民放でこれといったお気に入り番組はないが、ちょうど曜日による帰宅時間と合うのか「マツコの知らない世界」という番組はよくテレビに映っている。(ということは家族が見てるんだろう)かき氷、リカちゃん人形、チャーハン、エレキギター、イヤホンなど知らないわけではないが、それほど興味を持つこともないモノにとことんこだわる、又は深みにハマっている「●●の世界」という話である。かき氷は全国の有名な店の品が紹介されていたし、ヨっちゃんの何百万円もするエレキギターのコレクションもあった。初登場から代々のリカちゃんを細かく語る男性はかなりシュールに見えた。その番組で確か先週だったが「卒業ソングの世界」というお題があった。卒業ソングマニアという人が登場し、古今の卒業式で歌われた曲を実際の中高生の合唱も織り交ぜて紹介していて、思わず懐かしく見入ってしまった。その人によれば卒業ソングとは「カタルシス」(気持ちの浄化)だそうである。
我々に当たる30〜50代が実際に卒業式で歌った曲は「仰げば尊し」「蛍の光」のワンツーフィニッシュを除くと「贈る言葉」「大地讃頌」「巣立ちの歌」となっていた。我々はリアル金八世代だからむろん「贈る言葉」は知っているが、実際には歌わなかった。マツコさんは「大地讃頌!懐かしい〜」と感嘆していたが、どちらかというと私にとっては「合唱祭」の歌である。確か高校1年の時の課題曲だった。実は甘辛も中学時代に合唱祭で歌ったという。親子して「ははなぁ〜るぅ、だいちぃの・・・・」と始まってしまい、耳について離れなくなってしまった。。。5位の「巣立ちの歌」というのは80〜90年代に多く歌われたそうだが、妻も甘辛も全然知らなかった。甘辛の入る10〜20代が実際に卒業式で歌った曲は「旅立ちの日に」が1位だった。これは実際の中学校の教員によって作られた曲だそうで、甘辛も中学の卒業式で歌っていた。近年では卒業ソングとして定番のようだ。「あの歌、みんなで大合唱されると聴いてる方はうるうるくるんだよな」「でも、オレは本番よりもリハーサルの時のほうが、じーんときたぜ」と甘辛はいう。分かる分かる。私もそうだったが当人にとって本番はいつもと全然違う雰囲気なのであまりピンとこないが、普段着スタイルで練習などをすると「卒業式間近」を感じてしまい、何か「じわーん」と寂しさを感じてしまうのだ。
全く同じタイトルで「川嶋あい」という人の曲が2位になっていた。3位の森山直太朗さん「さくら(独唱)」は分かるが、EXILEや嵐なども定番だというから時代の移り変わりを感じる。「アンジェラアキの『手紙』とか入ってねえかな。あの曲は合唱するにゃ辛いかな」「5位に入ってんじゃんか。父ちゃん、目ぇ悪くなったなー」私はテレビの真ん前にがっつり陣取った。卒業式に歌った曲というのは年代別もそうだが、小中高のどれで歌ったかにもよると思われる。私は小学校卒業の時に「たぁのぉーしく、すぅぎーた、ろくーねーんのぉー、まぁなーびの、にぃわーよ、さよーぉなぁらー・・・」という曲を歌ったのだが、題名は思い出せない。貧乏校なのか信じられないことに当時は体育館がなく、グランドで卒業式の予行演習を行っていた。ところがかなりのレベルにある私の晴れパワーを覆す者がいて、当日は土砂降りの雨・・・!何とそれぞれの教室で担任から卒業証書をもらい、スピーカーから流れる伴奏に合わせて歌ったからよく覚えているのだ。甘辛の時は卒業生退場しにGReeeeNの「遥か」が流れ、かなりうるうるきたものだ。「でもなんたって反則技は『さよならぼくたちの幼稚園』だよな」妻は大きく頷いた。そのまんま捻りがないがTUBEの「湘南My Love」は母校の卒業式でぜひ歌ってほしいと思う。
番組では「卒業式に歌った曲」から「卒業を歌った曲」に話題が移っていた。さすがに舟木一夫さんの「高校3年生」は馴染みがなかったが、昭和の卒業ソングとして少年少女合唱隊が実際に「卒業写真」「なごり雪」などを歌い始めた。斉藤由貴さんの「卒業」が紹介された時、マツコさんは興奮して「卒業式で泣かないと冷たい人と言われそう、でももっと悲しい瞬間に涙はとっておきたいってのよ!あの子たちに意味分かるのかしら・・・」一番有名なのは故・尾崎豊さんの「卒業」のような気がするが、私にとっては同じ時期では菊池桃子さんの「卒業」の印象の方がはるかに強い。「絶対『制服』は入るはずだよ。ほら、あっただろ!あとナカジの『じゃあね』もねえかな。」この頃になると、いつの間にかテレビに向かって話し始めていた。。。アイドル全盛期の松田聖子さんは新曲を出すたびにベストテンで連続1位記録を塗り替えていったが、高校生の時、クラスの男子になぜか絶大な人気を誇ったの「制服」だった。「赤いスイートピー」のB面である。我が校だけの流行りかと思っていたら、ホントに名曲として扱われていて不思議な感じがした。
「この曲もあの子たちに歌えるのかしら・・・」マツコさんが首を傾げていると、幕の向こうには柏原芳恵さんその人がいて、「春なのに」を熱唱していた。ザ・ベストテンで見た「ハローグッバイ」しか知らないし、アイドルとして松田聖子さんには及ばなかった気がするが、中島みゆきさんに救われた感じがする。年代を超えて歌い継がれているというのは中々できないものだ。マツコさんは「あー、いい匂い」とうっとりしていたが、帰り際に妖精のようなドレスをひらひらする彼女を見て「50を前にして、あの衣装はちょっと痛いかな・・・」同性の見る目は厳しいものだが、私も同感だった。妻によると海援隊の「贈る言葉」は元々は失恋を題材にした歌であったという。確かに歌詞だけ見ると、フラれたか別れたかで女性が去っていくようなイメージがある。ただリアル金八先生ではエンディングにこの曲がかかり「3年B組」の名簿がテロップで流れ出すと「愛するあなたへー」というのは金八先生が初めて受け持った受験生徒たちに向けての贈る言葉だと信じて疑わなかった。
昭和の卒業ソングとして他に「なごり雪」「いちご白書をもう一度」「思い出がいっぱい」などが挙がっていたが、どんずば「卒業」を語るものではなく、男女の別れを綴った「名曲」が多いことが分かる。H2Oの曲は私がファンだったおニャン子12番が演じた「みゆき」の主題歌だったと思う。ナカジの「じゃあね」が入ったのは嬉しかったが、さらにマイナーな「グラジュエイション」という倉田まり子さんの曲があったらこの番組はホントにすごいと思った。確かNHKのレッツゴーヤングで松田聖子さんも属していたアイドルの「サンデーズ」を卒業するときに歌っていたと思う。(全然確認してないのでいい加減だが)
私は中高を卒業するときに何を歌ったかを思い出すことができないので、今度クラスメイトと会う機会があったら聞いてみたいと思う。リアル金八世代の我々は確か「贈る言葉」は歌わなかった。高校卒業の時、まだTUBEはデビューしていなかった。
もうすぐ息子甘辛は高校の卒業式を迎える。私は仕事の都合でどうしても参列できそうもないので妻と実家の母親が行くことになろう。どうも式典は甘辛の通った学校の敷地ではなく私が幾度となく足を運んだ某キャンパスで行われるらしく、母親にとっては6回目の登場となる。(これだけ行けば満足だろう・・・)どんな曲を歌うのだろうか?高校ってあまり卒業に際して皆で合唱するイメージがないのだが。。。
最後にスポーツクラブでバイク漕ぎをしているときに見ていたニュースで出たクイズから・・・
「すぐに諦めて負けを認めてしまうのは何年生?」
答えは高校3年生(高3つまり降参・・・)。さてひねくれ者の私はある閃きがあったのだが、自信をもって何と答えたか?
我々に当たる30〜50代が実際に卒業式で歌った曲は「仰げば尊し」「蛍の光」のワンツーフィニッシュを除くと「贈る言葉」「大地讃頌」「巣立ちの歌」となっていた。我々はリアル金八世代だからむろん「贈る言葉」は知っているが、実際には歌わなかった。マツコさんは「大地讃頌!懐かしい〜」と感嘆していたが、どちらかというと私にとっては「合唱祭」の歌である。確か高校1年の時の課題曲だった。実は甘辛も中学時代に合唱祭で歌ったという。親子して「ははなぁ〜るぅ、だいちぃの・・・・」と始まってしまい、耳について離れなくなってしまった。。。5位の「巣立ちの歌」というのは80〜90年代に多く歌われたそうだが、妻も甘辛も全然知らなかった。甘辛の入る10〜20代が実際に卒業式で歌った曲は「旅立ちの日に」が1位だった。これは実際の中学校の教員によって作られた曲だそうで、甘辛も中学の卒業式で歌っていた。近年では卒業ソングとして定番のようだ。「あの歌、みんなで大合唱されると聴いてる方はうるうるくるんだよな」「でも、オレは本番よりもリハーサルの時のほうが、じーんときたぜ」と甘辛はいう。分かる分かる。私もそうだったが当人にとって本番はいつもと全然違う雰囲気なのであまりピンとこないが、普段着スタイルで練習などをすると「卒業式間近」を感じてしまい、何か「じわーん」と寂しさを感じてしまうのだ。
全く同じタイトルで「川嶋あい」という人の曲が2位になっていた。3位の森山直太朗さん「さくら(独唱)」は分かるが、EXILEや嵐なども定番だというから時代の移り変わりを感じる。「アンジェラアキの『手紙』とか入ってねえかな。あの曲は合唱するにゃ辛いかな」「5位に入ってんじゃんか。父ちゃん、目ぇ悪くなったなー」私はテレビの真ん前にがっつり陣取った。卒業式に歌った曲というのは年代別もそうだが、小中高のどれで歌ったかにもよると思われる。私は小学校卒業の時に「たぁのぉーしく、すぅぎーた、ろくーねーんのぉー、まぁなーびの、にぃわーよ、さよーぉなぁらー・・・」という曲を歌ったのだが、題名は思い出せない。貧乏校なのか信じられないことに当時は体育館がなく、グランドで卒業式の予行演習を行っていた。ところがかなりのレベルにある私の晴れパワーを覆す者がいて、当日は土砂降りの雨・・・!何とそれぞれの教室で担任から卒業証書をもらい、スピーカーから流れる伴奏に合わせて歌ったからよく覚えているのだ。甘辛の時は卒業生退場しにGReeeeNの「遥か」が流れ、かなりうるうるきたものだ。「でもなんたって反則技は『さよならぼくたちの幼稚園』だよな」妻は大きく頷いた。そのまんま捻りがないがTUBEの「湘南My Love」は母校の卒業式でぜひ歌ってほしいと思う。
番組では「卒業式に歌った曲」から「卒業を歌った曲」に話題が移っていた。さすがに舟木一夫さんの「高校3年生」は馴染みがなかったが、昭和の卒業ソングとして少年少女合唱隊が実際に「卒業写真」「なごり雪」などを歌い始めた。斉藤由貴さんの「卒業」が紹介された時、マツコさんは興奮して「卒業式で泣かないと冷たい人と言われそう、でももっと悲しい瞬間に涙はとっておきたいってのよ!あの子たちに意味分かるのかしら・・・」一番有名なのは故・尾崎豊さんの「卒業」のような気がするが、私にとっては同じ時期では菊池桃子さんの「卒業」の印象の方がはるかに強い。「絶対『制服』は入るはずだよ。ほら、あっただろ!あとナカジの『じゃあね』もねえかな。」この頃になると、いつの間にかテレビに向かって話し始めていた。。。アイドル全盛期の松田聖子さんは新曲を出すたびにベストテンで連続1位記録を塗り替えていったが、高校生の時、クラスの男子になぜか絶大な人気を誇ったの「制服」だった。「赤いスイートピー」のB面である。我が校だけの流行りかと思っていたら、ホントに名曲として扱われていて不思議な感じがした。
「この曲もあの子たちに歌えるのかしら・・・」マツコさんが首を傾げていると、幕の向こうには柏原芳恵さんその人がいて、「春なのに」を熱唱していた。ザ・ベストテンで見た「ハローグッバイ」しか知らないし、アイドルとして松田聖子さんには及ばなかった気がするが、中島みゆきさんに救われた感じがする。年代を超えて歌い継がれているというのは中々できないものだ。マツコさんは「あー、いい匂い」とうっとりしていたが、帰り際に妖精のようなドレスをひらひらする彼女を見て「50を前にして、あの衣装はちょっと痛いかな・・・」同性の見る目は厳しいものだが、私も同感だった。妻によると海援隊の「贈る言葉」は元々は失恋を題材にした歌であったという。確かに歌詞だけ見ると、フラれたか別れたかで女性が去っていくようなイメージがある。ただリアル金八先生ではエンディングにこの曲がかかり「3年B組」の名簿がテロップで流れ出すと「愛するあなたへー」というのは金八先生が初めて受け持った受験生徒たちに向けての贈る言葉だと信じて疑わなかった。
昭和の卒業ソングとして他に「なごり雪」「いちご白書をもう一度」「思い出がいっぱい」などが挙がっていたが、どんずば「卒業」を語るものではなく、男女の別れを綴った「名曲」が多いことが分かる。H2Oの曲は私がファンだったおニャン子12番が演じた「みゆき」の主題歌だったと思う。ナカジの「じゃあね」が入ったのは嬉しかったが、さらにマイナーな「グラジュエイション」という倉田まり子さんの曲があったらこの番組はホントにすごいと思った。確かNHKのレッツゴーヤングで松田聖子さんも属していたアイドルの「サンデーズ」を卒業するときに歌っていたと思う。(全然確認してないのでいい加減だが)
私は中高を卒業するときに何を歌ったかを思い出すことができないので、今度クラスメイトと会う機会があったら聞いてみたいと思う。リアル金八世代の我々は確か「贈る言葉」は歌わなかった。高校卒業の時、まだTUBEはデビューしていなかった。
もうすぐ息子甘辛は高校の卒業式を迎える。私は仕事の都合でどうしても参列できそうもないので妻と実家の母親が行くことになろう。どうも式典は甘辛の通った学校の敷地ではなく私が幾度となく足を運んだ某キャンパスで行われるらしく、母親にとっては6回目の登場となる。(これだけ行けば満足だろう・・・)どんな曲を歌うのだろうか?高校ってあまり卒業に際して皆で合唱するイメージがないのだが。。。
最後にスポーツクラブでバイク漕ぎをしているときに見ていたニュースで出たクイズから・・・
「すぐに諦めて負けを認めてしまうのは何年生?」
答えは高校3年生(高3つまり降参・・・)。さてひねくれ者の私はある閃きがあったのだが、自信をもって何と答えたか?