一夜明け陽が昇ると子供の頃からの「謎と憧れの的」だったハトヤの姿がまざまざと際立った。
甘辛と大浴場へ行って朝風呂を浴び、館内をくまなく偵察して朝食会場へ向かった。
朝から和洋フルパワー全開だ。やっぱり一通り口にするのは苦労した。なるほど、昨晩は暗くてよく見えなかったが、ディナー会場からの景色はものすごいんだな。
昨晩ディナー時に甘辛をピンで撮られた写真がなぜか爪切りになっていた。「おにいちゃん、ジャニーズ系だね。ワンショットいっとこうか」とうまいことカメラマンが言っていたが、こういうことか。
どこでもある写真までは購入する気にならなかったが、グッズに加工されたものを買わずに帰り、「処分」されてしまうのがどうも忍びなく、ふらふら購入してしまった。。。
ばあちゃんへの土産にでもするか・・・
姉妹ホテル?のサンハトヤの日帰り入浴券をもらい、名残ほしくハトヤを後にした。(もう少しゆっくりしたかったなー)明るいところでもう少し写真を撮っていこう。。。
さて、ホテルを出ると我々は海辺の公園目指して車を走らせた。今年で17回目を迎えるという「めちゃくちゃ市」というものを見物するためである。
伊豆の名産である干物やわさび他がふんだんに取り上げられ、おしるこや海鮮汁、干物の無料サービスもあってかなり盛況だった。
会場の端っこのほうに信じ難いほど巨大な干物が陳列されていた。なんと、「ブリの干物」。。。
しっぽの部分にあるおなじみ「アジの開き」が豆アジのように見える。
そして「イカの干物」、尋常な大きさではないぞ。ダイオウイカかな。
となりには即席プールの生簀があり、イシダイやブリ、伊勢海老がうようよ泳いでいる。釣りゲームでもあったら真っ先に手を上げるんだがなー。これらはやがてオークションにかけられるそうだ。
豪華絢爛な商品を「めちゃくちゃ」な値段で売り払ってしまうという「めちゃくちゃオークション」が始まった。
地元名産の詰め合わせ、みかん酒やワイン、みかん箱が1000円くらい、ハトヤの隣の「ホテル聚楽」が1泊1万円くらい、河津桜の木なんて10円で落札されていた。
そしてさっき見た巨大干物がオークションにかけられたのである。話のタネにはいいけど食えるんかな。寒ブリはそのまま刺身で食したほうが・・・
イカは「マルイカ」と言うんだそうだ。重さは7,8キロ、2枚あったがどちらも7000円で落札された。
寒ブリの干物は13キロあると言っていたが、8000円で落札。箱に入りきらないと言って事務方が困っていた。。。
最後は例の生簀にいたモノたちだ。。。なんとタモアミですくう権利がオークションで売り出されるらしい。
ステージ上に3種類の大きさのタモアミが用意されていた。
一番小さなヤツから順番に使う。一番小さい網の権利を手にすると1分間、さっきの生簀で使い放題使うことができる。GETした魚は全部持って帰れる。
中くらいの網はその次に使う権利が与えられ、許される時間は30秒。一番大きな網は最後に使うことになるが、使える時間は10秒。
なるほど、面白い企画を考えるものだなー。結局最後までは見ずに会場を後にしてしまったが、どの権利が一番得だろうか・・・小さい網にはブリは入らないからな。
昨日はイマイチお客さんが少なかったそうだが、日曜日の午後ということもあり、オークション会場はかなりの人で賑わっていた。
気が付くと妻もたまに手を上げて声を出していた・・・私はというと、全くもって役には立たない。
肉屋のショーウィンドーでも注文できないのである。「せり」などに入っていけるはずもない。。。甘辛も全く興味なく、さっさと足湯に行きPSPを始めてしまった。
「父ちゃん見ろよ。合宿のとき、あそこの砂浜でずーっとダッシュやってたんだぜ。死んだ・・・」
向こうの防波堤で釣りをする人を恨めしそうに見ている私に息子はつぶやいた。
甘辛が合宿のときに発見したという店は「オレンジボックス」という名前だった。
レアもののカードや中古ゲームソフト、フィギュアやプラモデルなどを扱う店だ。店内の撮影は控えたので写真はないが、2階のフィギュアコーナーに向かう階段の正面に巨大な「戦艦長門」の模型が・・・値段を見ると91万円だった。買えねえや。。。
むかーしのウルトラ戦士モノフィギュアがたくさん置いてあったが、どちらかというと私はレトロさよりも造形の正しさを追い求めるのでNG。
結局甘辛が買ってきたウルトラセブンのフィギュアが最もまともで、その場での購入には至らなかった。
約半分になってしまったが、伊東旅行最後に寄ったのがそのデビューふぁ衝撃的だった「サンハトヤ」だ。
チェックアウトのときにもらった日帰り入浴券を使うときがきた。その前にホテル内を偵察すると・・・冬季は営業していない海辺のプールが半分だけせき止められ、釣り堀になっていた。
これが噂の大漁苑である。アジが1匹200円、たくさん釣れば釣るほど1匹あたりの値段が安くなる。つまり三段逆スライド方式・・・寒風吹きすさぶ中、やっている客は誰もいなかった。
先に入ったのが水着で入る「古代風呂」。滝があったりジャグジーがあったり色々趣向をこらされており、海にせりだしているので景色もなかなかよい。
外へのプールへ繋がっているが、冬季は閉鎖され行けなくなっている。
最後に入ったのが「海底温泉」。なんと浴槽の向こう側が水族館になっているお魚風呂だ。
いたのは海ガメにネコザメ、真鯛にシマアジ、マハタである。(入るときに絵があった)
海ガメを除けば(スープになるらしいが)他は皆刺身で美味しく食べられる魚というのがミソだ。
「ハワイ島で母ちゃんが「ペシっ」とされたヤツ(海ガメ)はあれくらいだったよなー」
甘辛もぼーっと見入っていた。なかなか癒されるもので一見の価値がある。
海底1000メートルから汲み上げているといる温泉もさらっとした感じでぐいっと温まる。
ゆったりと時を過ごし、気が付いたら3時を回っていた。その日は第5回目の「湘南国際マラソン」が開催されるため、我が家の前の道路は8時から15時45分まで「通行止め」になってしまう。(あの混み合う海岸線を日中完全に止めてしまうんだから大胆なイベントだ。)
およそ2時間の行程だが西湘バイパスを東上しそれほど影響も受けずに帰宅できた。OISOがゴールだったのか係員がマラソン後の片づけをしていた。
こうしてほとんど衝動的に決まった我が家のプチ旅行は終わりを告げるのである。
甘辛と大浴場へ行って朝風呂を浴び、館内をくまなく偵察して朝食会場へ向かった。
朝から和洋フルパワー全開だ。やっぱり一通り口にするのは苦労した。なるほど、昨晩は暗くてよく見えなかったが、ディナー会場からの景色はものすごいんだな。
昨晩ディナー時に甘辛をピンで撮られた写真がなぜか爪切りになっていた。「おにいちゃん、ジャニーズ系だね。ワンショットいっとこうか」とうまいことカメラマンが言っていたが、こういうことか。
どこでもある写真までは購入する気にならなかったが、グッズに加工されたものを買わずに帰り、「処分」されてしまうのがどうも忍びなく、ふらふら購入してしまった。。。
ばあちゃんへの土産にでもするか・・・
姉妹ホテル?のサンハトヤの日帰り入浴券をもらい、名残ほしくハトヤを後にした。(もう少しゆっくりしたかったなー)明るいところでもう少し写真を撮っていこう。。。
さて、ホテルを出ると我々は海辺の公園目指して車を走らせた。今年で17回目を迎えるという「めちゃくちゃ市」というものを見物するためである。
伊豆の名産である干物やわさび他がふんだんに取り上げられ、おしるこや海鮮汁、干物の無料サービスもあってかなり盛況だった。
会場の端っこのほうに信じ難いほど巨大な干物が陳列されていた。なんと、「ブリの干物」。。。
しっぽの部分にあるおなじみ「アジの開き」が豆アジのように見える。
そして「イカの干物」、尋常な大きさではないぞ。ダイオウイカかな。
となりには即席プールの生簀があり、イシダイやブリ、伊勢海老がうようよ泳いでいる。釣りゲームでもあったら真っ先に手を上げるんだがなー。これらはやがてオークションにかけられるそうだ。
豪華絢爛な商品を「めちゃくちゃ」な値段で売り払ってしまうという「めちゃくちゃオークション」が始まった。
地元名産の詰め合わせ、みかん酒やワイン、みかん箱が1000円くらい、ハトヤの隣の「ホテル聚楽」が1泊1万円くらい、河津桜の木なんて10円で落札されていた。
そしてさっき見た巨大干物がオークションにかけられたのである。話のタネにはいいけど食えるんかな。寒ブリはそのまま刺身で食したほうが・・・
イカは「マルイカ」と言うんだそうだ。重さは7,8キロ、2枚あったがどちらも7000円で落札された。
寒ブリの干物は13キロあると言っていたが、8000円で落札。箱に入りきらないと言って事務方が困っていた。。。
最後は例の生簀にいたモノたちだ。。。なんとタモアミですくう権利がオークションで売り出されるらしい。
ステージ上に3種類の大きさのタモアミが用意されていた。
一番小さなヤツから順番に使う。一番小さい網の権利を手にすると1分間、さっきの生簀で使い放題使うことができる。GETした魚は全部持って帰れる。
中くらいの網はその次に使う権利が与えられ、許される時間は30秒。一番大きな網は最後に使うことになるが、使える時間は10秒。
なるほど、面白い企画を考えるものだなー。結局最後までは見ずに会場を後にしてしまったが、どの権利が一番得だろうか・・・小さい網にはブリは入らないからな。
昨日はイマイチお客さんが少なかったそうだが、日曜日の午後ということもあり、オークション会場はかなりの人で賑わっていた。
気が付くと妻もたまに手を上げて声を出していた・・・私はというと、全くもって役には立たない。
肉屋のショーウィンドーでも注文できないのである。「せり」などに入っていけるはずもない。。。甘辛も全く興味なく、さっさと足湯に行きPSPを始めてしまった。
「父ちゃん見ろよ。合宿のとき、あそこの砂浜でずーっとダッシュやってたんだぜ。死んだ・・・」
向こうの防波堤で釣りをする人を恨めしそうに見ている私に息子はつぶやいた。
甘辛が合宿のときに発見したという店は「オレンジボックス」という名前だった。
レアもののカードや中古ゲームソフト、フィギュアやプラモデルなどを扱う店だ。店内の撮影は控えたので写真はないが、2階のフィギュアコーナーに向かう階段の正面に巨大な「戦艦長門」の模型が・・・値段を見ると91万円だった。買えねえや。。。
むかーしのウルトラ戦士モノフィギュアがたくさん置いてあったが、どちらかというと私はレトロさよりも造形の正しさを追い求めるのでNG。
結局甘辛が買ってきたウルトラセブンのフィギュアが最もまともで、その場での購入には至らなかった。
約半分になってしまったが、伊東旅行最後に寄ったのがそのデビューふぁ衝撃的だった「サンハトヤ」だ。
チェックアウトのときにもらった日帰り入浴券を使うときがきた。その前にホテル内を偵察すると・・・冬季は営業していない海辺のプールが半分だけせき止められ、釣り堀になっていた。
これが噂の大漁苑である。アジが1匹200円、たくさん釣れば釣るほど1匹あたりの値段が安くなる。つまり三段逆スライド方式・・・寒風吹きすさぶ中、やっている客は誰もいなかった。
先に入ったのが水着で入る「古代風呂」。滝があったりジャグジーがあったり色々趣向をこらされており、海にせりだしているので景色もなかなかよい。
外へのプールへ繋がっているが、冬季は閉鎖され行けなくなっている。
最後に入ったのが「海底温泉」。なんと浴槽の向こう側が水族館になっているお魚風呂だ。
いたのは海ガメにネコザメ、真鯛にシマアジ、マハタである。(入るときに絵があった)
海ガメを除けば(スープになるらしいが)他は皆刺身で美味しく食べられる魚というのがミソだ。
「ハワイ島で母ちゃんが「ペシっ」とされたヤツ(海ガメ)はあれくらいだったよなー」
甘辛もぼーっと見入っていた。なかなか癒されるもので一見の価値がある。
海底1000メートルから汲み上げているといる温泉もさらっとした感じでぐいっと温まる。
ゆったりと時を過ごし、気が付いたら3時を回っていた。その日は第5回目の「湘南国際マラソン」が開催されるため、我が家の前の道路は8時から15時45分まで「通行止め」になってしまう。(あの混み合う海岸線を日中完全に止めてしまうんだから大胆なイベントだ。)
およそ2時間の行程だが西湘バイパスを東上しそれほど影響も受けずに帰宅できた。OISOがゴールだったのか係員がマラソン後の片づけをしていた。
こうしてほとんど衝動的に決まった我が家のプチ旅行は終わりを告げるのである。