ウルトラマンフェスティバル会場を出て駅に向かう途中入ったラーメン屋で何やらにやにやしている甘辛とともに池袋から一旦赤羽に逆行し、川崎駅に向かうため上野東京ラインに乗り込んだ。開店と同時の時間ですでに店頭で並んでいた妻と合流し、待ち時間なしで入店できた。入口でいつもの説明(防衛軍隊員とウルトラ戦士は入店できない)を受け甘辛は「真実のジャミラ」の口に手を入れる。「パパのウルトラセブンは危ないので、手を入れてみてください。噛みつかれたらアウトです」苦笑して手を入れると「おー、こりゃー、ジャミラの鳴き声じゃんか・・・」甘辛は早くもテンションが上がる。案内されたのは初めて入る「光の国/地球戦力研究室」である。「こりゃー、すげえや」甘辛は店内を歩き回り、頭上に流れる「怪獣たちが飲んだくれる」VTRを飽かずに眺めていた。テーブルのグラスケースには防衛隊の超兵器群、壁には防衛秘密基地やウルトラ兵器の要注意点などが掲げられている。しかしちょっと見、ものすごいコレクションのように見えるが「よく見たらコンドル1号以外全部オレんちにあるじゃんか・・・?!」「いや、飛び道具はない。マルス133なんか10万円くらいしたような気がする。とても手が出せねえよ」
怪獣酒場は2回目となる妻だが「この店のインテリアや小物考えた人、すごい人だよ。甘辛もここまで考えつける?」壁に掛かっていた額縁の中には大昔の「てれびくん」にあったような「科学特捜隊基地のひみつ」「ジェットビートルのせいのう」など子供向け図解の2ページが古文書のように保存されていて、「さる地球人からリークされた極秘情報」などと銘打ってあるのである。ここは地球侵略するために宇宙人たちが地球防衛軍の戦力を研究する場所、つまりかの超兵器の性能や内部構造などは必須の機密情報なのである。確かに何度きても見尽くせないほどディティールがマニア垂涎のニクい演出となっている。鍋物に使うボンベは火山怪鳥バードンの嘴がつき、レジの「忘れ物」にはタッコング様のひれ、アーストロン様の尾っぽ、天井を仰ぐと「ちょっとこれ売ってないの?」と店員に聞きたくなるようなウルトラゴージャス熊手・・・「会社辞めたらこういう店、プロデュースしてみたいなー」
前回、同窓生で訪れた際も行ったが、今「怪獣フェスタ2015」として宇宙人・怪獣連合の会長選挙を実施中である。使用したコースターの裏に20人(体?)の候補たる宇宙人・怪獣の名前を書いて投票BOXに入れるのである。かのメンバー含めて誰でも知っている有名どころ、女性だったら「よく知ってるね」と感心できるレイヤ、ウルトラ世代の男子だったら「これくらい知ってるよね」とプレッシャーかけるレイヤ、「ぎゃーっはっはっは、父ちゃん、ペロリンガ星人なんて入れる人いるのかよ?」と鼻で笑う我々父子レベルの4段階くらいある。中間発表では目下の第一位は有名どころの「メトロン星人」のようだ。彩色が美しいのと魚クンのようなトボけた顔が「かわいい」という評判らしいが、侵略方法そのものは「タバコの中に『宇宙ケシ』の実を仕込んで『周囲が皆敵に見える』という薬物作用を利用して人類同士を戦わせ自滅させよう」という実に論理的でエグい作戦だったのだ。モロボシ・ダンと生宇宙人姿のメトロンが畳の上でちゃぶ台を挟んで対峙するあまりにも有名なシーン、高度成長期の公害に満ちた退廃的な工場周辺の描写や「水に写す」という独特な映像効果、そして「人類はまだ宇宙人に狙われれるほどお互いを信頼していない」という、締めのメッセージ・・・どれをとってもウルトラセブン(いやウルトラ史上)屈指の名作と言えよう。
この夏最後の「ウルトラ三昧」を某SNSサイトに載せたら、怪獣酒場に関し「また言っちゃったの〜」と反応した女子がいた。「怪獣酒場」というのが不思議だがたぶんあの場が初めてお会いして、山ほどお土産を買いこんでいた人だ。ご自身もかなりお好きでかなり高額なデラックス版怪獣図鑑を購入していた。その彼女からの「子供たちと『いいな』って思う車の話に『フォルクス・ワーゲンバス2』が登場し、メトロン星人の話に出ていたのをネットで知ってびっくり!」というメッセージに我々と同等水準の香りを感じた。タイトルは「狙われた街」、メトロン星人の人間を狂わす赤い結晶体仕込んだタバコを自販機に補充しにきた時に使用したワゴンが「フォルクス・ワーゲンバス」だったのである。ちなみにこの赤い結晶体は「帰ってきた怪獣酒場」で販売しており、彼女もたしか購入していた。ウルフェスにあったステッカーでメトロンおちゃらけデザインがあり、サブタイトルは「いい幻覚(ゆめ)見ろよ」・・・このニクい演出が最近多くマニアにはたまらない。怪獣酒場は「怪獣憩いの場」であり、ウルトラ戦士との戦いを振り返り、ある時は作戦を練り、ある時は反省会、またある時は単なる愚痴のぶちまける場なのである。
超人気店なので席は2時間制とされており、あっという間に退出時間となって名残惜しくも「研究室」を後にした。我々は限定グッズ販売コーナーで新しいアイテムを物色し始めた。ウルフェス帰りの甘辛は例の「エクスデバイザー」を買っているから、あまりあれこれ騒がない。実は最初にこの店を訪れた時に妻はおそらく先の怪獣好き彼女を超える買い物をしていたので、目新しいものは少なかったようなのだが、新商品のTシャツを眺めて妙に気に入ったような雰囲気だった。シルエットだがダダがカクテルを運び、バルタンがワイングラスを持ち上げる・・・アニメ「怪獣酒場カンパーイ!」からのデザインのようだ。結局ジャミラのカレースプーン(ちょっと赤い目が怖い)を購入していた。私は新作の「怪獣酒場Tシャツ」を購入したが、これを見た妻は「タンスが溢れかえってるんだから、一枚買ったら一枚捨てるんだからね!」確かにかなりへろへろになっているものもあるが、もはやどこにも販売していない(買う人もいない?)レアアイテムである。
その翌日、母親に勧められて甘辛は志望(するかもしれない)大学のキャンパスの足を運ぶことにした。部活引退後慰労の意味もあった「ウルトラ三昧」だったが、一応受験生の身分であり、これに相応する行為をこの夏休み何一つしてこなかったのである。オープンキャンパスは既に終わってしまっていたが、関係資料や学部紹介パンフレットをもらって学内を歩き回ってくる。どこにも行く予定がないが、遅めの夏休み休暇を取っていた私は台風接近に伴い波乗りに行くこともできず、そこそこ涼しいので「帰りに秋葉原を物色する」という条件で付き合うことにした。母校と受験校以外の大学キャンパスには資格試験の時くらいしか足を運ばないので多少興味があることはあった。見学等受付である入試課に行くと手慣れたもので、セットになった関連書類とマップを広げ「講義を行っている教室もあるので原則建物内は見学いただけませんが、図書館、サイエンスプロムナード、生協などは中に入っていただけます」母親は「自分の目で見て雰囲気を感じ取る」ことが大事と思っているらしいが、当の甘辛はキャンパス内を二人乗りしている男女を見て「何かリア充多くてむかつくなー」とぶつぶつ言っていた。(そういうところを見るんじゃなくて・・・)
帰りに久々に寄った秋葉原「まんだらけ」ではウルフェスであまり目立った掘り出し物がなかったこともあり、かなり気合を入れて物色した。彼は彼でイベント限定のレア物を(あまり感心しない2次元系だが)探しているようだった。最上階までエレベーターで行って順番に階段で降りながら各階を偵察するが、入口でいきなり私は考え込んでしまった・・・うーむ。特大40cmフィギュア「ウルトラマンティガ」が3000円だと・・・?ティガが特別人気がないわけでは決してないが、この類の大型フィギュアだと大体1万円を下回ることはなく、こんな破格値は初めて見た。その下の階では銀河鉄道999の「戦士の銃コスモドラグーン」シリアルNO.4エメラルダス用が5000円・・・いつも気になってはいたのだが、超合金地球防衛艦隊旗艦「アンドロメダ」が25000円(これはないな・・・)クレーンゲーム景品の超ビッグフィギュア「ウルトラマン」3000円を見て、「父ちゃん、これ玄関にあるヤツだろ?結構するじゃんか。オレんちのコレクションにかなりレア物もあるんじゃねえか?」「(何を言ってるんだこいつは?あれは『オレんち』ではなく『オレの』だよ!)」と思ったがここは大人の余裕で「飾ってあるだけで、ちゃんと保存はしてないからな。あまり価値はないだろ」
甘辛が探していたのはイベント限定2枚組CDだったらしいが、どうもようやく見つけたのはさらに小冊子付の特別限定版だったらしく、「予算オーバーしちゃってるよぉ・・・」と嘆いていた。私は知らん顔をしてプレステ2の中古ゲームソフト「松本零士999の世界」を手に取っていたが、「これ、たぶんどこにもないよなー」とわざとらしくつぶやく甘辛に「いくら足りねえんだよ?」「1500円」手にしていたパッケージを見ると何と1500円!甘辛が隣でにやりと笑ったような気がした。「わかったよ!オレの999の分、1500円出してやるよ!」まんだらけの出口でもう一度立ち止まり「なあ、甘辛よ、ティガのビッグフィギュア3000円ってどう考えても安いよな・・・」私はもう一度エレベーターに向かおうとしたのだが、仮にも進学に関わるキャンパス見学に行って帰りに巨大なフィギュアの箱を抱えて帰ってはいかにも妻が嘆きそうだったから、ぎりぎり思い止まったのだった。
前回に続き、ウルトラホビー系の話題だったが、この夏は地元の同級生や家族などとともに不思議なきっかけでウルトラ、怪獣、アニメなどの話題がやたら多かったような気がする。また我が家だけでなく(考えてみたら自然だが)同年代の特に女子にもウルトラ好きで話題の通じる人がたくさんいることも分かった。考えてみれば我々の世代は男子にしても女子にしても、その子供も同じウルトラ・怪獣などで盛り上がれるドンピシャ二重らせんDNA世代である。ウルトラマンフェスティバル2015のチケットをネット購入しようとして見つけたがとうとう「おじいちゃん・おばあちゃんとウルフェスへ」という触れ込みでその名も「キングチケット」という特別割引券が登場した。とうとうここまできたか・・・いずれ甘辛に子供ができればむろん、親子3代でウルフェスある限り足を運ぶことになろう。ウルトラショットは今回セブンの息子「ゼロ」だったが、親子三代となると私はいよいよ伝説の長老「ウルトラマンキング」のTシャツ(そんなのあったっけ?)でポーズをとらなければならないかもしれない。
怪獣酒場は2回目となる妻だが「この店のインテリアや小物考えた人、すごい人だよ。甘辛もここまで考えつける?」壁に掛かっていた額縁の中には大昔の「てれびくん」にあったような「科学特捜隊基地のひみつ」「ジェットビートルのせいのう」など子供向け図解の2ページが古文書のように保存されていて、「さる地球人からリークされた極秘情報」などと銘打ってあるのである。ここは地球侵略するために宇宙人たちが地球防衛軍の戦力を研究する場所、つまりかの超兵器の性能や内部構造などは必須の機密情報なのである。確かに何度きても見尽くせないほどディティールがマニア垂涎のニクい演出となっている。鍋物に使うボンベは火山怪鳥バードンの嘴がつき、レジの「忘れ物」にはタッコング様のひれ、アーストロン様の尾っぽ、天井を仰ぐと「ちょっとこれ売ってないの?」と店員に聞きたくなるようなウルトラゴージャス熊手・・・「会社辞めたらこういう店、プロデュースしてみたいなー」
前回、同窓生で訪れた際も行ったが、今「怪獣フェスタ2015」として宇宙人・怪獣連合の会長選挙を実施中である。使用したコースターの裏に20人(体?)の候補たる宇宙人・怪獣の名前を書いて投票BOXに入れるのである。かのメンバー含めて誰でも知っている有名どころ、女性だったら「よく知ってるね」と感心できるレイヤ、ウルトラ世代の男子だったら「これくらい知ってるよね」とプレッシャーかけるレイヤ、「ぎゃーっはっはっは、父ちゃん、ペロリンガ星人なんて入れる人いるのかよ?」と鼻で笑う我々父子レベルの4段階くらいある。中間発表では目下の第一位は有名どころの「メトロン星人」のようだ。彩色が美しいのと魚クンのようなトボけた顔が「かわいい」という評判らしいが、侵略方法そのものは「タバコの中に『宇宙ケシ』の実を仕込んで『周囲が皆敵に見える』という薬物作用を利用して人類同士を戦わせ自滅させよう」という実に論理的でエグい作戦だったのだ。モロボシ・ダンと生宇宙人姿のメトロンが畳の上でちゃぶ台を挟んで対峙するあまりにも有名なシーン、高度成長期の公害に満ちた退廃的な工場周辺の描写や「水に写す」という独特な映像効果、そして「人類はまだ宇宙人に狙われれるほどお互いを信頼していない」という、締めのメッセージ・・・どれをとってもウルトラセブン(いやウルトラ史上)屈指の名作と言えよう。
この夏最後の「ウルトラ三昧」を某SNSサイトに載せたら、怪獣酒場に関し「また言っちゃったの〜」と反応した女子がいた。「怪獣酒場」というのが不思議だがたぶんあの場が初めてお会いして、山ほどお土産を買いこんでいた人だ。ご自身もかなりお好きでかなり高額なデラックス版怪獣図鑑を購入していた。その彼女からの「子供たちと『いいな』って思う車の話に『フォルクス・ワーゲンバス2』が登場し、メトロン星人の話に出ていたのをネットで知ってびっくり!」というメッセージに我々と同等水準の香りを感じた。タイトルは「狙われた街」、メトロン星人の人間を狂わす赤い結晶体仕込んだタバコを自販機に補充しにきた時に使用したワゴンが「フォルクス・ワーゲンバス」だったのである。ちなみにこの赤い結晶体は「帰ってきた怪獣酒場」で販売しており、彼女もたしか購入していた。ウルフェスにあったステッカーでメトロンおちゃらけデザインがあり、サブタイトルは「いい幻覚(ゆめ)見ろよ」・・・このニクい演出が最近多くマニアにはたまらない。怪獣酒場は「怪獣憩いの場」であり、ウルトラ戦士との戦いを振り返り、ある時は作戦を練り、ある時は反省会、またある時は単なる愚痴のぶちまける場なのである。
超人気店なので席は2時間制とされており、あっという間に退出時間となって名残惜しくも「研究室」を後にした。我々は限定グッズ販売コーナーで新しいアイテムを物色し始めた。ウルフェス帰りの甘辛は例の「エクスデバイザー」を買っているから、あまりあれこれ騒がない。実は最初にこの店を訪れた時に妻はおそらく先の怪獣好き彼女を超える買い物をしていたので、目新しいものは少なかったようなのだが、新商品のTシャツを眺めて妙に気に入ったような雰囲気だった。シルエットだがダダがカクテルを運び、バルタンがワイングラスを持ち上げる・・・アニメ「怪獣酒場カンパーイ!」からのデザインのようだ。結局ジャミラのカレースプーン(ちょっと赤い目が怖い)を購入していた。私は新作の「怪獣酒場Tシャツ」を購入したが、これを見た妻は「タンスが溢れかえってるんだから、一枚買ったら一枚捨てるんだからね!」確かにかなりへろへろになっているものもあるが、もはやどこにも販売していない(買う人もいない?)レアアイテムである。
その翌日、母親に勧められて甘辛は志望(するかもしれない)大学のキャンパスの足を運ぶことにした。部活引退後慰労の意味もあった「ウルトラ三昧」だったが、一応受験生の身分であり、これに相応する行為をこの夏休み何一つしてこなかったのである。オープンキャンパスは既に終わってしまっていたが、関係資料や学部紹介パンフレットをもらって学内を歩き回ってくる。どこにも行く予定がないが、遅めの夏休み休暇を取っていた私は台風接近に伴い波乗りに行くこともできず、そこそこ涼しいので「帰りに秋葉原を物色する」という条件で付き合うことにした。母校と受験校以外の大学キャンパスには資格試験の時くらいしか足を運ばないので多少興味があることはあった。見学等受付である入試課に行くと手慣れたもので、セットになった関連書類とマップを広げ「講義を行っている教室もあるので原則建物内は見学いただけませんが、図書館、サイエンスプロムナード、生協などは中に入っていただけます」母親は「自分の目で見て雰囲気を感じ取る」ことが大事と思っているらしいが、当の甘辛はキャンパス内を二人乗りしている男女を見て「何かリア充多くてむかつくなー」とぶつぶつ言っていた。(そういうところを見るんじゃなくて・・・)
帰りに久々に寄った秋葉原「まんだらけ」ではウルフェスであまり目立った掘り出し物がなかったこともあり、かなり気合を入れて物色した。彼は彼でイベント限定のレア物を(あまり感心しない2次元系だが)探しているようだった。最上階までエレベーターで行って順番に階段で降りながら各階を偵察するが、入口でいきなり私は考え込んでしまった・・・うーむ。特大40cmフィギュア「ウルトラマンティガ」が3000円だと・・・?ティガが特別人気がないわけでは決してないが、この類の大型フィギュアだと大体1万円を下回ることはなく、こんな破格値は初めて見た。その下の階では銀河鉄道999の「戦士の銃コスモドラグーン」シリアルNO.4エメラルダス用が5000円・・・いつも気になってはいたのだが、超合金地球防衛艦隊旗艦「アンドロメダ」が25000円(これはないな・・・)クレーンゲーム景品の超ビッグフィギュア「ウルトラマン」3000円を見て、「父ちゃん、これ玄関にあるヤツだろ?結構するじゃんか。オレんちのコレクションにかなりレア物もあるんじゃねえか?」「(何を言ってるんだこいつは?あれは『オレんち』ではなく『オレの』だよ!)」と思ったがここは大人の余裕で「飾ってあるだけで、ちゃんと保存はしてないからな。あまり価値はないだろ」
甘辛が探していたのはイベント限定2枚組CDだったらしいが、どうもようやく見つけたのはさらに小冊子付の特別限定版だったらしく、「予算オーバーしちゃってるよぉ・・・」と嘆いていた。私は知らん顔をしてプレステ2の中古ゲームソフト「松本零士999の世界」を手に取っていたが、「これ、たぶんどこにもないよなー」とわざとらしくつぶやく甘辛に「いくら足りねえんだよ?」「1500円」手にしていたパッケージを見ると何と1500円!甘辛が隣でにやりと笑ったような気がした。「わかったよ!オレの999の分、1500円出してやるよ!」まんだらけの出口でもう一度立ち止まり「なあ、甘辛よ、ティガのビッグフィギュア3000円ってどう考えても安いよな・・・」私はもう一度エレベーターに向かおうとしたのだが、仮にも進学に関わるキャンパス見学に行って帰りに巨大なフィギュアの箱を抱えて帰ってはいかにも妻が嘆きそうだったから、ぎりぎり思い止まったのだった。
前回に続き、ウルトラホビー系の話題だったが、この夏は地元の同級生や家族などとともに不思議なきっかけでウルトラ、怪獣、アニメなどの話題がやたら多かったような気がする。また我が家だけでなく(考えてみたら自然だが)同年代の特に女子にもウルトラ好きで話題の通じる人がたくさんいることも分かった。考えてみれば我々の世代は男子にしても女子にしても、その子供も同じウルトラ・怪獣などで盛り上がれるドンピシャ二重らせんDNA世代である。ウルトラマンフェスティバル2015のチケットをネット購入しようとして見つけたがとうとう「おじいちゃん・おばあちゃんとウルフェスへ」という触れ込みでその名も「キングチケット」という特別割引券が登場した。とうとうここまできたか・・・いずれ甘辛に子供ができればむろん、親子3代でウルフェスある限り足を運ぶことになろう。ウルトラショットは今回セブンの息子「ゼロ」だったが、親子三代となると私はいよいよ伝説の長老「ウルトラマンキング」のTシャツ(そんなのあったっけ?)でポーズをとらなければならないかもしれない。