超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

遠征合宿2日目

2008-08-09 22:02:16 | 少年サッカー
1日だけ休日をおいて、昨日から息子甘辛は自チームの遠征合宿に出かけた。
この時期甲子園大会でホームにいない、まるで阪神タイガースの●のロードだ。
遠征合宿は茨城県の波崎というところで行われている。

昨日は朝7時半に出発し、午後から1試合ごとに丁寧に結果を監督がメールしてくれた。
予選リーグは5チームで行い、上位2チームが決勝トーナメントに進めるそうだ。
しかし、この前の招待杯といいかなりの試練を覚悟しているな。なんたって、我がチーム以外すべてが6年生または5,6年混成チームらしいから。

どうりでやけに身体の大きな選手が多いと思った。180cmはある選手もいた。。。
小学生なのに、審判よりでかいんだ。。。
監督からのメールでは昨日は1勝1敗。唯一の単独5年生チームにしてはがんばっているようだ。

よおし、日帰りになっちゃうが応援に行こうじゃないか。
地図でもみると銚子よりも上にあり、とてつもなく遠く見えるが、ゴルフに行くと思えば楽なもんだ。
海水浴場も港もあるぜ。海パンと釣り竿を持っていこう。あういうカップは試合間の待ち時間が長いからな。

グランドのすぐ横には澄みわたる海岸線、隣にはファミリーが釣り糸を垂らす光景を思い浮かべていた。
しかし、実際会場は海岸戦から15kmは内陸側にあり、ちょっと目には絶対わからない場所にあった。
監督の奥さんコーチの先導が無かったら、まずもって辿り着けなかった。

今日はまだ少し曇っていて、風もあったが昨日はそれこそ灼熱の中だったらしい。
ちょうど着いた時に第1試合が始まるところだった。
正直、対した相手に見えなかったが、どうも前半もたもたしておりエンジンがかかっていない。
息子甘辛は前半で引っ込んだが、後半ようやくエンジンがかかり、大差の8-0で勝利。

次勝てば予選リーグ突破がほぼ確実らしい。
少し雲っていて風があるとは言え、やはり太陽がのぞくと灼熱には違いない。隣のグランドでは熱中症気味の選手が救急車で運ばれたようだ。
どうも監督は暑さのあまりか、何勝したらか、決勝トーナメント進出したらかの条件でアイスを買ってやる約束をしたらしい。。。

暑さで理論が通じない(そもそも自分もボーっとしてきてる)ときの常套手段、「モノで釣る」作戦か?
次の試合は相手の身体も大きかったが、のびのびとピッチを走りまわり、4-0で圧勝。
結構メンバを入れ替えているようだが、このチームかなりレベルが底上げされてきた気がする。

やがて次の他チームの結果により、決勝トーナメント進出が決まった。
今日中にもう一試合、準決勝を行うそうだ。初日に負けを喫したクラブのBチームらしいが、実力はA,Bそう変わらないそうだ。
体格とキック力の差が出た試合だった。そんなに決定的に崩されてはいないようだったが、遠めからいいのを決められて2点ビハインド、前半立ちあがりの惜しいシーンを除いてあまりチャンスがない試合でそのまま負けてしまった。

イマイチやられた気はしないが、それはしょうがない。いい経験になったろうな。
5年生というのは「修羅場をくぐる」ときなのかもしれないな。
3位決定戦は明日、今日は公式日程終了後練習試合を行っていた。選手が指導者について副審をやっていたんだ。合宿らしい、いいシーンだな。

そして終わりかと思ったら、なんとその後親子サッカーで締めくくりだって。
私達親も混合で15分ハーフ2本という無謀な試合を行った。
監督・コーチは選手を乗せ、盛り上げるのがホントにうまいなあ。自分らも乗っていたが。。。

さすがに選手もバテバテだ。親子サッカーはキャーキャー笑いながら実は全力疾走だ。
ものすごく体力を消耗したはずだ。私も1点だけ得点できたが、しばらく走れなかった。。。
15分って絶望的に長いんだな。息子甘辛と1対1の対決になったとき、必殺の「オコチャダンス」を炸裂したが、その後足がもつれて自爆。。。

実に楽しかった。合宿ならではのイベントだった。帰りの高速はそうとうキツかったが。。。
さて、終了して着替える前に選手達は整理体操を行う。
いつもはヘトヘトでやる気なさそうなんだが、何か企んでる顔だぞあれは。。。

「イィチ、ニィ、スワン、スィ、あ・い・す!!!」

試合中でもこんな意気のあった掛け声は聞いてないぞ。。。

「そんな約束したっけ?お前ら2勝したんだっけ?」と監督はトボケ顔。

「ずりいぞ!約束守れよ。好きなやつ選んでいいんだよな」ほうぼうから元気な声。

「お前等、負けたのに何でエバってんだよ。わかったわかった。。。ひとりPINO1個ずつな」意外に芸が繊細な監督だ。

蜂の巣をつついたような騒ぎになった。もうグランドに残っているのは我がチームだけだ。

「わかった。わかった。買ってやるから早く片付けてください」ついに監督はあきらめたようだ。

今晩は皆、早く寝るだろな。アイスはちゃんとあたったかな?
大人は別のアイスを入れすぎないようにな。
明日、最終日を悔いなくがんばって元気で帰って来い。メジナの刺身が待ってるぜ。