超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

さらば広島市民球場

2008-09-30 20:55:07 | ヒーロー
一昨日が広島市民球場は最後のセ・リーグ公式戦だとニュースで見た。
目下、広島は4位のようだがクライマックスシリーズに出場できれば、まだ試合は行われるようだ。
たしか鉄人衣笠選手を話題にしたことはあるが、私は特に広島ファンということはない。


子供の頃見ていた「巨人の星」「侍ジャイアンツ」などで、登場してきた昔のスタジアムが次々と新しいドーム球場になり、なくなっていくのは少しさみしい気がする。
後楽園球場はバックスタンドの両サイドにある「パイオニア」のネオン看板?が印象深かった。

巨人の星は世代的にちょっと前なのだが、侍ジャイアンツはほぼドンピシャだ。
球場そのものを覚えているシーンは二つ。。。

一つ目は中日球場。巨人のV9が阪神のマジック1でほぼ絶望的になったとき、事故にあった弟を番場蛮が命がけで救ったと聞いた不調の大砲万作が、ちょうど蛮の乗車する新幹線が通過する際に放った友情の特大場外ホームラン。なんとホームランボールは新幹線の線路をも越えて飛んでいった。与那嶺監督がいい味出していた。
たしか中日球場は名古屋駅の少し手前で新幹線から中がちょっとだけ見えた記憶がある。


二つ目は最終回の後楽園球場。メジャーから来た選手に縦の分身魔球をスタンドに運ばれ、失意のどん底にいるところを影の恋人?とも言える女性に連れられ後楽園遊園地の観覧タワーに乗り込む。
たしか「あのグランド何に見える?」とか言ってスタジアム内を指さす女性の言葉とライバルたちの激励により、後楽園のマウンドにたった。
たしかに遊園地のタワーに乗ると、スタジアムの内部が見えたんだ。

小学生の頃、ジャンボスタンドではあったが初めて後楽園球場に連れて行ってもらったときは、前日うれしくて寝られなかった。
かなりのテレビっ子だった私はいつもテレビでしか見たことのない、王選手やミスターの姿を豆粒ほどながら生で見たとき興奮して震えたものだ。
王さんは顕在だったが、ミスターは晩年に近かったかな。打率は2割5分くらいだったから。。。

また、意外に大好きだったのが川崎球場。
父親が通う会社がシーズン席を持っており、ガラがイマイチ良くなかったが、結構連れて行ってもらった。
すごくフレンドリーでプロ野球選手をかなり間近で見ることができる。

まるは大洋が横浜に移ってしまい、パ・リーグの球場になってから、フレンドリーさが更に増した。
ベンチ入りしなかった選手が練習後、表の階段でスパイクをバンバン叩いて埃を落としていたり、うどんを食っていたりする。。。
声をかけると笑顔で手を振ってくれる。

外野席で○×?みたいなことをやってたり、流しそうめんしてるシーンが珍プレー好プレーで映し出されるのも川崎球場だ。
野球場ってやっぱり夜空の下のナイター照明がいいな。そんなところがもはやなくなってしまうのは残念だ。

バックアタックの成功?!

2008-09-29 21:55:02 | 少年サッカー
と言ってもバレーボールの話ではない。ホントは昨日だったのだが、別の話題があったので今日にした。
熱海保養所から直接駆け付けた息子甘辛の練習試合の模様だ。
練習試合は3試合予定されており、1試合目はDDというホームのすぐそばの小学校チームだ。2、3試合目は以前も話題にしたことのある、アルゼンチン監督率いるラテンのノリのチームだ。

今週末、市内の小学校は運動会が開催されるためグランドが使えない。いつも市の施設をホームとしているアルゼンチンチームのグランドで行われた。
1試合目のDDというチームは息子が今のチームになってからは負けたことがないが、以前いたチームでは市民総体であたり苦笑いした経験がある。
それは3年前、息子が2年生チームだったときの話だ。

めったに試合をやることがなかった以前のチームは、たまに公式戦があると見るチームすべてが途方もなく強く見えたものだ。
そのときのDDというチームも赤いユニフォームで体もずいぶん大きく、ボロ負けの心配ばかりしていた。
ウォームアップのとき、たまたま相手チームDDの監督が

「前半で5点とって試合を決めろ!」

と息巻いていた。それをたまたま教えた息子達が奮起したのだろうか、めずらしく当たりが強く奇跡的にも1点を先制した。
相手のチームに「ホントに2年生?」というほどとてつもなく大きな選手がおり、一人大人が混じっているようなゲーム運びだった。
他の選手も大きかったが、いかにもその巨人が中心のワンマンチームだった。後半はだんだん実力差が出て、その大きな選手にらくらく同点にされてしまった。。。

ところが、2年生の8人制で時間も短かったこともあり、そのまま同点で終わりPK戦になってしまった。
相手チームはもちろんそのワンマン選手がGKだ。
こちらのキーパーが優秀だったのか、なんと勝ってしまった!相手チーム選手はがっかりだ。。。
こちらが弱そうなチームといえ、相手を見下すように油断するとこんなことも起きるものだと考えさせられた経験だった。

今日もおそらくそのときにいた選手が中心でがんばっていた。身長は170センチくらいある!
ストライドがあるから、直線スピードもあり大人のようなキックを炸裂する。小兵揃いの現我がチームの中で頭一つ抜け出ていた。
しかし、スピードとパスワーク、そして当たりの速さで勝る我がチームはあっと言う間に得点を重ね、終わってみれば4-0の圧勝だ。機動力を鍛えに鍛えた勝利かな。

息子甘辛はセンターバックにいたが、前回の練習試合からテーマとしていたのか、相手のパスをカットした後前線に仕掛けようとしていたようだが、まだ遠慮がみられた。
コーチからも「ドリブルで上がれ!」と檄を飛ばされていたようだ。
運動会も近いので、ここんところトップスピードでドリブルする練習ばかりしていたが、まだ自信がないのかな。

2試合目はアルゼンチンチームだ。独特のパスワークで動くがプレーが荒っぽい。
甘辛はボランチ?のポジションに上がっていた。だが見ていてどうも動き方がわかっていない。。。
ディフェンスが崩されそうになると、気になってすぐに戻ってしまうので、真ん中が中空になり、守りから攻めへの転換がスムーズにできないようだ。
だいたいなんでゴールキックを蹴ってるんだ?・・・

前半イマイチぎくしゃくしてプレーも軽かったディフェンスが崩され、失点してしまった。うーむ。。。あんまりいいところがないな。
ハーフタイム監督からの言葉は厳しかった。。
「気持ちが入っていない。1対1でやられ過ぎている。。。特にディフェンス!・・・甘辛がいないと守れないのか?・・・」

これまたうーむ。なんとも言えない重いお言葉だ。3年前のDD相手のPK戦ではメンバにすら入れなかった甘辛が、そんなこと言ってもらえるのか。。。
この強豪チームで随分鍛えてもらったし、結構頼りにされてるんだな。
後半はいつものポジションでメンバーも少し変え、リードもしたがミスでの失点もありドローだったかな。
人工衛星になっちゃった甘辛のフリーキックが惜しかった。。。どんな練習したらいいんだろな?

私は一人で遊びまわっていた疲れもあり、バイクをとりに駅まで行くためこれで帰るつもりだった。
しかし3試合目は同じアルゼンチンチームでも前半は6年生が登場するという。せっかくだから応援して行こう。
朝からダルそうで動きもイマイチだった甘辛だが、そろそろ何かやってくれそうな気がする。

先日の練習試合以上に果敢に中盤からオーバーラップしようと仕掛けていた。そういう指示なのかな。
シュートも2,3本打ったようだ。でも、今一歩欲しいスペースに長いボールを落とせない。
味方フリーキックで相手ゴール前の絶好のこぼれタマを頭でゴール外へ・・・はずすほうが難しいんじゃないの?

後ろで見ていたコーチは

「うあぁーそりゃねえぞ!親の顔が見たい・・・」と笑いながらコーチ。監督からも「甘辛!~」と叱り声。。。

どうもすみません。父母そろって後ろに控えております(笑)

「きっと、ディフェンス本能でクリアしちゃうんだよ。。。」

ははは。ヌマコーチきついねえ。(笑)

フィジカルな差から前半に失点してしまったが、甘辛が珍しくフリーキックをいいところに落としてエースSR選手が同点ゴール。
そして後半は相手チームが先ほどの5年生チームになった。我がチームの選手だけ、3試合フルフル出場なんだな。
そして、後半何分かしてから。。。ハーフウェイ手前でボールをカットした甘辛が結構キレよくドリブルで仕掛けて行った。
Y選手が大きく外に開くのに相手ディフェンスがつられたのだろう。。。前が空いたところを一気に持ち込んでなんと左足で逆サイドネットにゴール!

こりゃあ、すばらしかった。親の顔をこれだぜえ!
タイミングよくカウンターになれば、ノーマークで進めるだけかなりのチャンスになるようだ。
足技や緩急をつけられるようになれば、結構武器になるかもな。コーチはこれを狙っていたのか。。。

家に帰ってから風呂で聞くと、久々の得点にうれしさ満々だ。確かにめったにないチャンスで結果が出せてよかったよな。

「んもうっ、Y也に縦に出そうとしたんだけど、サイドに開いていくんでそのままいけるかなあと思って突破したんだ!。オレの進むコースが開けていくのが見えたぜえ!」

またまたぁ・・・すーぐ調子にのる。。。たまたまスピードに乗って相手選手の隙間を突破できただけにも見えたが。
コーチの言うように緩急がつけられるように磨きをかけるんだな。あとは頭で得点できなきゃな。。。注文は厳しいぜ。

深夜だったが、Oコーチからメールが届いた。
当初にレベルアップ目標とした5つのポイントについて、現時点でどうなのか質問した選手がいたそうだ。えらいなあ。。。
どの選手がどのポイントをレベルアップできたか、実に丁寧に観察されている。

でも、あと半年で最終学年。。。レギュラー争いは厳しいらしいぜ。
どのポイントにも名前を出せるようがんばってほしいものだ。
あと、甘辛には足の外側だけで当たりに行くダメダメポイントもある。。。これは早く消さなきゃいかんぜ。

伊豆山港

2008-09-28 10:28:43 | 旅行お出かけ
熱海温泉に旅行に来ていた我が家だが、息子甘辛の練習試合が午後からあるため、朝風呂へ入り朝食を摂って少し休むとチェックアウトして直接会場へ向う。。。
結局甘辛は旅行で「花より男子」しか読んでいなかった。宿にはカラオケも卓球もあるんだが。。。まあ、最近休みなく身体を動かしていたので、少しはゆっくりできたんかな。

私はむろん5時起きで近くの小さな漁港で昨日余ったエサを浸かってカゴ釣りのつづきだ。
伊豆山港というマイナーな小さな港だ。
何度か家族で来たことがあるが、あまり人気がないところだ。あまり釣れるというポイントではなさそうだが、チョイ投げでキスやメゴチ、ヘチ釣りでウマヅラ、フカセで40cmくらいのクロダイが釣れたのを見たことがある。


玄関ホールを出るとオートロックがかかってしまうので、7時くらいまではインターホンで頼まないと外から入れない。
装備はすべて車の中だから、普通に着替えてそのまま出てしまった。。。
外はまだ薄暗いが予想以上に寒い。Tシャツに短パンではかなりつらいかもしれん。

部屋に戻って何か上着を持ってこようかとも思ったが、気の弱い私はインターホンを押すことができず、そのまま車を走らせた。
昔TVコマーシャルでやっていた「水葉亭」の真下あたりだ。
伊豆山港ほんの5分ほどだ。なんと、2人ほど先に来ている釣り人がいる。。。

昨日の残りエサが結構ある。付けエサのオキアミもあるし、コマセエビも2パック残っている。
いつものメジナ釣りは配合エサと冷凍オキアミを混ぜるので、臭いはたいしたこおtないが、コマセ用パックはものすごーく臭い。。。
こりゃあ、くっついたところはよっぽどきれいに洗っていかないと怒られるな。。。

それにしても寒い。やっぱりピステ持ってくりゃよかった。。。
2本ある防波堤の短いほうに入っていたが、よく見るとすぐそばは磯場っぽくなっているが、その向こうは白く見え砂場のようだ。
こんなところでカゴ釣りして釣れんのかな。

ウキが何の反応も示さないが、カゴのコマセがなかなか流れでないので、待っている間寒さに耐えるだけだ。
短い竿にチョイ投げ用の仕掛けを作り始めた。
いつものイソメじゃないけど、オキアミでも何か釣れるかもしれん。何かやってないと寒くてしょうがない。

そのうち人差し指くらいのハゼがかかってきた。まあ、何でもいいからとりあえずとっておこう。
バケツに海水を汲みその中にいれておいた。
またしばらくして今度はカゴ釣り用ウキが浮いたり沈んだりしている。。。

おおっと何かきたかな。とりあえずアワセて巻き上げてみるとマダイっぽい。
それも昨日のやつが鳩サブレ並みだったのに比べ今日のは銘菓「ひよこ」並み。。。
うーむ。キミのサイズではこの遠投カゴウキを沈めッぱなしにはできなかったんだな。浮いたり沈んだりした現象がよくわかった。

これもバケツに入れておいた。何故かというと。。。
しばらくすると年寄りがちらほらと歩いてくる。そう・・・この辺の宿泊客が朝の散歩でやってくるのだ。
観光客だから必ず何か話しかけてくる。そのときのために釣れた魚を一応とっておくのだ。

「わぁ、かわいい魚。これ何ていうの?」おばあさんが聞いてくる。

「細長いほうはハゼ、丸いのはマダイの幼魚だと思いますよ」(かわいいは余計だよ)と思いながら答える。

「この上から来たんだけどね。海を目指して下へ下へ降りてきちゃったのはいいけど、帰りは大変だよねえ」とおばあさん。水葉亭から来たのかな。
もうすぐエサが無くなって納竿だ。
それまでいたら、送っていってあげようか。。。

結局おじいさんが後からやってきて、二人は帰っていった。
7時をまわってそろそろ帰る時間だ。コマセが猛烈にくさいので、何度も海水で洗い流し、水道も借りてきれいにしたが、それでも臭いはとれない。。。
夕方、選手を乗せて帰ることになったら、「甘辛の車、魚くせえ~」と言われそうだ。

この二日間でひたすら動き回っていたのは私だけだ。
この後、直接試合会場に向い練習試合を3ゲーム予定している。
ナトリウム強塩パワーで何かやってほしいものだ。。。



いい旅夢気分

2008-09-27 23:53:51 | 旅行お出かけ
携帯での投稿にさんざんトライして失敗した。。。
今日はかなり久し振りに熱海に来ている。我が家はもはや顔となった会社の保養所だ。
小夏さんの指摘とおり、数年前頭に大怪我して行けなかった保養所だが、何たって何十回と来ているのだ。

明日は午後から例のとおり息子甘辛のサッカー練習試合だ。
熱海付近はほとんど行き尽くしたが、1日で遊び尽くさなければならない。。。
前日、会社でちょっと飲みすぎて仕掛けが遅くなっちゃった。

少し早めにチェックインしてゆっくり温泉に浸かりたいというので、熱海駅前の商店街をぶらぶらして、昼飯がてら時間をつぶした。
かなり久し振りだったが、温泉街の商店街というのもぶらぶら行くと楽しいものだ。
「ぶらり途中下車の旅」で阿藤 快あたりがうろつくシーンだな。

私も息子も観光地のお土産屋なんか大好きだ。
家に帰ったとき、「なんでこんなくだらないモノ買ってくるかなぁ」という代物でも平気で財布が緩む。。。
息子が買ったのは学校で流行っているという「マリモッコリ」シリーズだが、静岡限定「アジの開きモッコリ」・・・完全にやられてないか。。。?

こういうところの面白Tシャツなんて大好きだな。
ほとんど買う気になっちゃったのが、
アジの開きマークが三枚並んでいる「agidess」のTシャツ。。。
足跡マークが三枚並んだ「ashides]のTシャツ。。。宿に向った・・・

なんかここの所疲れている息子甘辛は珍しく、釣りもサッカーもやらぬと言う。。。
私一人で車を走らせ、網代方面に、向った。
目指すは南熱海マリンホール裏のテトラポットだ。伊豆方面の釣り情報サイトで見つけたんだ。
公園があってタワーもあり、家族連れでも遊べそうなところだ。

1時間半ほどカゴ釣りで攻撃した。すべての道具を装備しているライフジャケットを忘れた不幸もあり、エサの他に最低限必要なグッズを揃えての釣行だったが。。。
5.3メートルの竿に1500円もするカゴ釣りセット、それにコマセをたっぷり入れて50メートルぶん投げること10数回。。。連れたのは手のひらサイズのマダイとアジ・・・

マダイはルールに沿って放流。。。アジは死んでしまったが、宿でおろすわけにもいかぬので、テトラに寝ていたネコにあげてしまった。
まあ、次に来る時はもっと完璧な装備でくるぜ。。。
宿に帰ると妻も息子も何をすることもなく、ダラダラ寝転んでいた。。。私にはできない所業だ。

風呂にゆっくり浸かり、食事の用意をされる。。。
うーむ。テレ東の「いい旅夢気分」の世界だ。保養所の料金は上がったが、料理には高級感が出てきた。
「これは。。。まったりとして、そしてしつこくない・・・絶品ですねえ」
岡元信人ばりの会話が炸裂する。

ここの保養所はおそらく全室制覇するほど利用したろう。
冬時の花火大会が特に絶品だ。
熱海の街も一時期廃れてしまって寂しい気分もあったが、駅前の商店街はすこしずお洒落っぽくなり、若者にも好かれる街になりつつある。
息子甘辛のサッカーが忙しくてなかなかゆっくり?(実はゆっくりしていないのは私だけ?)できないが、老後は住んでもよいとお気に入りの土地だ。








プログラムの挿絵

2008-09-26 23:54:19 | 出来事
運動会のプログラムが出来あがって配られてきた。
5年生は全校綱引きのほか100メートル走、騎馬戦、組立体操が種目であり、これに息子甘辛はトリの高学年混合リレーが加わる。
高学年はほとんど6年生と種目が同じだ。他の学年はダンスなどそれなりに流行りを反映するんだが。

しばらく運動会談義をしていると

「オレの描いた絵がさ、運動会のプログラムの挿絵になったんだぜ!これこれ」

晩御飯を食いながら、息子甘辛は得意げに語った。
ふーん。それはたいしたもんだ。。。ってこれかい?何とも言えない絵だな。

5年生にもなってこんな絵しか描けぬのか?それとも岡本太郎ばりにデフォルメされたデザインなのかな?
肘のゆるやかな曲がり方といい、首のぬんめりしたカーブなど、どう見てもひらひらした宇宙人が地球人に変身しそこなった姿だ。
編集者の見る目無さ過ぎじゃないの?

「よーく見ろよ父ちゃん。右足が上がってるんで膝の前面は短パンにくっついていて、後ろ側はすきまがあんだろ?反対に左足は前側に短パンとのすきまができてんだ」

観察眼を主張したいんだろうが、それ以前の話じゃないの?
そもそも関節なんてあんのか?私も絵はヘタだがここまですごくないぞ。
しかし、私も中学生のとき、これに負けず劣らず人間離れしたイラストを大真面目にテスト用紙に書いていった。

我が校には名物の保健体育教師がいた。厳しいこともさることながら、ペーパーテストで不思議な問題を出すので有名だった。
茅ケ崎市内の中学校だったため保健のテストにはよく地域にまつわる問題が出たし、とにかくよく「絵」を描かせる先生だった。
茅ケ崎市の保健所の地図、国木田独歩の碑、鉄棒の片逆手・・・これすべてイラストで描けと問題に出たものだ。

そして極めつけが「ラジオ体操第2の6番目の運動をマンガで描け」

テスト時間中、そこらじゅうの生徒が小さく手を振ってラジオ体操第2をやっていた。。。
サッカー部の先輩からの情報があったので、テストにラジオ体操が出されることを知っていた私の記憶は万全だった。
いちいち手マネをしなければならない輩を冷ややかに見ていた。

しかし、答案用紙が帰ってくると、4つも×が付けられていた。。。4×とは?
しかも動き方もバッチリ合ってんじゃないか。。。恐い先生なので、恐る恐る・・・

「先生、問6の絵なんですけど、運動は合っていると思いますが。。。」

「人間の関節がこんなゆるやかなカーブをするか!?」

まさしく甘辛の絵のようなひらひらっとした絵だったのだ。代々同じような作風なんだな。
頭がまん丸で手と足がひらひらと変な太さで曲がるのだ。
正解を見せてもらうと、頭が○でその他は折れ線で描かれていた。。。なるほどたしかにそうだ。

まあ、そんなこたぁどおでもいいんだよ!
絵!なんてもんは届けばいいんだよな!自分でやれば百発百中あたってんじゃん!



トイザラスにてⅡ

2008-09-25 22:50:55 | 出来事
しょーもない話なんだが、この年齢になってもちょっとでも艶っぽい(うーむ。用語は「関が原」より・・・)話を誰かにしたかったがなかなか。。。
ラジコン買う買わないだけないなら話題にもならんが・・・


ゼロ戦52型を名残惜しく眺めた後、甘辛の助言を正直当たりと思った私は、名残惜しくもぐるぐる回していたが・・・
すぐ横に米軍の戦闘用ヘリのラジコンが輝いていた。。。。
広告の品だという・・・前後のツインローターがリアルでサイズが少し小さいが私のラジコン魂をグーッとえぐる一物だ。

トイザラスの例の「紅白ダンピング」値札ではない。6500円が4999円で、1500円お得だって。
うーむ。ゼロ戦52型の倍の価格か。。。何となくこれなら間違いない気がするが、ギャンブルを全くやらない私にとって5000円の出費というのは飲み屋以外ではありえない額だ。。。

そのとき、後ろから私の肩をポンと叩く人がいた。。。
振り向くとそこに小学校から中学、高校と公立でありながら、腐れ縁とも言える道をたどった女性がいた。
今はやりの一貫教育でも何でもないのに、奇遇にも何度か同じクラスになったことがある。

私が言っても喜ばんだろうが、いわゆる才色兼備というやつなのは間違いない。
高校受験には内申書がモノを言うのは今でもそうだが、10段階評価で10と9しか無かったいうからすごい。
彼女は中学時代は陸上部で県大会でいいところまで進み、ドラマに出てくる全校生徒のマドンナ的存在だった。

幼馴染というのは難しいもので、よく知っているだけに付き合ったりすることは無かった。。。
それでも、一度だけ私の通うちょっとダサめの大学の学園祭に連れて行ったときは、サークル仲間の大評判となった。
男子校みたいなもんだったから、「ミスコン」がなかったのが残念だ。

私も気になるときが無かったわけではないから、すぐにわかった。

「あれ?太郎(仮名)じゃん。久し振り。。。珍しいところで会うもんねえ」と彼女。

私がトイザラスに出没するのは全然珍しくないのだが、シチュエーションからそう言ったのだろう。

「この前、ベルリッツで会ったよねえ。あのときはサぁ・・・」

「そっから先は言うな!」と私。

前職場のレストランで飲んだ帰りに三鷹駅までの自転車で引っくり返り、顔に大アザを作っていたときだ。
あのときは、ホントに10数年ぶりで、ドキドキした。顔にアザさえなければお茶でもと誘っていた。。。
松任谷由実の「DESTINY」を思わせるシーンだった。

「甘辛クンだったよね、お子さん。プレゼントでも選んでるの?」と彼女。

「うーむ。まあ・・・そんなとこだ」自分で遊ぶために買おうか迷ってるというのはどうもカッコ悪い。。。しかしさすが、その辺はすぐに見抜かれる。。。

「もしかして、まぁだおもちゃとか好きなの?自分用?」

「どおでもいいだろ。ところで何してんだ?」

地球儀を見にきたという。お子さんを連れていた。たしか甘辛よりも1つ年上のはずだ。

「Uクン、こんなオジサンみたいになっちゃダメだよ。。。」自分の息子をクンづけか。。。

「あのさぁ、怒られ覚悟で言うけど・・・お前少し太っただろ?」

「うるせえよ!!お前!」

同窓会で「ちょっとイイ感じよね」というのもよくわかるんだが。。。幼馴染の数十年ぶりの会話なんてこんなもんよね。。。




トイザラスにて

2008-09-24 21:58:20 | 出来事
私はおよそ週イチに近いペースでトイザラスへ行く。
家からすぐのところに湘南モールFILLというショッピングモールがあり、することがないと大抵うろうろする。
この前の土曜日、午前中は息子甘辛が遅くまで寝ていたあげくお友達から電話がかかってきて、児童館に遊びに行ってしまい、昆虫マットを買いにFILLに行った。

私が好きな店(場所)ベスト5は
1位トイザラス、2位上州屋、3位ペットショップ、4位有隣堂、5位ノジマ・・・
どこを訪れてもあれば必ず入るところだ。ほとんどが揃う湘南モールは向いにMr.MAXもあり、その気になれば1日いても飽きない。。。

その日もトイザラスでくまなく新製品をチェックしていた。
プラモデルやキャラクター商品、おもしろオリジナル商品やゲームソフト・・・特に大人向けのキャラクターショーケースは必ずチェックする。
我が家にある巨大キンゴジ(ゴジラ対キングギドラに登場したゴジラ)もここで見つけた。

そして最も時間をかけるのが、ラジコンコーナーだ。
子供の頃から私はなぜかラジコンへの憧れがすごく強い。高価で買ってもらえなかったこともあるが、手を触れずにおもうようにおもちゃが動くなんて夢の世界に思えた。
お年玉を貯めて初めて購入したラジコンが当時6輪で有名だった「タイレルフォード34」・・・知ってる人いるかな?

昔は金持ちの子供が持つちょっと高級なおもちゃという感じだった。
戦車とかクルーザーなんてラジコンはオトナになって、模型屋にならなければお目にもかかれないと思っていた。
そしてその中で最も究極の地位に君臨し、実際に見た事すらなかったのが「空飛ぶラジコン飛行機」だ。

「Uコン」なんてハンマー投げの先に飛行機がついてぐるぐる回すだけのやつはよく見たが、やはりワイヤレスでなければ羨望の的にはならない。。。
でも最近のラジコン技術、というか普及は素晴らしい。特に賞賛したいのはメーカーTAIYOの頑張りだ。
ラジコンカーや戦車はもちろん、飛行機、ヘリコプターそして不可能と思われたバイクのラジコンまで市中製品と化した。

「仮面ライダーアギト」で登場した「ギルスレイダー」だ。うーむ。かっこいい。。。
息子甘辛のプレゼントに買ったのだが、もちろん私の趣味が入っていたのは言うまでもない。
そして甘辛のマリノススクールで横浜みなとみらいJACKMALLに行ったとき・・・
ついに憧れのラジコン飛行機を手に入れた。

なんと米空軍の「F16エアーコンバットファイター」だ。
畳半畳ぐらいのケースを抱えた私を見て、妻と息子は・・・・

「何買ってんの?!」

「F16がなんと3000円!買わねえやつは仁和寺の法師だ!」

そう!トイザラスでは普通の値札とコトなる白地に赤枠の特別値引き商品があり、びっくりするほどの値段で買えるのだ。
単三電池8本と蓄電池でプラス1000円くらいかかった。
帰って組み立て、次の日に飛ばす予定だったが楽しみで寝られなかった。。。

ところが・・・息子甘辛と公園に行ってひとけがないところで飛ばそうとすると・・・
全然離陸しない。。。ずるるずるると前へ進むがとても進む気配はない。
そうだ!手で飛ばすんだよ。それからコントロールするのさ。わざわざ海岸へ行って小高い丘から思い切って飛ばしたが、途中まで水平飛行で後は真直下へ急降下・・・砂地へ刺さった。。。

この大きさでこのサイズ(5センチくらい)のプロペラで飛ぶわけねえよ。。。
その後何度か急降下墜落を繰り返し、F16エアーコンバットファイターは先端部がへし折れ、めでたく粗大ゴミとなった。。。
昨日、トイザラスのラジコンコーナーには以前一万円近くで売っていたゼロ戦が2500円で売っていた。
もちろん白地に赤枠の特別値引き価格だ。

うーむ。ゼロ戦52型か。。。2500円なら安い。手にとって何度も眺めた。
F16でやられたこともあるしな。。。
この夏池袋サンシャインのウルフェスに行った帰りも地下1階にトイザラスがあり、ゼロ戦21型が3000円で売られていた。
買おうかなと迷っていると息子は

「父ちゃん、やめたほうがいいんじゃね?F16んときみたいにまたやられっぞ」

それもそうだな、箱の裏には同じシリーズでF16が紹介されてたし、値段も一緒だし・・・
しかし、昨日のやつは52型だ。シリーズが違うらしい。箱のスタイルも微妙に違う。
一期あとの製品じゃないか?これ期待できるかも。。。

後ろに3つほどストックがあったからすぐには無くなるまい。
さてこのゼロ戦、買うべきかやめるべきか。。。

つづく

オクトーバーフェスト

2008-09-23 20:46:02 | 出来事
gooニュースで世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」が始まったという写真記事があった。
なんと、私は10数年前行ったことがあるのだ。
当時入社数年の若手社員を選抜し、ヨーロッパ各国の業界大手に研修派遣するプロジェクトがあった。
各国の関係会社がそれぞれの国に数名ずつ代表の若手を派遣し、それぞれ国内や業界事情を意見交換するものだ。

派遣国は確か英、仏、独、伊、蘭とスウェーデンだった。共通語はむろん英語だ。
一番英語のできない、明らかにノリだけでコニュケーションする我々4人組がドイツに派遣された。。。
ある意味よく考えたチーム編成だった?

スケジュールではドイツ滞在は約1ヶ月弱、デュッセルドルフ、ミュンヘン、ウルム、ボン、最後はベルリンで締めくくる。
デュッセルドルフは日本人人口が多いらしく、現地法人が我々の面倒を見てくれた。
海外免疫のない我々に対する最初の「慣らし」らしい。その後はドイツのホスト会社がすべての手配をし、研修が始まる。

業界の動向等意見交換や施設見学も多いが、「その国の文化を理解する」というテーマもあり、名所見学やミュージカル、ワインセラー訪問なども組み込まれていた。
渡航前に各メンバはホスト会社に自分の行きたいところ、見たいものをリクエストすることができる。
それは会社の施設でもよいし、歴史遺産でも誰かとのディスカッションでもよい。

メンバはかなり事前知識を入れていたようだ。ホスト会社はできるだけ多くのリクエストに応えるようアレンジしてくれる。
あるメンバは「ノイシュバインスタイン城見学」これはメジャーものだな。残念ながら日程的に実現しなかった。他の有名な城と庭園を見学した。

また、他のメンバは第2次世界大戦時の「強制収容所」なるほどこれは大事なことだ。
有名なアウシュビッツはドイツではない。「ダッハウ」という国内最大級の収容所跡を見学できた。
歴史の血生臭さを実感するすごいところだったが、避けて通ってはいけないのだろう。

もう一人は「オペラ見学」をリクエストしてベルリンで「フィガロの結婚」を観ることができた。
丁寧に通訳が(英語で)各幕のだいたいのあらましをホワイトボードを使って説明してくれたが、本番を全部見終わった後もさっぱり内容はわからなかった。。。

そして他ならぬ私のリクエストが「オクトーバーフェストへ連れて行け!」
これがなんと実現したのだ。デュッセルドルフの次の滞在地がミュンヘンで、丁度その時期だったのが、2度とないチャンスをモノにする要因だった。

写真がいかにも田舎モン向けのお土産だがそのとき買ったTシャツ。買えってから「何でこんなつまらないもの買ったんだろう?」と落ち込むアイテムに近い。。。
gooニュースの写真は懐かしかった。
オクトーバーフェスト会場は日本にもある「ホフブロイハウス」をはじめたくさんのビールメーカー?が巨大なテントを設営し昼夜大騒ぎとなる。

使うジョッキは1リットル版!どうせならこれをくすねてくればよかった。。。売ってないもんな。
世界中から色々な国の人が集まっているようだが、あそこの飲み方は日本みたいにつまみを散りばめ、ガブガブやるのとは違う。
Sサイズピザくらいのプレッツェルという塩味の堅いつまみをむしってちびちびとえんえんと続けるのだ。

あまり量は飲まないらしい。1リットルジョッキ抱えてイスやテーブルにのぼり高らかに歌い上げる。
静かにしていると浮いてしまう。声もかすれんばかりに歌った。どのテーブルも仲間だし、そのうち全然違うテーブルで歌っていることもある。

私は結局このジョッキを6杯飲んだ。。。6キロ太ったことになる。
同じ研修でオランダから来ていたやつは身長2メートル近くある毛むくじゃらだが、3杯目を飲みきらぬうつにダウン。。。
私も量だけなら世界でもひけをとらないんじゃないか?

いやあ、3週間それこそぎっしりカリキュラムが詰まった研修だったが、今覚えているのはオクトーバーフェストくらいだな。



パックン生還す!

2008-09-22 22:05:09 | ヒーロー
土曜日の夜、引っ越し準備の後、オフィスビルのレストランで夏休みに帰省した人たちの持ち寄った酒類の信ぴょう会を行った。
ホームライナーで帰宅したが、外はものすごい豪雨で、徒歩で家に着くまでにビショビショになってしまった。。。
そして朝一番、波を期待して海岸へ偵察に行ったが、同じく期待して集まったサーファの数とは裏腹に期待外れのショボ波だった。

帰って庭へ出ると、カメのパックンの住んでいるクリア衣装ケースが水で満杯だ。
減らしてやろうと覗き込むと、パックンの姿が見えなくなっちゃった。。。逃げちゃったらしい。
そう言えば最近、エサをやりに行くと、ものすごいはしゃぎ(暴れ?)方をして動き回る。外界に出たいというポーズにも見える。

最初は玄関にバケツをいれて飼っていた。しかし、20cmを越す大きさでバケツではあまり身動きもとれずかわいそうなのと、妻が「外で飼え!」と言うので、30cm×90cmくらいの衣料用ケースを買ってきて、水や石を入れウッドデッキに置いた。
真夏の灼熱の中、弱らないようにはじっこの木陰となるところで、屋根の庇もあるので、普通に雨が降っても増水することはない。

しかしあの夜の豪雨は半端じゃなかった。今までも横殴りの雨でかなり増水することはあったが、今回はあふれるほど水嵩が増えた結果、縦長のケースが横に大きく膨らんで変形しネコ除けの金網が落ちてしまったのだ。
そのすきまから、逃げ出したのか水と一緒にあふれてしまったのか。。。
水で洗い流され、歩いた後も見当たらない。

あわてて付近を捜索した。我が家は接道面のある私道を除いては3方がブロックで囲まれている。
ガメラのようにジェット噴射がに限り、あのからだで外に出ていくことは不可能だと思う。
ウッドデッキの下や家の周り、悪いことにジャングル化しはじめている庭をくまなく捜索したが、パックンの姿はどこにも見当たらなかった。

動けばすぐにわかるだろうが、甲羅に閉じこもってじーっとされるとまずわからないだろう。。。
雨が続いているので、そこらじゅうに水たまりはあるが、かわいそうにこのままでは生きていけないんじゃないか?
犬や猫じゃないので、名前を呼んで探すのも変だし、わかるわけもない。。。空っぽのケースを見て心が痛んだ。

池にいた水カメだ。水がなければまずいんだろうな。カメが食うのかどうかわからないが、虫みたいのはたくさんいる。
この家の敷地のどこかにいれば、いずれは見つかるだろうが、干からびた姿を想像するとたまらない。
インターネットで逃げたカメを呼びよせる方法?なんてみつかるわけないよな。

唯一生存の可能性が高いのは、脱出点からぐるーっと回って道路側に歩き、誰かに発見されるか、その向こうのさらに広い道路を渡って引地川に飛び込むことだ。
我が家は道路側よりも少しだけ高いところにあるから、大雨のあとかなりの流れで私道から道路に向かって水が流れる。
ただし、出口は脱出点からほぼ対角線上の反対側だ。やはり中にいる可能性が高い。排水溝まで探したが見つからなかった。

ちょっとだけ木にでも登れればすぐ隣の家にいけるが、やはりあのからだでは無理だろう。
仕方がないので、逃げちゃったケースの近くに何か所かカメのエサを小さく盛り上げて食いに帰ってくることを願った。
でもなあ、においがわかるとは思えないし。。。他に何か方策はないだろうか。どう考えても自分でケースに戻ってくることはないのがわかっていながらも、あくる日もつい中を除いて途方に暮れていた。

そして丸二日近くたった昨日の午後、家族ででかけようと車に乗り込んでいたとき、道路側のお隣さまのサーファーご家族がこちらに手を振って何か叫んでいる。
外にいた息子甘辛が

「カメ飼ってないか?って言ってるぞ!」

あわてて、車を飛び降り走っていくと。。。パックンが元気なく甲羅に閉じこもっていた。

「川から来たんじゃないかと話してたんですけどねえ。そこの電信柱の下にうずくまってたんですよ」

これには普段「池に返せ」とうるさい妻も大喜びだった。「パックンが帰ってきた!最高だね」

よく考えてみれば大きさも甲羅の模様もあまり覚えていないが、シチュエーションからしてまず間違いないだろう。
お隣はニコニコして手渡ししてくれ、無事パックンは衣装用クリアケースに生還した。

最初は元気がなかったが、水をきれいに入れ替えてやり、エサをたんまりやるとようやく動き出していつものはしゃぎようを披露した。

うーむ。よく発見されたもんだ。やはり建物をぐるっと周って外へ出て行ったのか?
恐ろしく運の強いカメ君だ。我が家の守り神だもんな。よく帰ってきたな。。。

パックンお疲れ。。。今度の休みに寒川神社のお神酒で甲羅を洗ってあげよう。

さんざんだよ

2008-09-21 20:47:17 | スポーツ・健康
今朝ほどさんざんな釣りも珍しい。怪我せずに帰ってきただけでもOKのドツボ釣行だった。
朝は少しゆっくり目で5時半に起床、釣り場までは順調に行けた。
どんよりとした曇り空で暑くも涼しくもない。おまけに波まで完全に凪いでいて生命反応も怪しかった。

しかし、仕掛けを準備してコマセを一投しただけでバシャバシャとまるで生け簀のようだ。
コッパ君による付けエサの瞬殺が予想されるが、前回もっと暑かった時もそんなコンディションの中で結構ニューサイズが釣れたんだ。

ただ、今日はまさしく「入れ食い」状態で為すすべがない。。。。
小さいやつは無理して針をはずすと死んでしまうから、食ったらすぐアワせて針を飲まないようにしてやる。
何回投入しても測ったように同じ手のひらサイズが上がってくる。。。

「ホントはお前1匹しかいないんじゃねえの?さっきも上がらなかった?」

と聞きたくなるほどだ。
針を替え、タナを替え、ポイントを替え・・・あらゆるコマセワークを駆使してもいつものやつだ。
1時間繰り返してもうだめだ。。。カゴ釣りで青物を狙おう。
あと一匹釣れたら終わりね。はいはい、どうせ同じサイズでしょ。

っと、ググッと今日にしては強い引きが来た!おおっ重いぞ、結構いい型かも。。。
「少し引きを楽しむか」なーんていつも考えないことをやったのが運の尽き。
岩場にちょっと擦れたら、針先が「ビシッ」と切れちゃった。。。

さっきのが針を飲んじゃってから取り替えた針は古くて錆付いていた。
どうせコッパばかりだろうから、これでも十分だろうとケアしなかったのがいけなかった。
絵に描いたようなイト切れだ。

まあいいや。これを機会に釣り方を変えよう。堅めの竿に交換して、昨日上州屋で買ってきたカゴ釣り仕掛けを改造し、エサをつけて思い切り投げた。
この釣りは投げコマセが届かないから、投入してからしばらくやることがない。結構退屈なんだよな。

投げてしばらく待ち、巻き上げては投げ入れの繰り返し。。。コッパが食ってこない分、今度は何も起きなくて暇でしょうがない。
そうこうしているうちに、ひっからまっっちゃった。どうも今日はツイてないなあ。
いやいや、ここでクサッてはいけない。今が辛抱どころだ。仕掛けをもう一度作りなおし、カゴにびっしりコマセを詰めて「どぅりゃぁ」と力を込めた。

遠投ウキは今日一番の遠くまで飛び、ピタリと止まった。よくあんなに飛んだもんだな。
ようし、ここはしばらく待つことにしよう。
5分も待っただろうか、もういいかげんにコマセも流れ出ちゃったろうとリールを巻き始めた。

しばらくたって様子がおかしい。結構巻いているんだが、沖に浮いている遠投ウキは一向に近づいてこないぞ。
いくらなんでもこんなに飛んでないはずだがな。
沖のウキを見つめてとにかくひたすらリールを巻きつづけると・・・ぐあっと何かに引っ掛かった。。。

ん?あれれっ?カゴだけ足元にあるじゃんか。。。
するとウキだけすっ飛んでったのか・・・どうりで遠くまで飛ぶわけだ。
沖のウキばかり見つめていて、足元まで巻かれてきた仕掛けに気が付かなかったのだ。
岩場で針ががっちりかかってしまい、これまたイト切れだ。。。

遠投ウキと仕掛けがブチ切れてダブルパンチ。ほとほと今日はツイていない。
潮の流れは沖から岸へ向っているようだ。沖のウキがすこーしずつ近づいてくる。。。
しかし、回収できるわけでもなし、プカプカ浮いているのを眺めるだけだ。

うーむ。すぐそこに見えるのに・・・何と虚しいことだ。。。もう帰ろうか。
そのとき、後ろから2人組の釣り人がよじ登ってきた。
見るからにすごい装備で、まるで「我ら釣りキング」に出てくるプロのようだ。

もうカゴ釣りは止めだ。あの人達がどういう釣り方をするのか見学させてもらおう。
コマセはまだあるから、最初のウキフカセ釣りの準備を始めた。ただじろじろ見るだけじゃ悪いもんな。
しばらく見たところ特別な釣り方をしているわけでもない。やがて彼らもコッパの襲撃を受け始めた。

ここからが肝心だ。どうやってこれをかわすのだろう?私のほうも相変わらずのミニサイズだ。
ん?何やら仕掛けを変えたようだぞ。20cmくらいの細長い魚が釣れた。私もさっき1匹釣れたが、ベラじゃないかな。
っとお隣ばかり見ているうちに、岩場に針が再度引っ掛かってまあた切れちゃった。。。

もういやだ。見学だけしよう。
と思ったとたんに土砂降りの雨・・・今日、こんな雨降る予報だっけ?すぐに避難できるとこがないんだよ。ここは!

ミッドウェイ海戦ばりの損害を受けて、持って帰ったのは申しわけ程度の旧磯辺サイズ・・
今日はマークばっか。。。
来週、熱海保養所に向う途中でリベンジだ。このウラミハラサデオクベキカ・・・