今日は最近の湘南には珍しく、ものすごい波があった。
台風が接近しているからか、2階から打ち下ろすような波が次々にやってきて、沖に向けて進むのもひと苦労だ。
とか言って、あのぐらいのサイズだと私の手には負えないのだ。トホホ。。。
いつも入る河口西側のエリアはサーフィンの大会が開催されていた。
海は誰のものというわけではないのだが、巨大なアドバルーンを浮かせてその間で行っている。
皆、ちゃんと協力して一般はその外で楽しんでいる。
5,6回いい感じで乗れたろうか。こういう状況だと溺れるのが恐いのであまり沖には出ない。
もうちょっとだけ沖に出るとすごい波に乗れるんだろうけど、クラッシュしたらひとたまりもない。
今日は皆、上手な人達だけが入っているようだ。
1時間半ほどして、疲れがでたのだろうか、パドルが足らずにボード先端が波にのめり込み(パーリングというらしい)まっ逆さまになだれ落ちた。
真上から9フィートのボードが降ってきた。。。危ないところだった。
サーフボードも折れる事故があるそうだが、まんざら大袈裟な話ではないな。怪我しないうちに今日はこれくらいにしておいてやろう。
私のサーフボードは9フィートのロングで、近所のマーボロイヤルというショップで買ったものだ。
40歳になったとき、スクールを申し込んで生まれて初めてボードを手にした店だ。
ウェットスーツの着方も知らなかったんだから、かなりの勇気だと思う。
2時間のレッスンで3回くらいテイクオフすることができた。
超初心者用の浮力が高い特殊ボードだったが、夢を見るような思いだった。風を切るのを感じ、岸辺がすごい勢いで近づい来るんだ。
レッスンが終わると店でロングボードのことを詳しく教えてくれた。そりゃそうだ、これで売れれば収益倍増だもんな。
さすがにその場で衝動買いできるような金額ではなかったが、他の店もいくつか見た上で購入することはほぼ決めていた。
コツコツためたこずかいを一気に放出する買い物だ。
いよいよ購入を決めて再びショップに行くと、その日は店主がたまたまいた。
マーボーこと、小室正則さんという店主は現役最高齢のプロサーファーでこの世界ではものすごく有名な人らしい。
ニッポンのおやじたちに、湘南サーフィンのメローな心地よさを改めて紹介したいとかHPに載せていた。
うーむ。わかったようなわからぬような。。。
店ではきさくに声をかけてきたが、何かやはりオーラを感じるひとだった。
日本サーフィンの草分けであり一時代を築いた人ならではの眼光の鋭さもあった。
あつかましさもすごいものがあったし。。。
「キミ達はこれからサーフィンやんのか。OK!今すぐボード買いなよ。早いほうがいい」
奥のほうからどんどん商品を出してくる。私が買うつもりだったボードもあったから大人しく話を聞いていた。
「どうだいこのスタイル。モールドボードだから一生使えるぜ。売れねえから薦めてんじゃないよ。ホントにモノがいいんだよ」
キャッシュで購入すると、Tシャツやらポスター、雑誌など色々なものをおまけにつけてくれた。妻の分もくれた。
そしてワックスがけをその場で店の人がやってくれてる間、ずーっとしゃべっていた。
「オレ、50過ぎてこの前もらった嫁サンに子供できちゃってさあ。うれしいやらはずかしいやらで困ったよ。。。」MABOさん。
「いいじゃないですか。山本五十六だって父親が56歳のときの息子なんですから」と私。
「うーん。連合艦隊できたか!そうだよな」MABOさんは飛びあがらんばかりに喜んだ。
「そうだ。忘れてた。今サインするからさ」
ワックスを塗り終えたボードをひっくり返し、あたりまえのようにマジックでデカデカとサインしちゃった。
別に頼んでねえんだけど、かなり有名な人らしいからまあいいか。
店内に色々なボードが並んでいるので、ものめずらしく眺めていたら完全にジョークかと思ったことがあった。
「売約済 井上康生様」
「売約済 鈴木桂治様」
またまたあ。あの柔道金メダルの井上康生選手だと?しかも私とほぼ同じロングボードでサーフィン?
MABOさんは柔道ファンなのかな。
ところが・・・実は本当だったらしいのだ!妻がサーファー通り(この名付け親もMABOさんだって)を海から歩いてくる巨大な黒い男とすれ違い、誰かと思ったら鈴木桂治選手だったんだって。
オリンピックは残念でしたね。
でも「自分の調子は最高だった。弱さが悔しい」みたいなことをコメントしていて、感心した。
後付けのいいわけみたいなことを決して言わない潔さに日本の武道を感じた。
実は今日はこれを言いたかったのだ。
台風が接近しているからか、2階から打ち下ろすような波が次々にやってきて、沖に向けて進むのもひと苦労だ。
とか言って、あのぐらいのサイズだと私の手には負えないのだ。トホホ。。。
いつも入る河口西側のエリアはサーフィンの大会が開催されていた。
海は誰のものというわけではないのだが、巨大なアドバルーンを浮かせてその間で行っている。
皆、ちゃんと協力して一般はその外で楽しんでいる。
5,6回いい感じで乗れたろうか。こういう状況だと溺れるのが恐いのであまり沖には出ない。
もうちょっとだけ沖に出るとすごい波に乗れるんだろうけど、クラッシュしたらひとたまりもない。
今日は皆、上手な人達だけが入っているようだ。
1時間半ほどして、疲れがでたのだろうか、パドルが足らずにボード先端が波にのめり込み(パーリングというらしい)まっ逆さまになだれ落ちた。
真上から9フィートのボードが降ってきた。。。危ないところだった。
サーフボードも折れる事故があるそうだが、まんざら大袈裟な話ではないな。怪我しないうちに今日はこれくらいにしておいてやろう。
私のサーフボードは9フィートのロングで、近所のマーボロイヤルというショップで買ったものだ。
40歳になったとき、スクールを申し込んで生まれて初めてボードを手にした店だ。
ウェットスーツの着方も知らなかったんだから、かなりの勇気だと思う。
2時間のレッスンで3回くらいテイクオフすることができた。
超初心者用の浮力が高い特殊ボードだったが、夢を見るような思いだった。風を切るのを感じ、岸辺がすごい勢いで近づい来るんだ。
レッスンが終わると店でロングボードのことを詳しく教えてくれた。そりゃそうだ、これで売れれば収益倍増だもんな。
さすがにその場で衝動買いできるような金額ではなかったが、他の店もいくつか見た上で購入することはほぼ決めていた。
コツコツためたこずかいを一気に放出する買い物だ。
いよいよ購入を決めて再びショップに行くと、その日は店主がたまたまいた。
マーボーこと、小室正則さんという店主は現役最高齢のプロサーファーでこの世界ではものすごく有名な人らしい。
ニッポンのおやじたちに、湘南サーフィンのメローな心地よさを改めて紹介したいとかHPに載せていた。
うーむ。わかったようなわからぬような。。。
店ではきさくに声をかけてきたが、何かやはりオーラを感じるひとだった。
日本サーフィンの草分けであり一時代を築いた人ならではの眼光の鋭さもあった。
あつかましさもすごいものがあったし。。。
「キミ達はこれからサーフィンやんのか。OK!今すぐボード買いなよ。早いほうがいい」
奥のほうからどんどん商品を出してくる。私が買うつもりだったボードもあったから大人しく話を聞いていた。
「どうだいこのスタイル。モールドボードだから一生使えるぜ。売れねえから薦めてんじゃないよ。ホントにモノがいいんだよ」
キャッシュで購入すると、Tシャツやらポスター、雑誌など色々なものをおまけにつけてくれた。妻の分もくれた。
そしてワックスがけをその場で店の人がやってくれてる間、ずーっとしゃべっていた。
「オレ、50過ぎてこの前もらった嫁サンに子供できちゃってさあ。うれしいやらはずかしいやらで困ったよ。。。」MABOさん。
「いいじゃないですか。山本五十六だって父親が56歳のときの息子なんですから」と私。
「うーん。連合艦隊できたか!そうだよな」MABOさんは飛びあがらんばかりに喜んだ。
「そうだ。忘れてた。今サインするからさ」
ワックスを塗り終えたボードをひっくり返し、あたりまえのようにマジックでデカデカとサインしちゃった。
別に頼んでねえんだけど、かなり有名な人らしいからまあいいか。
店内に色々なボードが並んでいるので、ものめずらしく眺めていたら完全にジョークかと思ったことがあった。
「売約済 井上康生様」
「売約済 鈴木桂治様」
またまたあ。あの柔道金メダルの井上康生選手だと?しかも私とほぼ同じロングボードでサーフィン?
MABOさんは柔道ファンなのかな。
ところが・・・実は本当だったらしいのだ!妻がサーファー通り(この名付け親もMABOさんだって)を海から歩いてくる巨大な黒い男とすれ違い、誰かと思ったら鈴木桂治選手だったんだって。
オリンピックは残念でしたね。
でも「自分の調子は最高だった。弱さが悔しい」みたいなことをコメントしていて、感心した。
後付けのいいわけみたいなことを決して言わない潔さに日本の武道を感じた。
実は今日はこれを言いたかったのだ。
ましたが、荒れていました~@@!
私生活がちゃらちゃらしていると指摘され
「帰ってくるときはは泳ぎかサーフィンでこい!」と。。(驚!)
その後新聞で彼のこの四年間の苦労を読みましたけど、サーフィンは心機一転の頃だったようですね。
それにしても、奥様の眼は素晴し~い☆
♪つまを~ めとらばぁ さいたけてぇ~♪
懐メロより古そうなのを唸ってしまいました!
鈴木選手のブログには2000以上のコメントがあり、どれも励ましになってました。
「サーフィンで帰れ」とは彼を良く知る人なんでしょうね。
妻は有名人を見つけるのが得意なんです。
この前、幕張メッセで「南海キャンディーズのしず」を見たと言ってました。。。