米国で「感謝祭(Thanksgiving Day)」とは家族が一同に会しごちそうをたらふく食べまくる日だそうだ。今年は11月24日だと聞く。
我が家も日曜日はずばり「ごちそうをたらふく食べる日」となった。私の誕生日のお祝い(ちなみにその日ではない)があったからである。息子甘辛は何を思ったのか私のために「シチューを作る」と言いだした。(相変わらず行動パターンが読みにくい人だ)
午前中だけミーティングがあって出掛けたが、早く帰って来て自分で作るという・・・早朝、竜泉寺に連れて行った母親が前日の会合で鎌倉の「なんとか」いうマイナーなお寺の紅葉がとても綺麗と聞いた。
鶴岡八幡宮とか鎌倉宮、瑞泉寺などメジャーな場所には人がどどーっと押し寄せるが、そこはあまり人がいない穴場だという。天気もいいし、鎌倉へ紅葉でも見に行くかと色々調べてみたのだが、甘辛に帰宅前に見てくるにはちょっと無理があった。
先日、北関東で見事な紅葉を見てから少し興味がわいてきたのだが、どうも鎌倉エリアの紅葉はもう少し時期を遅らせた方がいいらしい。
2時間くらいしかないから、いつものようにカメラを持って妻と海岸線の散歩に出かけた。むろん「猛禽類の急降下・上昇角度について」という論文をまとめるための「エサ」を持参しての散歩である。
ところが海岸に出てみると、あれほど上空を我が物で編隊飛行していた鳥がほとんどおらず、2,3羽の斥候がいるだけで襲撃してくる気配すらなかった。バーベキューでもやっていると「うようよ」やってくるのだが、たまたま別方面に出動しているのかな。。。
それにしても少し霞がかかっているが、見事な風景だ。富士山の冠雪が左側だけ剥げ落ちたようになっているが、ある意味「ごちそう」ような情景だった。
先日、テレビで「富士見橋」が見える富士山は東京で1箇所だけになってしまった・・・という取材をしていたが、沿岸で邪魔なマンションがいくつかあるだけで、ここから富士山を見られなくなることはまずないだろう。
この時期にしては珍しく気温も高く、ところ狭しとサーファーが浮かんでいたが、残念ながら全くと言っていいほど波がない。江ノ島方面なんて海面のざわめきすらなく、湖面のように静かで輝いている。
そのまま歩いて行って弁天橋を渡り、ヨットハーバーを向けて岩場を偵察するつもりだったのだが、途中の新片瀬漁港ではまだ直売の魚が結構あるようだったので寄ってみた。
第一日曜日は「朝市」として野菜や水産物以外の特産物も並ぶのでたくさんの人で賑わうようだが、通常は魚の直売のみで結構お得な穴場であるらしい。
昼にも近かったからさすがに鯵などは売り切れてしまっていたが、丸々太った「カマス」や水槽には大きな魚がたくさんいた。
大きな水槽を覗いていた妻に髭のチョイ悪アニキのような人が、「今日は大物カワハギ入ったんだよ。まだ1匹いたんで持ってかない?」
ここの値段の付け方は大きくなるほど単位当たりの価格が高くなる方式だ。ある程度以上大きいと希少価値がぐんと高くなる、ということだな。
200〜350gが100g当たり220円、350g以上になると100g350円になる。一番大きいカワハギは計って見ると350gを少し超えてしまったようだが、アニキは笑ってピッタリだったことにして220円/100gを適用してくれた。
その他、妻は大きなカマス2匹、桜鯛を2匹購入していた。こんな手の平サイズどうするのだろうと思っていたら「鯛めし」を作ってみるそうだ。なるほどねー。テレビで見たことだけはあるが・・・・
カワハギにカマスの刺身、鯛めしか・・・これだけでもかなりの「ごちそう」だな。
昼飯を食べてひと休みした後、私はチャリでさっき歩いた川沿いを河口に向かって走った。昨日、釣りに行ったポイントよりはだいぶ河口よりのところだ。帰りがけに子供が大きなハゼを釣り上げたのを見たのだ。
昨日、いつものポイントに糸を垂らしていたのだが、ワタリガニ一匹しか釣れなかった。持って帰るつもりでいたのだが、上から覗き込んでいた子供が「オレも釣ったことあるけど、味噌汁にしてもらったら『泥』の味がしたんだよー」と言うので、川にお帰りいただいた。。。
2ヶ月近く前だったが、片瀬漁港朝市の日にバカスカとハゼが釣れたのを思い出した。大きなカワハギをGETしてやはり自分でも何か釣りたくなり、あれだけの魚を見ると必ず釣りに行きたくなるものだ。
午後になって少し風が出てきた。すぐ向こう側がR134号かなり河口の近くだ。30分以上糸を垂らすが魚反応なし・・・前日釣れたのと同じくらいのサイズのカニが引っかかったが、陸寸前で落っこちてしまった。。。来週受ける試験の教科書をずーっと読んでいた。
「もう、この季節は魚いないのかなー」1時間たったあたりで、そろそろ竿を上げようかと巻き始めたら足元まで来たところで、突如ぐぐーんとすごい引きが入り慌てて教科書を川に落っことすところだった。
「な、、なんだ、こりゃー?!」真っ黒の草履のような物体は確かにすごい暴れており、よく見ると「舌平目」だったのだ。
へーえ。昔、江ノ島の岩場で釣ってきて水槽で飼っていたことがあるのだが、こんな汽水のところにもいるんだなー。まったく予想だにしなかったが、これだから海の釣りは面白い・・・
さっきの子供は岸からかなり近いところで大ハゼを釣り上げていた。足元にいるのかなー。
護岸の近くを狙って軽く投げ、ゆっくり巻いていくと「グ、グーン、ブルブル!」とハゼ特有のアタリが・・・ここから前回よりもはるかに型の大きいハゼがラッシュで釣れ始めたが、残念まがらエサのアオイソメが終わってしまい、終了。。。これまた「ごちそう」として持ち帰るとするか。
家に帰ると甘辛が鍋をかき回して「シチュー」を作っている最中だった。刺身は見事に下ろされており、炊飯器からは出汁のよい香りが・・・かなり期待できそうだ。
「こんな時に限って釣れちゃってさー。妻は苦笑いしつつも天ぷらにしてくれるようだ。
ちょっと組み合わせに統一性がないが、なかなかのごちそうだー。カワハギの刺身は見事な肝にからめて食べると「美味!」としかいいようがない。カマスも新鮮なので刺身でそのままぐーっ!ハゼは私が下ろしたときよりも中骨が取ってあるのでさらにホクホクサクサク。
鯛めしはまるごと炊いた後にほぐして骨などを取り除くのが面倒臭そうだったが、これまた味のしみた絶品だった。甘辛のシチューも中々なものだ。(何でシチューなのか今だにわからない)
風景にアウトドアに絶品の料理、その日は「ごちそう」尽くめの1日だった。
我が家も日曜日はずばり「ごちそうをたらふく食べる日」となった。私の誕生日のお祝い(ちなみにその日ではない)があったからである。息子甘辛は何を思ったのか私のために「シチューを作る」と言いだした。(相変わらず行動パターンが読みにくい人だ)
午前中だけミーティングがあって出掛けたが、早く帰って来て自分で作るという・・・早朝、竜泉寺に連れて行った母親が前日の会合で鎌倉の「なんとか」いうマイナーなお寺の紅葉がとても綺麗と聞いた。
鶴岡八幡宮とか鎌倉宮、瑞泉寺などメジャーな場所には人がどどーっと押し寄せるが、そこはあまり人がいない穴場だという。天気もいいし、鎌倉へ紅葉でも見に行くかと色々調べてみたのだが、甘辛に帰宅前に見てくるにはちょっと無理があった。
先日、北関東で見事な紅葉を見てから少し興味がわいてきたのだが、どうも鎌倉エリアの紅葉はもう少し時期を遅らせた方がいいらしい。
2時間くらいしかないから、いつものようにカメラを持って妻と海岸線の散歩に出かけた。むろん「猛禽類の急降下・上昇角度について」という論文をまとめるための「エサ」を持参しての散歩である。
ところが海岸に出てみると、あれほど上空を我が物で編隊飛行していた鳥がほとんどおらず、2,3羽の斥候がいるだけで襲撃してくる気配すらなかった。バーベキューでもやっていると「うようよ」やってくるのだが、たまたま別方面に出動しているのかな。。。
それにしても少し霞がかかっているが、見事な風景だ。富士山の冠雪が左側だけ剥げ落ちたようになっているが、ある意味「ごちそう」ような情景だった。
先日、テレビで「富士見橋」が見える富士山は東京で1箇所だけになってしまった・・・という取材をしていたが、沿岸で邪魔なマンションがいくつかあるだけで、ここから富士山を見られなくなることはまずないだろう。
この時期にしては珍しく気温も高く、ところ狭しとサーファーが浮かんでいたが、残念ながら全くと言っていいほど波がない。江ノ島方面なんて海面のざわめきすらなく、湖面のように静かで輝いている。
そのまま歩いて行って弁天橋を渡り、ヨットハーバーを向けて岩場を偵察するつもりだったのだが、途中の新片瀬漁港ではまだ直売の魚が結構あるようだったので寄ってみた。
第一日曜日は「朝市」として野菜や水産物以外の特産物も並ぶのでたくさんの人で賑わうようだが、通常は魚の直売のみで結構お得な穴場であるらしい。
昼にも近かったからさすがに鯵などは売り切れてしまっていたが、丸々太った「カマス」や水槽には大きな魚がたくさんいた。
大きな水槽を覗いていた妻に髭のチョイ悪アニキのような人が、「今日は大物カワハギ入ったんだよ。まだ1匹いたんで持ってかない?」
ここの値段の付け方は大きくなるほど単位当たりの価格が高くなる方式だ。ある程度以上大きいと希少価値がぐんと高くなる、ということだな。
200〜350gが100g当たり220円、350g以上になると100g350円になる。一番大きいカワハギは計って見ると350gを少し超えてしまったようだが、アニキは笑ってピッタリだったことにして220円/100gを適用してくれた。
その他、妻は大きなカマス2匹、桜鯛を2匹購入していた。こんな手の平サイズどうするのだろうと思っていたら「鯛めし」を作ってみるそうだ。なるほどねー。テレビで見たことだけはあるが・・・・
カワハギにカマスの刺身、鯛めしか・・・これだけでもかなりの「ごちそう」だな。
昼飯を食べてひと休みした後、私はチャリでさっき歩いた川沿いを河口に向かって走った。昨日、釣りに行ったポイントよりはだいぶ河口よりのところだ。帰りがけに子供が大きなハゼを釣り上げたのを見たのだ。
昨日、いつものポイントに糸を垂らしていたのだが、ワタリガニ一匹しか釣れなかった。持って帰るつもりでいたのだが、上から覗き込んでいた子供が「オレも釣ったことあるけど、味噌汁にしてもらったら『泥』の味がしたんだよー」と言うので、川にお帰りいただいた。。。
2ヶ月近く前だったが、片瀬漁港朝市の日にバカスカとハゼが釣れたのを思い出した。大きなカワハギをGETしてやはり自分でも何か釣りたくなり、あれだけの魚を見ると必ず釣りに行きたくなるものだ。
午後になって少し風が出てきた。すぐ向こう側がR134号かなり河口の近くだ。30分以上糸を垂らすが魚反応なし・・・前日釣れたのと同じくらいのサイズのカニが引っかかったが、陸寸前で落っこちてしまった。。。来週受ける試験の教科書をずーっと読んでいた。
「もう、この季節は魚いないのかなー」1時間たったあたりで、そろそろ竿を上げようかと巻き始めたら足元まで来たところで、突如ぐぐーんとすごい引きが入り慌てて教科書を川に落っことすところだった。
「な、、なんだ、こりゃー?!」真っ黒の草履のような物体は確かにすごい暴れており、よく見ると「舌平目」だったのだ。
へーえ。昔、江ノ島の岩場で釣ってきて水槽で飼っていたことがあるのだが、こんな汽水のところにもいるんだなー。まったく予想だにしなかったが、これだから海の釣りは面白い・・・
さっきの子供は岸からかなり近いところで大ハゼを釣り上げていた。足元にいるのかなー。
護岸の近くを狙って軽く投げ、ゆっくり巻いていくと「グ、グーン、ブルブル!」とハゼ特有のアタリが・・・ここから前回よりもはるかに型の大きいハゼがラッシュで釣れ始めたが、残念まがらエサのアオイソメが終わってしまい、終了。。。これまた「ごちそう」として持ち帰るとするか。
家に帰ると甘辛が鍋をかき回して「シチュー」を作っている最中だった。刺身は見事に下ろされており、炊飯器からは出汁のよい香りが・・・かなり期待できそうだ。
「こんな時に限って釣れちゃってさー。妻は苦笑いしつつも天ぷらにしてくれるようだ。
ちょっと組み合わせに統一性がないが、なかなかのごちそうだー。カワハギの刺身は見事な肝にからめて食べると「美味!」としかいいようがない。カマスも新鮮なので刺身でそのままぐーっ!ハゼは私が下ろしたときよりも中骨が取ってあるのでさらにホクホクサクサク。
鯛めしはまるごと炊いた後にほぐして骨などを取り除くのが面倒臭そうだったが、これまた味のしみた絶品だった。甘辛のシチューも中々なものだ。(何でシチューなのか今だにわからない)
風景にアウトドアに絶品の料理、その日は「ごちそう」尽くめの1日だった。