超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

山梨からの強敵

2009-03-30 06:49:20 | スポーツ・健康
やまがあるのに山梨県。。。
この休日は風が強く寒かったが、息子甘辛のサッカーチームが主催する招待杯は行われた。
我が少年団にとっては、準備にもかなり熱の入る年度末一大イベントのようだ。
だいたい県内から招待チームを選ぶが、1チームだけ毎年交換遠征で山梨からやってくるチームがある。

そのチームに対しては招待杯はもちろん、その後の懇親会や宿泊など最大限に歓待する習慣になっている。
そして夏に今度はこちらから向こうに招待されるのだ。
小学最上級生となる年が対象だから選手にとっては一度しか経験しない。

大型バスでやってきたそのチームはいかにも精悍なイケメン揃いの軍団だった。
山梨県内でも屈指の強豪で、選抜メンバが何人もいるそうだ。
1日目、予選リーグでは我がチームと同じブロックにいたが、私は初めて「他チームが心から応援してくれるシーン」を経験した。。。

最後にそのチームとは全勝対決だったが、先制しておきながら2-1でまさかの逆転負け。。。
10番の風のように舞う選手にディフェンスの甘辛は完全にやられた。
その選手が同じ主力メンバとともに我が家に泊まりにきたのである。

そう。遠征で来た選手達は我がチームの選手の家にめいめいホームステイするのだ。
我が家は部屋数はないが、御寺の本堂のようなリビングがあり子供5人が枕を並べた。
明日決勝トーナメントでもう一度あたる可能性がある。

この際、甘辛一人くらいいなくてもよいから「彼らを寝かすな。朝までずーっと起こしておけ」と指令しようとしたが、疲れからこっちが先に撃沈。
5人は翌日朝5時から大画面テレビでゲームをやりだした。。。

海がない県からやってきた選手達だから、朝は海まで散歩して記念写真だ。
決勝トーナメントでは両チームとも負けてしまい、なんと3決でもう一度あたることになった。
我が家に泊まった「風の10番」に甘辛はまたしてもやられ先制されるも、なんと今度はディフェンスの甘辛が後半コーナーキックから押し込んで同点。しかし、その後のPK戦でトップバッターの甘辛がはずして敗戦。

「甘辛で始まり、甘辛で終わった試合だったな。。。」

監督、指導者は苦笑いだ。
しかし大会終了後、互いに整列しプレゼントを渡して記念写真、みんなで握手をして別れた。
バスから落っこっちゃうほど身を乗り出し手を振る選手達に、こちらのメンバ全員で「韮崎」コールだ。。。

これにはぐっときた。。。年取ると涙腺が弱くなるってホントだな。
この招待杯に向けてママ達も大変な苦労をして準備していた。皆様お疲れさまでした。
山梨から来た強敵よ、今度はこちらから参るからよろしくな。


エノシマトレジャー

2009-03-28 05:09:35 | 旅行お出かけ
春休みに入った息子甘辛は友達と歩いて「エノシマトレジャー」に行ってきたらしい。

http://www.akai-tori.com/fujisawa

文字通り江ノ島を舞台として「守護龍の試練をクリアして3つの<龍魂(ドラゴンソウル>を手に入れ、正義の化身・光の竜騎士の証である<光の紋章(ホーリーエンブレム)>を探しだす」一大アドベンチャー企画だ。
甘辛が学校から持って帰ってきたチラシを見てずっと気になっていた。

いいなあ。オレそういうの大好きなんだけど。。。。
ばっちり2時間はやった朝連の後、マックで詳しく話を聞いていて「オレも行きたかったなあ・・・」とつぶやくと甘辛は

「まだエノシマトレジャー外伝というのがありますが。。。」

といたずらっぽく囁いた。次の瞬間、携帯で会社にメールを打っている自分がいた。。。

外伝はエノシマトレジャーをクリアした者にだけ参加用チラシがもらえるらしい。
場所は江ノ島ではなく、藤沢駅周辺エリアが捜索エリアでどうも「遊行寺」の境内があやしい。

早速、車で向かった。チャリの距離なんだが、妙に雲行きが怪しかったのだ。
聖龍の牙の試練:「遊行上人の見守る寺へ向かえ。水を操る龍の目指す場所に『聖龍の牙』は隠された。きらめく宝の山に惑わされるな」

わくわくしながら境内に入ると、手洗い場所に大きな龍がいて、その龍が向く正面を歩いていくと。。。一本の木に小さなディスクが結び付けられていてあっと言う間に発見。「勇者の力」というキーワードだった。
なぁんてあっけないんでしょう。。。全然アドベンチャーじゃないじゃんか。。。

「変だなあ。エノシマトレジャーは半端なく難しいぜ。オレ達1個の試練しかクリアできなかったもん」

どうやら息子たちは、遊びに夢中でたまたま見つけたか、人に聞いたかしてクリアし、ホントに捜索はしていないらしい。

「よーし。エノシマトレジャー真面目にやってみっか」

ほとんど私の希望だが、我が父子はこれまで何十回と訪れた江ノ島に向かった。
与えられた試練は3つ
試練壱:「二匹のカメが歩み交わる松の上に立ち、「二四六一」を見つけ出せ。そこに探し物は眠っている。」
試練弐:「橋を渡り、石を目指し、二点つながり幸福となる場所の近くを探せ。」
試練参:「三宮のひとつを訪ねて五代目と七代目に会え。二人が見つめる場所に探し物は隠された。」

これらの試練をクリアするとキーワードを入手できる。この3つのキーワードを使って最後の「光の紋章」のありかを探しだし、キーワードをゲットすると完了だ。
広大な江ノ島でこれだけでは1か月あっても探し出せない。地図にはヒントを与えてくれる21の店舗が載っている。
うーむ。。。江の島には何十回も来ているが恥ずかしいことに一つもわからん。。。

一軒一軒店舗を回り、ヒントを積み重ねていくしかなかった。
全部回ると江ノ島を歩いて一周したことになる。行ったことある人はわかると思うが、アップダウンがすごく半端な運動量ではない。
1時間かけて島の端まで歩き、へとへとになった。「またあそこ登るんか。。。」朝連よりキツいんじゃないか?

やっとの思いで3つの試練をクリア・・・それぞれのキーワードは
壱:「ドラゴンヘッドで縁を結べ」
弐:「ドラゴンロードに龍魂あり」
参:「結ばれた二本の木」

これまたうーむ。何のことかさっぱりわからん。。。江の島って龍にまつわる島だったのか・・・
江の島中歩きまわってこれか・・・アキレス腱がパンパンだ。明日会社行けないかも。。。


「甘辛よ。もう疲れた。1回行ったんだろ?どこなんだよ『光の紋章』てぇのはよ・・・」

「それがさ、どこなのかあんまり知らないんだよ。試練弐は解いたんだけどさ。最後のやつは誰かが見つけたやつ書いただけでさ。」

私は疲れ切った身体で、頭脳に最後の回転を与えた。
「1番から21番の店舗を全部回って一通りの試練をクリアし元の鳥居に戻るようになっている。最後のキーワードゲットするにもう半周することになったら『馬鹿野郎!』というやつがいるだろう。光の紋章はこの近くにあるに違いない」

「父ちゃん、この地図の道路、龍の形になってるぜ。」

そうか!エウレーカ!!こえれがドラゴンロードか!するとドラゴンヘッドはこのあたりだ!
しかし、またこの階段登んのか。。。今日何回目だ?
しばらく地図にある龍の頭あたりをさまよっていると・・・ハートのマークの絵馬がたくさんぶら下がっているところが出てきた。これが「縁を結べ」だな。
そして・・・

「父ちゃん、でけえ木が縄で結ばれてんぞ!」

その木は巨大な銀杏の木だったが、根っこは一つで幹が二股になっているものだった。『根でつながっている』ということで、縁結びの神として注連縄で祭られていた。

「あった!」

絵馬をぶら下げる柱の一つに小さなディスクが固定されていた。
光の紋章のキーワードは「勇者の証」

いやぁ、興奮した。ここ数年でもっともエキサイティングな探検だったぜ。
知らない江の島をたくさん発見した半日だった。

春はあけぼの

2009-03-23 21:57:26 | 出来事
無料のブログサービスだから贅沢は言えないが、この話題に「鳥」というジャンルしかないのはイマイチだよなあ。(使い方も完全にマスターしてない!?)

生で見たときは実にうららかなシーンだったんだが・・・しょぼい携帯写真ですみません。。。
マジで一眼レフのデジタルカメラ買おかな。よーし、日食ツアーにあたったらBICカメラで偵察だ。
アップでばっちり撮れればまさしく花札の2月なんだけどなあ。

我が家が引っ越してくる前から庭には4本の梅の木があった。
かなり前から手入れをされていなかったが、ほぼ同じ時期に4本とも花を咲かせ結構見事だった。
桜ではなく梅というのが渋くて気にいっていた。毎年梅の実も何キロととれた。

私は梅干しを食べないので興味は無かったが、梅酒には何度かしたことがある。
しかし、年に何度か花実を咲かせて羨ましがられても、それ以外はかなりやっかいな代物でもあるのだ。
何せ何年も手入れをされていないから、枝は伸び放題、夏場にはものすごい葉が茂り木の下は薄暗いジャングル状態。。。

取り切れなかった梅の実は地面に落ちて、小鳥がついばんで土化していき、秋も深くなると枯葉に混じってジメジメと未開地のように変貌していく。
半年油断すると大型ビニール40袋分くらいたまり、1か月以上かかってきれいにする羽目にある。
我が家のヌシかと思われるような巨大なカエルや見たこともない生物が現れこのサイトを賑わすのがこの頃だ。出た瞬間!心臓が凍るんだよな。

息子甘辛の幼稚園友達のパパが庭木の剪定をやっていて、どうしたものか色々アドバイスくれた。
木にとっても適性に剪定しないと枝に十分に栄養が届かず、かえって気の毒なのだそうだ。
よーし、ということで数年前にかなり思い切って枝を切ってもらった。トラックで持って帰ってもらうほどだ。

ついでに我が家の内部を隠す役割をしていた木も最低限を残して切ってしまった。
もともと明るかったリビングが前にも増して明るくなり、隣家の目をあまり気にしなければほとんど寺の本堂並みの開放感ができた。
しかし、それからしばらく我が家の梅カルテットは花も実も着けなくなってしまった。。。


やっべえ。大改造!ビフォーアフターのように「ホントはやっちゃいけないこと」までやっちゃった?
我が家を設計した建築士夫婦も「匠」としての出演話があったようだが、結構無理な注文が多く断ったらしい。
家を建てるのにそれなりに勉強していた我々夫婦も

「そこの梁とっちゃったら、崩れるんじゃないの?」

とテレビに突っ込んでいた。
季節になってももちろん花は咲かないし、枝がちょろちょろで夏場の繁茂期でも寒々しい。
甘辛のボレーシュート練習用のネットを結びつける柱と化していた。
1、2年してようやく花を咲かせ始めたが、これが何とも気まぐれで、それぞれの木がやる気のあるときとないときで全然違う。

今年は正面の一番大きな木(写真)が久々と言うか見たこともない見事な満開の姿をついこの間見せた。
この地方は暖かく桜も開花しようとしてるのに、3月に入ってから何を勘違いしたのか「ドバァっ」と激咲きした。
桜の木があって咲きだしたら水木一郎と堀江美津子のような「夢のデュエット」になったろう。

晴れた朝その大きな梅の木に小さなウグイスが3匹ほどやってきて鳴いてはいないが何かついばんでいる。
残りの3本は全くやる気がない。全部今みたいに咲いたらすごいだろな。
来年はウッドデッキでの梅見祭りにお友達を皆呼べたらいいな。


春分の風景

2009-03-22 16:23:36 | 旅行お出かけ
三連休中日はまたとない陽気だった。
私は4時半起きで前日から用意してあった、オキアミと配合資料他の道具を積み込み、暗いうちから海岸道路を西へと向かった。
1ヶ月ちょっと前、痛恨の連行事件にあい、いつものテトラにはもう行けないのでその先の港に向かったのだ。

そこは福浦港という。真鶴半島の付け根に位置し、真鶴駅からちょっと先の入口を入っていく。
周りはかなり明るくなってきて、山陰から太陽が顔を出した。
水平線からでないのは残念だが、港内がパァっと明るくなり反対側の風景が鮮明になった。しかしまぁ、なんとのどかな風景だ。ピーひょろととんびも上空を回ってるし・・・

これで大漁なら言うことないのだが、風もなく波もなく時間が止まったかのような平和な世界だ。
海の中もさぞ平和なんだろう。コマセを撒いても何も起きないし、付けエサも一向に無くならない。。。
旧磯辺サイズを2枚釣り上げて早々に退散だ。

今日は夕方お友達のつぶやきさんちが誘ってくれた。
ご主人のしんさんが「スズキ」を釣ってくるので食べに来ないかというのだ。
約1年前、昔一緒に住んでいた社宅を離れ、今は別の住宅に移っている。

小田急線沿線にあるその住宅を初めて訪れたが、前の社宅の倍は広くしかも新しくお洒落だった。
高い天井のリビングに接した畳部屋があり、ベッドルームの隣にはご主人の書斎まである。
うーむ。私の憧れの間取りだ。。。我が家にはそんなスペースはないので、秘密基地が欲しかったら庭に地下壕でも掘るしかないな。

ただぁし・・・この家、駅からの道のりが「試練」の一言だ。
ふた山くらい越えるんじゃないか?気温も我が家よりは2度ほど低いようだし。。。
真夏の炎天下、この坂をまともに登ったら死ぬぞ。また冬場凍り付いた道路で一旦滑ったら下まで止まらんぜ。

2月になると通勤時間には壁を手すり代わりに伝って歩き降りるサラリーマンがホントに見られるそうだ。
スケボーの練習にはもってこいだな。命がけになるかもしれんが。

つぶやき家のとなりは何と同期のIKちゃんだ。すんげえ偶然だ。
しんさんは東名の渋滞でかなり帰宅が遅くなっちゃったが、3家族で賑やかな宴会が始まった。
3歳になる女の子がいるが、息子甘辛は初恋の相手つぶやきさんの家に初めて遊びに行けて大喜びだ。

甘辛は幼いときから人見知りすることなく、どんな大人にもよくなついた。
ところがつぶやきさんのときだけ、柱の陰から「星 明子」のようにこちらの様子を伺っている。
ある日一緒にいた社宅のお友達が

「もしかして甘辛ってつぶやきさんのことが好きなんじゃないの?」

それからつぶやきさんのことを社宅内では「ハニーちゃん」と言われるようになったのだ。
女の子の赤ちゃんが生まれたとき初めて息子甘辛は

「あれ?ハニーちゃんって結婚してたんか?」

どうもしんさんとはただ付き合ってるだけと思っていたんだって。
どうりでしんさのことは仮想敵と思っていたらしく、自転車の補助輪で足を踏んでいったり色々攻撃していたらしい。。。
そのしんさんは武道を嗜み、釣りも料理も得意なマルチタレントだ。

ちょっとメタボが過ぎるのが気になっていたが、久々にあったら「レコードダイエット」とやらで10kg痩せたって。。。見違えた。
食ったもの記録するだけでダイエットになるなんて信じられん。。。今度調べてみよう。

今では二人と甘辛は大の仲良しだ。むろん今度幼稚園に行くMHちゃんもね。
IKちゃん夫婦とも久しぶりだったが、変わらずに仲良しで楽しかった。
そして彼らが御土産で持ってきてくれたイカシューマイが一つ残っていたとき・・・・

「おぅい、ハニーよ、これが関東の一つ残しだ。肥後のいっちょ残しとも言うんだよな」

と振ったら、なんとIKちゃんの奥さんのMIKIさんが

「ええっ、佐賀もんのいっちょう残し、しかないんだと思ってた。。。」

まだまだ知られざる「一つ残し」があるかもしれん。

卒業のとき

2009-03-19 05:27:24 | 出来事
本日は社宅時代に息子甘辛と仲良く遊んでくれたSちゃんの小学校卒業式だそうだ。
Sちゃん家とは今でも親しくさせてもらっており、家族ぐるみの宴会やカラオケなども楽しみの一つだ。
最近は私の深酒後の不良社員ぷりを多少見習ってきちゃってるのが気になったところだった。

ご主人ははるか遠くではないが単身赴任となりママは大変そうだ。
でもSちゃんはしっかりもので気持ちがやさしく甘辛にはもったいないくらいよいお友達だ。
市内の学校が皆訪れる八ヶ岳の体験教室の思い出が宿泊施設に綴ってあったが、誰よりもきっちりした字で丁寧に残してあった。
中学に入ったら何やんのかな。これからの活躍が楽しみだ。

息子甘辛は来年卒業だが、これまで私は自分の卒業式以外に出たことがない。
唯一あった甘辛の卒園式のときは同僚とミラノ・ロンドンに出張していて不在だった。。。
ビジネスで世界をまたに翔けてたわけではないが、ちょっと前は兼高かおるばりに「世界を旅」していたのだ。

初めての経験となる息子の卒園式はビデオで見ることになった。
園児はむろん制服、先生は袴スタイルでりりしい姿だ。
チャペルでは名前を呼ばれて元気よく立ちあがり、「さよならぼくたちのようちえん」を歌ったり感謝のセリフを皆で言ったり。。。

教室に入ると黒板いっぱいの花と大きな字で「卒園おめでとう」と書かれていたときにうるっときた。
すべて先生の手作りでものすごい大変だったと思ったからだ。
子供達はまだ別れを実感して涙するには小さ過ぎるのか皆普段通り明るかったが、何人かの園児は先生の手を握ってずーっと離さなかった。

先生は涙をいっぱいに浮かべて一言一言噛み締めるように話し始めた。

「小学校に行ったら、新しいお友達ができて色々なことがあると思います。もしつらいことがあったら、先生はここにいるからいつでも相談にきてね。。。」

うーむ。ビデオで見てもグっとくるシーンだ。その時画面の外から聞き慣れた子供の声が入った。

「先生、有料?」

カメラがすーっと動くと、なんと息子甘辛ではないか?そんな守銭奴のような教育はしてないのに。。。

「ううん。無料、無料」

先生は涙を流しながら答えた。グっとくるはずのシーンがゾクっとくるシーンになってしまった。。。
その先生はたまたま年中から甘辛のクラスの担当してくれたのだが、その当時甘辛は病気の百貨店のように身体が弱かった。
年中の1学期などほとんど休みっぱなしだたし。。。何せ自分でトコトコ救急車に乗った幼児だから。

だから、卒園して数ヶ月たち母親が「1学期1日も休まずに学校に行った」と告げると驚くと同時にすごく喜んでくれたそうだ。
今でも幼稚園の頃の甘辛を知っている人は最近の逞しさを聞くと驚く。

私自身はというと小学校以来自分の卒業式にはほとんど思いでがないのがさみしい。
カッコ悪いが第2ボタンとか記念に何かを頼まれたこともない。。。
高2のとき卒業生を送り出す学芸会みたいなのがあった。たしか「予餞会」と言った。

そこでトリとして女装して登場したのが私だ。サッカー部バリバリの硬骨漢と思われていたようですごい反響だった。
歌った曲は松本伊代の「センチメンタルジャーニー」。振りつけは部活後1ヶ月かけて覚えた。何と今でも踊れるのだ。
私の卒業アルバムをよーく見ると小さく載っているのがすごい。

息子甘辛も本日は色々なことをやる役柄らしい。
自分が送られる来年の本番よりも人を送り出す側のときのほうが印象深くなりそうだ。
我が家の血筋かもしれないな。

IKEA

2009-03-17 05:26:29 | 旅行お出かけ
第三京浜の港北インターのすぐ近くに独特な建物がある。
これぞスウェーデンが誇る大型総合インテリア店「IKEA」だ。
日本の大手家具店とかDIYにはなかった販売スタイルはビジネスモデルとしても斬新らしく、少し前に行ったビジネススクールでも取り上げられていた。

外国発祥で大型なのは似ているがCOSTCOともちびっと違う。
ともかく品数が多く価格が安くありと海外のお洒落っぽいインテリアが山ほどあるので、主婦には大人気なようだ。
私の知り合いではかなりな知的主婦である「つぶやき」さんが「IKEAに行けあ」なんてくだらないことを言ってるくらいだから結構なものなんだろう。。。

妻は以前から行きたがっていた。我が家からは車で40分ほどだ。
事の発端は先日届いた、大画面テレビ「ビエラ」だ。

「TVボードは家具屋で買ってください」

と冷たい家電量販店員の言葉により、同時に買うつもりだったのが間に合わなかったのだ。
たしかに家電売場にはシアターシステムがついてるすごいやつばかりなんだな。
仕方なく古いボードに載せてあるが、なんせ50インチあるもんだから両サイドがはみ出てしまっている。。。
気持ち真中が凹んでひしゃげても見える。。。

早く買ってこなければ。茅ケ崎のニトリにさっそく見に行った。
それなりに種類もあったし、ビデオやDVDやゲーム機など全部収納しようとすると結構大きいやつがいるのでそこそこするが「お値段以上」の気もする。
このあたりじゃないかと話しているが、どうも妻は気が進まないらしい。

「あとは・・・IKEAかな。種類多いし。。。」

うーむ。始めから行くつもりだったね。まあ、インテリアは妻の領域だからここはたてておくか。少し行ってみたい気もするし。。。
別の用事があって日産スタジアムから歩いてきた(別述)私は少し早くついたので店内を1周してそのあまりの広さにほとんどめげた。

もんのすげえ広さだが、人もすごい。ブルーシートの生地でできている巨大な袋に商品をポイポイ放り込んでいく。
袋がいっぱいになると子供なら4人は乗れるこれも巨大なカートに移しかえる。
最初はどこが何でどうなっているのかさっぱりわからず店内をさまよい歩いた。

1階は大きなスナックコーナーがあった。後から知ったがここは出口だった。
ホットドッグが100円、ドリンク飲み放題つきで180円。こりゃあ安くて魅力的だ。
その向いに食料品売場があった。スナック菓子やチーズ、飲料などだ。
試食にちょっとポテトチップスをつまんだが、1週間食べ続けたら間違いなくドクターストップがかかると思われるドギツい味。。。こりゃはずれだな。

インテリアのメインは2階フロアのようだ。階段の手すりがヘビというのが北欧らしい?
ショールームと書いてあるが、もしかして売ってないのか?
たくさんいるお客は何やらしきりに売場の場所をひかえているようだ。レジで清算するのかな。

床には矢印が書いてあるので、客の歩く方向は定まっていて迷うことはあまりない。
そしてコースを進むと1階に降り、細々としたグッズ売場を通り過ぎると巨大な倉庫が出てきた。
ふーん。DIYもできるのか。それにしちゃぁでかい売場だな。あの巨大カートはここで活躍するらしい。

後で聞いたが全然はずれだった。
妻と待ち合わせてもう一度ショールームを1周したが、袋に入るものは入れてレジへ持って行き、ベッドやボードなど持てないやつは売場の番号を控えておいて、巨大倉庫で探して持って行くんだそうだ。

なぁるほど!こりゃあよくできている。考えてみりゃあんなデカイもの持って店内はうろつけないわな。
ショールームで選んで、自分で倉庫から持ってくるシステムなんだな。
品数も豊富でテレビボードも結構安くていいのが見つかった。

モノはニトリのほうがよいと思ったが。。。北欧出身の商品に引かれて決まった。
ところぉが・・・巨大倉庫で探しだすと、二つの段ボールがセットで重量がなんと63kg!

「これ持ってけないんじゃない?」

「2個に分かれてるから、1個ずつ車に運べば大丈夫だ」と私。

「庭で作ったとして、どうやって部屋に入れんの?63kgを。。。」

「しかし何でこんなに重いんだろ?鉄板でもはいってんのかな」

息子甘辛も動員すればできないことはないが、総重量100kを超えちゃうし床が抜けるかもしれん。。。
持ちかえりは断念し、雑貨ばっか買って買えることになった。

なかなか面白いとこだった。外国発のストアだからか、横浜の港北という土地なのか・・・客の女性がみなすんごくお洒落なのに驚いた。
よく見ると家族連れもなんとなくハイソな休日に見える。
茅ケ崎のニトリのようにスウェットにビーサン(私もそうだがこの地方は冬でもビーサンを履く)のアンちゃんスタイルがいない。。。

女性はインテリアが大好きだ。近くにIKEAがある人はぜひ一度は付き合うことをお薦めします。


交渉人

2009-03-14 12:07:29 | 出来事
仕事だと割り切ると時には「鬼じゃないのか?」と言われるような交渉もする私だが、普段は何か交渉したり注文したりするのはからっきしダメダメだ。
買い物でも店員が寄ってきたりするとそそくさと逃げ出したくなるし、迷ってどうしても何か尋ねなければならないときも、5分も話していると背中が汗でビッショリになる。
はっきり言って気弱な「店員恐怖症」なのだ。

特に苦手なのは肉屋のウィンドー買い。。。
最近はパックがあるから滅多にやらなくてすむが、たまにおつかいでグラムを指定されたりすると、大汗をかくことになる。
どうしてもあの「注文の順番」に入っていけないのだ。。。フォーク並びにしろってんだ。

みんな、何であんなに涼しい顔して自分の番をゲットできるんだろう?
百戦練磨のオバちゃんは一瞬のスキで

「豚バラを300」と始める。

どの店員が空きそうか・・・あっあいつは今、お客に包みを渡したとこだ。よーし、次はいよいよオレの番だよな。一歩前に出てえーと・・・
とやってると、横から

「ベーコン150」とやられてしまう。。。

うーむ。。。あのオバちゃんたちの呼吸は何なのだろうか?コツでもあるなら聞いてみたいものだ。
フォーク並びがダメなら銀行みたいに順番カードを発行してほしいものだ。
機械音声で

「76番のカードをお持ちのお客様、3番の店員にご注文ください」

ニュークイックさんお願いしますよ。。。

先月川崎のラ・ゾーナに行ったとき、我が家の光化計画の第一弾、「大画面テレビ」購入のためAV家電売場に立っていた。
私は普段あまりテレビを見られないからあまり興味は無かったが、我が家のテレビはもう10年になる25型だ。
前のテレビは私が上に飾った花瓶を倒して「ボン!」。。。ターミネータ2のラストシーンのような画面で昇天した後、あわてて同じような今のテレビを買ってきた。

もともと我が家は第1種低層居住専用地域でさらに低層を誇る構造なので、今の電波でさえよく入らない。。。
4チャンネルなんて最初から少し段ズレしてるし、最近は斜め一点鎖線も入ってるようだ。
妻は大画面テレビを欲しがっていた。それも「何があっても50v型以上」と言う。

高い買い物だからな。大画面テレビも山ほど商品あるしな。店員の話聞かなきゃいけないんだろな。。。
前回行ったときは色々下調べをしていったようで、妻が熱心に店員の説明を聞いていた。
私は相変わらず逃げ回っていたが、どうやら10%ポイントを20%にする条件までこぎ付けたようだ。
その場では決めずにほぼ商品を固定して他の店舗も見ながら決めることにした。

そして先週、もう一度ラ・ゾーナにある量販店に行った。
他にも近くに同じ量販店はいっぱいあるのだが、品揃えや店員の説明が良かったそうだ。
買うものは決まってるし、値段もほぼ折り合いがついてるからさっと終わるだろうと思っていた。

しかぁし・・・行ってみたらビックリ!2009新モデルがずらりと並び、これと決めておいたやつは無くなっていた。。。
うーむ。また一からやりなおしか。。。
ボーゼンとしていたが、ほぼスペックが決まっていたので購入候補は意外に早く決まった。

あとは苦手な値切り交渉だ。でも高い買い物だし妻にだけ任せてられないよな。。。
作戦会議を開き方針を決めてさっきの若いあんちゃんではなく店長っぽい人を呼んだ。

「どうもこの前は・・・」

前回話を聞いたその人は若い店員に色々話を聞く我々の前を何度か通り過ぎ経過を観察していたようだ。
2月末に今年モデルが出てから前のモデルはほとんど姿を消したそうだ。
私の「店員恐怖症」がまた再発してきた。。。

妻は作戦通り色々前置きを始めようとしたが・・・おおきく深呼吸して「ここは新宿だ。今やってるのはこの前価格交渉したプロジェクトの続き・・・」と自分に言い聞かせ、カッと目を見開いて・・・

「これとさっきのハードディスクレコーダーをセットで●●円にして!」

交渉人の出番はわずか0.5秒、店員は「すこーしお待ちください」と少し困った顔をして店の奥へ走っていった。
結構いいとこついたんじゃないか?その場でOKだったらまだぬるい気がするもんな。
10分近く待ったろうか、またその人は走ってきて

「ポイント還元を見なおして、なんとかなりそうです。それから・・・そのかわり・・・」

色々いい始め電卓をたたき出したが

「後は任す」

とガンバライドで時間をつぶさせている息子甘辛のところへ一目散に逃げ出した。
わずかな出番だったが、大汗をかかずに済んだ。
そして我が家に今の4倍もの大きさを誇るプラズマテレビがやってくることになった。

ひとつ残し

2009-03-11 06:53:12 | 出来事
「縁起モノ」の話題でちょっと思いついたので、プチ投稿。
「関東の一つ残し」という言葉があるのをご存知だろうか。
飲み会のときなどでよく見られる現象で、大皿料理の最後の1個に遠慮をして誰も手を付けない状態をいう。

職場やお友達と宴会をやったとき、気をつけて見ていると見事なまでに一つ残る。
寿司やから揚げ、シューマイやデザートなど、和洋中を問わない。
最後の1個を他人に譲る奥ゆかしさと言うか、大人の遠慮みないな気持ちはわかるが、私には皿に最後に残った食べ物は寂しそうだし、何かキザったらしくてカッコつけのようで好きになれない。。。

言葉には出さないが1個残ると「関東の一つ残しキラー!」と心の中でつぶやいて、必ずとどめを刺すことにしていた。
あまりこればっかりやっていると人格を疑われそうなので、最近は「関東の一つ残し合体!」と大皿の1個を別の皿に移す技も織り交ぜる。

まわりの人に聞くと、関西にはこのような習慣はないらしい。
そうだろな。大阪の人はたくましいもんなあ。
でも、お友達のつぶやきさんに言わせると「肥後のいっちょ残し」というのがあるらしい。

信州にもあると聞いたが、この手の習慣って他にはどんなのがあるんだろうか。

縁起モノ

2009-03-10 06:17:55 | 出来事
妻はさすが女性らしく、後から笑われるような無駄な買い物はしない。
しかし私達、父子は免疫抗体ほぼゼロと思えるほど、「縁起物」「最後のひとつ物」に弱い。。。
息子甘辛は普段から持ち金全部使っちゃう典型的な「できない子」だが、私は通常余計な買い物は絶対にしない。

会社帰りにトレーニングジムに寄ってくるときも夕食はコンビニにおにぎりで済ますし、ちゃんと食うときだって外食は牛丼屋系だ。
たばこやジュースを買うこともないし、本だってすべて図書館で借りてくる。
地味に節約して給料日を迎えると何とか余らせたこずかいの端数だけコレクションにあて、残りはへそくり行きだ。

ところがウルフェスなどのイベントや祭り、ビッグサイトの●●フェアなんていうやつにめっぽう弱く、限定~なんて言われると一万円ものおもちゃを平然と買ってくる。。。

インターネット通販でも「残り1個」とか書かれると思わずカートに入れてしまうし、イベントのときに一緒に行った甘辛が

「父ちゃん、残りわずか!だってよ。。。」

と物欲しそうにつぶやくと、もう財布を開けている。1回500円の「ウルトラマン一番くじ」だって特賞が欲しくて・・・

「父ちゃん、あと1個だけウルトラ時計あるぜ」

と甘辛に言われて、何度やったことかわからない。。。気がつくと怪獣の貯金箱と星人ボールペンばかりが増えている。。。
妻はウルトラものについてはあきらめているようだが、実はそれだけでなくただの縁起物や「最後のひとつ」だったりすると「ハァ?」という顔をする。
この前なんかもセブンイレブンで板チョコ2枚買うと携帯のミニチュアストラップがもらえるキャンペーンがあった。目ざとく見つけた甘辛が

「これが最後の1個だぜ。。。」
たしかに景品がぶら下がっているボードは最後の「明治ミルクチョコ」ミニチュアが。。。そもそも別に興味もないのだが。

さらに買いに行ったのは今年初の墓参り用の「お線香」なんだが。

そしてさすがに少し落ち込んでしまうほど「やられて」しまったのは、王様の・・・(写真)
実家の母親の誕生日プレゼントに前欲しがっていたDSの「家計簿」を買ってやろうとショップに行く途中

「父ちゃん、あれ知ってっか?結構いいやつあるんだぜ。友達の●●なんてあれとおんなじやつでPSPあてたんだってさ」

ん?スクランブル横断歩道の向こうに何やらいかにも怪しげな自動販売機らしきものがある。「大人のおもちゃか?」と思うほどだ。
近寄ってみるとレアアイテムと書いてある。。。なんと1回千円!
たしかにPSPやDS-Lite、腕時計やiPODみたいなものが飾られている。正面には


「新製品発売後の型落ち品、質流れ品や訳あり品ばかり集めました。この値段では絶対に手に入りません。」

下には

「こんなしょうもない品が出ちゃったらご容赦ください」

でも、ベルトや工具セット、革財布などそーんなにひどいものでもない。
しかし、どう考えても「やられる」のは目に見えてるよな。甘辛の友達がPSPあてたってのも怪しいもんだ。
しばらく眺めて「こんな怪しいやつで千円とられたらショックでけえよ」とショップへ直行した。甘辛も同感だったんだろう、別に文句言わずに店へついてきた。

しかし買い物を済ませ、ショップを出てスクランブルで信号待ちをしているときに。。。


「よーし。やっぱり1回だけやってみっか!」

振り返ってその怪しげな販売機の前に立った。さすがの甘辛もびっくりしたが目をキラキラさせている。。。
しかし、いつもなら「オレにボタン押させろ!」とうるさいのに、今回は見ているだけだ。
変なものが出てきたときに責任逃れするつもりだな。

えいっ!と一番上の一番右ボタンを北斗神拳ばりに突くと、ガタガタっと大きな音がした。息子がすかさず下の取り口に手を突っ込み白い大きめの箱をつかみだしている。

「なんか軽いぞ・・・」  といって次の言葉は  「なんだこりゃ?」

いかにもただの箱にそのまま入れただけのものだ。一見デジカメにも見えたが、よく見るとオペラグラス。。。
100円ショップのよりは高級っぽいがこれが千円かよ。。。。

「父ちゃん、ちょっとこれは・・・ショックでけえな。でも結構よく見えるぞ」

「やるよ」

極め付けはお友達のつぶやきさんのホームページ。
久々に扉を開けると「9999番目」だった。そのまま去ってもう一度訪れ直せば10000人目、しかしどうもフェアじゃない気がするし、最近更新してないようだから他の人は来ないだろう、と翌日堂々と訪れたら「10001」。。。

縁起モノ大好きの私としたことが・・・
ちっくしょー誰なんだよ、人のフェア精神に便乗してちゃっかり10000万人目の栄光を勝ち取ったやつは。。。
宝くじだって前後賞あるよねえ。なんかくんねえかな。。。

全部太郎

2009-03-07 06:20:24 | 出来事
息子甘辛の授業参観に行った。
各学年で1回は行く事にしている。わずか1時間足らずの授業を見るために新宿からは往復3時間かかるから、半日休暇をとるのが普通だ。
今年は3学期まで行けず、最後の機会になってしまった。通常の授業ではなく、学年合同の発表会だという。。。久々の海浜公園での朝練のときに

「どんなやつやるんだよ?今回は見に行くぞ」

「うーん。あんま期待しないほうがいいかも。。。オレのクラス演技ヘタなんだよ・・・」

「あと、オレ開会の言葉言うんだぜ」

ふーん。彼も演技が得意とはとても思えぬが。。。まあ、開会の言葉とは晴れ姿なんだろう。
よそ行きのネクタイで颯爽と登場だ。何人かのママは

「わぁ、やっぱウルトラマンだ。甘辛パパはこうでなきゃ」

さて5クラスが順番に体育館で色々な出し物をするようだ。小道具や音楽、脚本・構成などはすべて子供達の自作らしい。
おのおの趣向を凝らしていた。浦島太郎から始まって、紅白歌合戦、報道番組、学年別合奏会などつづき、最後が甘辛のクラスだった。

「全部太郎って何なんだよ?」

「ん?全部出てくるんだよ」

彼はクラスの友達とともに脚本を書いたらしい。それで演技がヘタとかエバってんのか。。。
オープニングでいきなり手作りの洗濯機が出てきた。「せんたっき」と書いてある。
5年生にもなって「せんたっき」かい・・・ちょっと不安になってきた。
トップバッターの「浦島太郎」はそれなりにちゃんとした話だったぞ。トリなんだけど大丈夫か?

しかぁし・・・そこはさすがに「キングダムハーツ」のストーリーを投稿しているほどの彼だ。演出はどこよりも凝っていてよくできているぞ。
私もこういった脚本を考えるのが好きだったからよくわかる。小細工が多くて肝心なところですべっちゃうのも昔の私そっくりだ。。。

「おじいさんはパチンコに、おばあさんは川での洗濯が面倒くさいので家のせんたっきで・・・」

桃太郎がせんたっきから生まれ、友達は浦島太郎と金太郎の二人だけ。。。町の人が鬼に暴れられて困っていると3人で鬼が島へ鬼退治に行く事になった。

「よし、鬼が島へ行こう」   「お願いします。Yes.You Can!」(なかなか捻ってあるな)

そしてお約束の3匹の御供が現れる。
しかし、犬には同行を断られ、猿はなんと桃太郎を麻生太郎と間違えてしまい、生意気なのでお払い箱、雉のはずがニワトリがでてきちゃって申しわけなさそうにお断り。。。
三人だけで向うことになった。

乗ろうとしている船は二人乗り。。。桃太郎と金太郎は密かに相談して浦島に・・・

「確かおまえ、いじめられてるカメを助けるストーリーだったよな。」

二人は亀を捕まえていじめて見せる。見かねた浦島太郎がそれを注意すると・・・

「わかりましたぁ。返します。じゃーねー」

と二人はとっとと逃げ出し、二人乗りボートへ。一人取り残されてしまった浦島太郎に向って、いじめられていた亀はお礼に竜宮城へ、と言うが。。。

「いやぁ。鬼が島へ言って欲しいんだよね」

水の上では船より亀のほうが速く、浦島のほうが数十分早く着いたようだ。

こんな調子でところどころ小細工を演出して笑いを誘い結構面白かった。
さすがドタバタが好きなだけはある。
甘辛本人はちょびっとしか出なかったが、惜しむらくは出ていた役者全員とナレーターが「これでもか」というほどセリフ棒読み。。。

なぁるほど。。。キミは決して皆を非難してはいけないが、「期待するな」と言いたかったことはわかったよ。。。
先生がワープロ打ちしてくれた台本は記念にとっておこう。
番組プロデューサになれたら、がっぽり儲けてくれよな。