先週は東北、仙台松島巡り、今週は広島・・・まるで売れないご当地アイドルの営業廻りだが、一週間のうちに東西旬の牡蠣を本場で味わえる者は少ないだろう。1年に一度、西日本の一大イベントを見学するために新横浜から久々「のぞみ号」に乗車した。仕事柄東北新幹線は頻繁に使用するし、上越新幹線など通勤に何百回と乗車した。どちらも慣れているからというわけでもないが、車窓から見える風景にはそれほど特徴的なものがあるわけでもなくそれほど興味は湧かない。「新幹線の車窓から」編でも紹介したが、その点東海道新幹線はカメラさえ持って窓際におれば退屈嫌いの私でも飽きることがない。年に数回しか機会がないのだが、「あの山」を間近で見ることができるし、湖あり海ありさすが大動脈、新幹線に乗るだけでワクワクするものである。
最近、お出かけに際しては「最強」とも言えるほど天気に恵まれている私はこの日も雲一つない空だった。「時間は問わぬのでとにかくE席!」を指定しEXYを首から下げてN700系「のぞみ号」に乗り込んだ。朝はビジネスマンで満ち溢れ、全席Wifi機能と電源を装備した列車で私の隣席も「いかにも」という感じの会社員は早速ノートパソコンを取り出して何やらカタカタ打ち始めた。最初のうちは何か気遅れというか恥ずかしさをもって遠慮がちに窓の外にカメラを向けていた私だが、最近は「このセキュリティ重視の時代に外でPC打つなんてセキュリティ上ありえないのさ」と割り切った私は堂々と世界遺産にレンズを向けた。
新横浜を出てしばらくすると早くも頭に雪を抱えた富士山が小さいながらその雄姿を見せた。大体近所の海岸から見えるのと同じくらいの大きさだ。鴨宮あたりになると少し大きく見えてくるが、その分前の山が邪魔をしてだんだん見える姿は小さくなっていく。小田原、熱海あたりはトンネルばかりで全くその姿を拝むことはできない。三島あたりになると俄然近くて大きくなった山肌が見えてくる。雪の模様もくっきり見えてくるが一旦前の山に左側から隠されてしまう。そして新富士駅の手前くらいで待ちに待った雄大な姿を現すのである。うぎゃーっ、ちょっと雲が邪魔してるなー。。。横浜出た時はすごくいい天気だったのにここにくると下の方は雲で隠されてしまった。富士川鉄橋手前あたりが正面で素晴らしいが、何ともあの煙突が邪魔なのである。その後線路のルートがカーブしてあっという間にかの世界遺産は見えなくなってしまう。
この後しばらくすると浜名湖である。新幹線のルートは湖の真上を通り過ぎてしまう。数々の名所にご当地名物、そして航空自衛隊基地・・・ぜひともに一度きちんと訪れてみたい地である。ところがいつも新幹線で通過するからあっと言う間なのだが東名高速などで我が家から向かおうとすると実に遠い。。。北関東に単身赴任していた地の5割増しくらいに距離はあるのである。そしてしばらく進むと・・・・小夏師匠~。。。すみません。いくつか興味ある風景の記憶があったのですが、あろうことか眠くなって寝てしまいましたぁ。。。列車は名古屋駅に接近した。朝早いことと、大阪まではそれほど見所を感じなかったこともあってこの後爆睡・・・
しかし新大阪から先を訪れるのはもう15年ぶりくらいである。山陽新幹線ルートになるとN700系のぞみ号はやたら飛ばすような気がする。これが時速300キロ区間か?!姫路とか岡山・・・播磨灘物語とか戦国時代の小説に登場する人物、地名が頭をよぎるが、地理などを把握しているわけではないのが残念だ。JALやJR東日本だと備え付けに地図入りの冊子があるんだがなー。新横浜を出てから約3時間45分後、これまで数回しか行ったことのないカープの街に到着した。時刻は昼過ぎ、まずは先週に引き続き、東西牡蠣の食べ比べを実現しなければ。。。さすが広島、宇都宮の餃子と同様、エキナカに「広島風お好み焼横町」みたいなのがある。いかにも外モノ向けメニュー、「お好み焼と焼き牡蠣セット」を皆で食べた。牡蠣は専用タレとレモン汁で食べる2種類あったが、ジューシーでただし素晴らしく美味い。ただしボリューミィなお好み焼との相性はイマイチか?!メニューにはなんと、お好み焼に牡蠣を載せてある「ありあり」のベタなモノもあった。
会場は平和記念公園の横にあり、我々は市電に乗り込んで「原爆ドーム前」まで行った。負の世界遺産だがやはり間近で見ると言葉を失う。アウシュビッツもそうだが「残そう」と言いだした人間に希望と叡智を感じるものだ。記念公園には多くの慰霊碑や鎮魂塔があるが、ここを訪れると多くは語らずただ祈るのみになってしまう。中央にある慰霊碑の献花の前で手を合わせるとトンネルの向こうに消えない灯と原爆ドームが一直線に重なる。
「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから」結構議論があったようだが、日本人が過ちを犯したのではなく「戦争」という道に進んでしまった人類全ての過ちだと思いたいものだ。この日は私にとってはちょっとした記念日だったが、ここに立ったのも何かの「声」かもしれない。世に「平和」あれ。
会議場でワークショップなどを見学すること丸半日、我々は広島の繁華街に繰り出した。街中の店は今回のイベント関係者で結構埋め尽くされると思われるから、2,3人斥候を放ち手頃な「飲み放題可」の店に飛び込んだ。いつも幹事役を買って出るゴルフ名人級の「オッキー」が自身に用事があったこともあり、あらかじめ予約していなかったのである。私が仕切ってもよいのだが、以前から書いてきたように「花火の場所」とりや「とっさの店決め」「メニュー選び」などが誰よりも苦手で下手に任せると居合わせた全員に悲惨な末路を味わわせてしまうのである。そこでは牡蠣と初めて食す「アナゴの刺身」を堪能した。ウナギの血液には毒素があり素人が捌いたりするは危険とか、刺身では食べられないとテレビ番組の取材で見たがアナゴの刺身とは珍しい。白身で弾力性があり中々の美味だった。
翌日は雨降りで会場が異なる。先に仙台で行われた電話応対コンクールのテクニカルな分野やその他技能コンテストのようなものが行われる。一通り見学し終わると結果にはあまり関係ないので早めに切り上げることにした。新幹線のぞみ号は今度は「A席」である。福山駅では前日取れなかった見事な城を写真に収め、紅葉に色づく京都の五重塔、そしてこれまで知らなかったが東海道新幹線のルートでは浜名湖以西の三河湾で一瞬だけ海沿いを通るところがあるのだな。海に浮かぶ小さな島を初めてみた。その後安部川や清水港付近でも一瞬海が見えたのだが、時間的に真っ暗になってしまい画像には収められなかった。今度西上する時には事前に新幹線ルートを調べてその車窓からの風景を超兵器連続写真で確実に収めることにしよう。
最近、お出かけに際しては「最強」とも言えるほど天気に恵まれている私はこの日も雲一つない空だった。「時間は問わぬのでとにかくE席!」を指定しEXYを首から下げてN700系「のぞみ号」に乗り込んだ。朝はビジネスマンで満ち溢れ、全席Wifi機能と電源を装備した列車で私の隣席も「いかにも」という感じの会社員は早速ノートパソコンを取り出して何やらカタカタ打ち始めた。最初のうちは何か気遅れというか恥ずかしさをもって遠慮がちに窓の外にカメラを向けていた私だが、最近は「このセキュリティ重視の時代に外でPC打つなんてセキュリティ上ありえないのさ」と割り切った私は堂々と世界遺産にレンズを向けた。
新横浜を出てしばらくすると早くも頭に雪を抱えた富士山が小さいながらその雄姿を見せた。大体近所の海岸から見えるのと同じくらいの大きさだ。鴨宮あたりになると少し大きく見えてくるが、その分前の山が邪魔をしてだんだん見える姿は小さくなっていく。小田原、熱海あたりはトンネルばかりで全くその姿を拝むことはできない。三島あたりになると俄然近くて大きくなった山肌が見えてくる。雪の模様もくっきり見えてくるが一旦前の山に左側から隠されてしまう。そして新富士駅の手前くらいで待ちに待った雄大な姿を現すのである。うぎゃーっ、ちょっと雲が邪魔してるなー。。。横浜出た時はすごくいい天気だったのにここにくると下の方は雲で隠されてしまった。富士川鉄橋手前あたりが正面で素晴らしいが、何ともあの煙突が邪魔なのである。その後線路のルートがカーブしてあっという間にかの世界遺産は見えなくなってしまう。
この後しばらくすると浜名湖である。新幹線のルートは湖の真上を通り過ぎてしまう。数々の名所にご当地名物、そして航空自衛隊基地・・・ぜひともに一度きちんと訪れてみたい地である。ところがいつも新幹線で通過するからあっと言う間なのだが東名高速などで我が家から向かおうとすると実に遠い。。。北関東に単身赴任していた地の5割増しくらいに距離はあるのである。そしてしばらく進むと・・・・小夏師匠~。。。すみません。いくつか興味ある風景の記憶があったのですが、あろうことか眠くなって寝てしまいましたぁ。。。列車は名古屋駅に接近した。朝早いことと、大阪まではそれほど見所を感じなかったこともあってこの後爆睡・・・
しかし新大阪から先を訪れるのはもう15年ぶりくらいである。山陽新幹線ルートになるとN700系のぞみ号はやたら飛ばすような気がする。これが時速300キロ区間か?!姫路とか岡山・・・播磨灘物語とか戦国時代の小説に登場する人物、地名が頭をよぎるが、地理などを把握しているわけではないのが残念だ。JALやJR東日本だと備え付けに地図入りの冊子があるんだがなー。新横浜を出てから約3時間45分後、これまで数回しか行ったことのないカープの街に到着した。時刻は昼過ぎ、まずは先週に引き続き、東西牡蠣の食べ比べを実現しなければ。。。さすが広島、宇都宮の餃子と同様、エキナカに「広島風お好み焼横町」みたいなのがある。いかにも外モノ向けメニュー、「お好み焼と焼き牡蠣セット」を皆で食べた。牡蠣は専用タレとレモン汁で食べる2種類あったが、ジューシーでただし素晴らしく美味い。ただしボリューミィなお好み焼との相性はイマイチか?!メニューにはなんと、お好み焼に牡蠣を載せてある「ありあり」のベタなモノもあった。
会場は平和記念公園の横にあり、我々は市電に乗り込んで「原爆ドーム前」まで行った。負の世界遺産だがやはり間近で見ると言葉を失う。アウシュビッツもそうだが「残そう」と言いだした人間に希望と叡智を感じるものだ。記念公園には多くの慰霊碑や鎮魂塔があるが、ここを訪れると多くは語らずただ祈るのみになってしまう。中央にある慰霊碑の献花の前で手を合わせるとトンネルの向こうに消えない灯と原爆ドームが一直線に重なる。
「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませぬから」結構議論があったようだが、日本人が過ちを犯したのではなく「戦争」という道に進んでしまった人類全ての過ちだと思いたいものだ。この日は私にとってはちょっとした記念日だったが、ここに立ったのも何かの「声」かもしれない。世に「平和」あれ。
会議場でワークショップなどを見学すること丸半日、我々は広島の繁華街に繰り出した。街中の店は今回のイベント関係者で結構埋め尽くされると思われるから、2,3人斥候を放ち手頃な「飲み放題可」の店に飛び込んだ。いつも幹事役を買って出るゴルフ名人級の「オッキー」が自身に用事があったこともあり、あらかじめ予約していなかったのである。私が仕切ってもよいのだが、以前から書いてきたように「花火の場所」とりや「とっさの店決め」「メニュー選び」などが誰よりも苦手で下手に任せると居合わせた全員に悲惨な末路を味わわせてしまうのである。そこでは牡蠣と初めて食す「アナゴの刺身」を堪能した。ウナギの血液には毒素があり素人が捌いたりするは危険とか、刺身では食べられないとテレビ番組の取材で見たがアナゴの刺身とは珍しい。白身で弾力性があり中々の美味だった。
翌日は雨降りで会場が異なる。先に仙台で行われた電話応対コンクールのテクニカルな分野やその他技能コンテストのようなものが行われる。一通り見学し終わると結果にはあまり関係ないので早めに切り上げることにした。新幹線のぞみ号は今度は「A席」である。福山駅では前日取れなかった見事な城を写真に収め、紅葉に色づく京都の五重塔、そしてこれまで知らなかったが東海道新幹線のルートでは浜名湖以西の三河湾で一瞬だけ海沿いを通るところがあるのだな。海に浮かぶ小さな島を初めてみた。その後安部川や清水港付近でも一瞬海が見えたのだが、時間的に真っ暗になってしまい画像には収められなかった。今度西上する時には事前に新幹線ルートを調べてその車窓からの風景を超兵器連続写真で確実に収めることにしよう。