでもなく、シャリとの調和よねえ。
すごい大きさでシャリから落ちちゃうくらいなんだ。
となりの初老夫婦はご主人がビールを飲んでいたが、天婦羅盛り合わせで完全にやられていた。。。野菜やのり、春雨なんかで嵩をかせぐなんて気は毛頭ない。エビ、イカ、キス他が荷崩れするくらい乗っかっており、かなり目が点になっていた。
さらにサバのづけ寿司が5カン付いてきてめげたんだろう、先ほどあげた煮付けのお礼に2カンくれた。
帰り際には

「ごちそうさまでした。煮付けが一番うまかったよ。。。」

そして、その後我々の隣に座ったおじさん一人が注文した「イカかき揚げ丼」を見て、背筋が凍った。
1枚だけでも胸やけに襲われそうなボリュームのかき揚げがなんと(密かに数えたら)4枚乗っている!
どんぶりの水平面から上に2cmは飛び出してるぞ。なお、単品でイカかき揚げを頼むとこの4枚が出てくるようだ。

魚好きの私と妻は翌日もここで食事することに暗黙で決めていた。
刺身食いてえけど、あの厚さでどっかりこられたらちょっと引いちゃうよな。やはり湘南に住む我々の基本技でいくべきだ。
アジのたたきと、スルメイカの刺身に決めておいた。あとは定食セット260円を加えれば十分だろう。

しかし、ここで縁起物好きというか珍しモン好きというか「モノは試し」根性の強い私は

「ここにきて『イカかき揚げ丼』を食わなければ後悔する。いっちゃおっかな。。。手伝ってくれ」

恐怖のイカかき揚げ丼を注文してしまった。スルメはうちの刺身皿よりもでかい、アジはてんこ盛りだ。大丈夫か?
スルメイカ刺身はゲソのキモを醤油であえて一緒に食すと絶品だった。
そして問題のこの丼が意外と食えてしまった。まわりのテーブルはざわつくが実にうまいのだ。外見通りイカと玉ねぎがぎっしりで少し甘めのタレだ。

「こりゃうめえ!全然OKだ」

よく見ると周りのテーブルでも、運んでくるイカかき揚げ丼の迫力に固まりながらも必ず1つは注文しているようだ。
ひとつ5000カロリーくらいあるんじゃないか?
二人だったから多くメニューを頼めなかったが、この名物はお薦めだ。ぜひ試してほしい。

結局旅行記Ⅱ

2008-08-13 22:03:10 | 旅行お出かけ
翌日は朝5時に起床し、周辺の釣りポイントを偵察した。
結構複雑な地形をした港で堤防あり、テトラありでポイントは色々ありそうだ。
人が少ないのか駐車場も適当で止めていいのかどうか、そもそも入っていいのかどうかもわからん。。。

結局宿の人に聞くと実績は宿のすぐ裏のテトラの切れ目という。
早速、浮きフカセで狙う。しかしバッカンが使えないので、コマセを手で撒くしかなく生物反応なしで中止。。。
この前レポートした遠投カゴ釣りに転向した。

高校生くらいのグループが足元でシュノーケルをはじめた。。。
何もここで潜らんでもいいだろうに。。。やっぱりポイントなのかな。
「ぬうぉっ、さかな、さかな!結構でけえぜ。ウニもいるし」ホントかよ。

結局2時間ほど続けたが生命反応なしで、チェックアウトの時間を迎えた。
実はすぐ裏の灼熱のコートでは、息子甘辛達が本場のコーチに教わっていた。(写真)
時々休憩のときは見にくるが、昨日は横の岩場で魚獲りしたし、今日は正面の堤防から釣りやってんだ。親は気楽なもんさ。

昨日からちょこちょこ見にきてるが、コーチが外国人で通訳が一緒に教えている。
なかなか雰囲気出ており、プロチームの練習のようにも見える。
ただちびっこサッカーグループ(2~4年生)の隣で、10人くらいで教わっている甘辛はやはり一番小さくキツそうだ。ミニゲームなんてやるとハジき飛ばされる。。。

よく見ているとこのコーチ流の教え方、練習方法は少し独特な感じがした。
徹底して落として、走ってポストプレーの連続。ミニゲームの中でも攻撃シーンでは特にポストプレーを声高に叫んでいた。
年齢の幅があったからだろうか。小学生くらいでは技術中心かと思っていたが、結構意外だった。

一緒にプレーをして通訳しながらコーチングしていた女性に聞くと、

「スコットランドのスタイルってこの年齢の選手に対しても鍛える目の付け所が違うので面白いです。。。」

もともと募集していた参加人数の3分の1くらいだ。小人数だからボールが回ってくる回数も多い。
こまめに水分を補給していたが、へばっているようだ。でも褒められるとうれしそうだ。
一緒にプレーしていた6年生はみなとても上手な選手達だった。とにかくハイレベル・ハイパワーの中でもまれているようだ。
昨日は真昼間は海で遊んで、夕食後夜までスカッシュに夢中になっていたが今日はカーテンを締め寝ていたようだな。。。

夕方までびっちりやって、その日の練習は終了した。今日はこの後、シャワーを浴びて早めの夕食をとり、大画面テレビでオランダ戦を見る予定だそうだ。
これはコーチの趣味も入ってるかもな。練習終了をもって我々は帰ることにした。

あと、1日半か。。。早いものだ。最後までがんばってこい。
波は皆無だが、水はきれいだし、魚釣りもできた。この施設は家族であらためていいかもな。
ちょっと見の景色はサイパンに近くないこともない。。。
こうして今年の奇妙な旅行は終えた。
昼食に訪れた有名なレストランは別途レポートすることにしよう。


結局の旅行記Ⅰ

2008-08-12 21:30:20 | 旅行お出かけ
月曜日、息子甘辛は4連続イベントの最後の合宿に横浜駅から元気に向って行った。
千葉県の鋸山の向こうだ。今回は一番長く帰りは金曜日になる。
スコットランドの有名チームのコーチを招聘し、個人・チームそれぞれのキャンプが企画された。

今週はお盆の週なので、仕事は結構一息ついているし、あまりやることがない。
ホームページで調べると、キャンプ施設はフットサル、スカッシュ、トレーニングマシンなどが揃い、隣は海水浴場、港も近いところだ。
全部屋海に面し、快適そうだ。

「いっそのこと、同じとこ行っちゃおうか?」

我々夫婦は結構こういった思いつきの行き当たりばったりの旅行をしてきた。
本場欧州のプロコーチがどんな練習をするのか、見てみたいのもあったが、それだけでは面白くない。
当然近くのビーチや釣りポイント、地元名産や食事の有名処を調べておいた。

路線検索で調べるとなんと我が家から1時間半で着いてしまう。
電話で聞くと12日だけ1泊空いているという。ここだとばかりにメールして予約してもらった。
はっきり言って聞いたこともない地名と施設だが、調べれば調べるほど私のための旅行のようだ。

妻から予約が取れたという連絡がきた時、あまりに楽しみで会社を早引けしてしまった。。。
翌日は7時に出発した。
生まれて初めて海ほたるへ行った。今年で10周年だそうだ。となると10年以上そちらの方面には足を向けていないことになる。

よく、「海ほたるから中継です」とか混雑振りが報道されているが、なるほどこれは面白い。
魅力的な海産物を使った食事やお土産があり、ゲームセンターもあり、景色もよい。
ここに来るだけでも結構時間をつぶせるだろな。これで周囲のテトラから釣りでもできる施設があったら通っちゃうね。

トンネルを掘削した巨大ドリルがモニュメントになっていた。
確か完成したときの報道はよく覚えている。両側から掘り続けてほぼ狂いなく鉢合わせできるという驚くべき技術に、取材していたアナウンサーは

「もし、万が一気がつかずにすれ違って向こう側までいっちゃったらどうするんですか?」

「そのときは『上り」と『下り』にします」と技術者。

うーむ。作業着で堅めに見えるが中々ナイスなセンスを持っていた。
むろんそんなことは決してない。ほとんど寸分の狂いもなくこんにちはできるのだそうだ。
10年たって初めてきたが、なかなかの名所なのは確かだ。

ゲームセンターに入ると、息子甘辛の好きなドラゴンボールのウォーターサーバが景品のUFOキャッチャーがあった。
ウルトラシリーズスーパービッグフィギュア全集(後日紹介)で鍛えた私だ。

「これにアクエリアス入れてサッカーに持たせてやったら喜ぶだろな。とってやろか?」

綿密に角度をチェックし始めた。
妻はすぐに係員を呼びつけ、どうやったら獲れるのかニッコリ尋ねていた。
息子甘辛のノリはこの二親から生まれているのだ。しかし思ったよりてこずり、やっとの思いでゲットした。

海ほたるを出てしばらくするともう木更津だ。実は約20年前入社した直後は数ヶ月木更津で暮らしたことがある。
実家の茅ケ崎と往復するには地の果てのように遠く感じたものだ。特に車のときは。。。
しかし、今はわずか1時間あまりで到着だ。しかしその先の高速道路では昔と違う、何もない山と海だけの内房だ。

すぐに施設についた。のんびりした田舎の風景の中でちょっとイカす建物だが、中に入ってみると。。。
うーむ。正直、あのホームページってこれ以上修正したら違法と言われる「見合い写真」だよな。
まあ、いいや。ところでキャンプではどんな練習してるんだろな。

フットサル場で降りていくと、やってるやってる。。。
ん?ずいぶん少ないな。それに、やけにメンバがでかくないか?
甘辛は見にきた私達に途中で気付いたようだが、気恥ずかしかったんだろう。知らん顔をしていた。

しかし、午前中の練習を終え、引き上げてきたときに目の前にきたので声をかけた。

「どうだ?調子は。何かみんなデカくねえか?」と聞いた。

「5年生オレひとり。。。中3もいるんだよ。キツイぜ」

あんまり参加メンバが集まんなかったのかな?まあ、これはこれでいい勉強になるだろう。
さすがにパワーとスピードが全然違うし、苦戦しているようだな。猛暑の中で疲れもピークだろうしな。
自分で行きたいと言い出したキャンプだが、ちょっとムリだったかな。少し心配になってきた。

夕食はBBQパーティだったようで、楽しそうだったがあまり食べてはいなかった。
まだ3日あるぞ。しっかり食べて早く寝ろと顔を合わすたびに囁いた。
ロビーでオリンピックの柔道を見ていたら誰もいなくなったんで、寝たんだと思っていたら、受け付けのスカッシュコートモニターに何か張り切って走り回っている。。。

親ならあの後ろ姿はよくわかる。。。
明日、大丈夫かよ。さっき午前練習後、昼食をとって海で遊んでいたのも目撃したぞ。。オレは明日やることがいっぱいあるんでずーっとは見ておれんぜ。。。


オレ達は夏休みの旅行できてるんだからな。