超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

鬼気迫る3位

2008-08-03 21:41:07 | 少年サッカー
今日は昨日に続いて、少年サッカー招待杯二日目だ。昨日にも増して猛暑が襲うグランドだ。
6チームの総当たり戦なので、昨日の3試合に続いて本日は2試合だ。
招待杯にも色々やり方はあるようだ。初日が予選リーグで二日目が決勝トーナメントとか。

今回は実力において、我がチームに優るとも劣らないところばかりを集め、しかも全てのチームとの対戦を経験する意図があったそうだ。
今日は初戦は県南の有名チーム(私が名前を知っているくらいだから強いはずだ)、最終戦は正月の選手権で完敗してしまったブルーのチームだ。
そのチームにはつい先々月、練習試合でリベンジに臨んだがあえなく敗退。。。

今日も厳しい試合だぜ。
っと思っていたら、1戦目は暑い中皆よい動きをしていた。内容では十分勝っていた試合だろう。
しかし、どうもツキに恵まれていなかった。クロスバー直撃や決定的なシーンが何回あっただろう。
試合後の相手チーム監督の言葉が耳に入った。

「点は取れないと思ったけど、よく守ったよ。。。」

こういう試合、得てして負けることがある。どう見ても勝てるのに、つまらないミスで失点し、そのまま終了。。。何度も経験したし、させた記憶もちょびっとだがある。
ツキも実力のうちだが、やはり見ている方も「何でやねん」とフラストレーションがたまる。

負けなかっただけよかったと、次につなげよう。
例のブルーチームとの対戦前にこの相手チームの準優勝は確定していたらしい。。。
すげえ、そんなチームをあそこまで追い詰めたのか。

さて、問題のブルーチームとの対戦、負けたら3連敗だ。
しかし、どうも相手チームは主力選手がかなり抜けているようだ。また人数ギリギリで参加しているところに怪我をしてしまった選手がおり、数えると10名しかいない。
前半開始直後から我がチームは何かに取りつかれたような鬼気迫るものがあった。

しばらく前試合のように惜しくもゴールならず・・・というのが多かったが、雰囲気が格段に違った。
前半の給水タイム後、やっと待望の先取点。みんな喜んだが、すぐにゴールからボールを拾いセンターサークルへ。。。1点目から珍しいシーンを見た。
何とか勝ってほしいものだと思ってビデオを回していたが、どうも様子が違う。。。

「何点か絶対取れって言われてるんですかね」頼もしそうに首を傾げる私に

「5点差つけて勝てば得失点で3位なんだって」とカイパパ。

正月に3-0で完封シャットアウトされたチームに5点差か。。。っま確かに相手メンバはだいぶ変わってはいるし、昨日も元気がなかったが。
後半はこの鬼気にさらに磨きがかかった。普通ゴールすると少しくらいは誇示するもんだが、我がチームは相手ゴール以外、相手選手すら見ていないほど強力な意思を感じた。

何せゴールしたら相手チームの選手からボールを奪い、ダッシュでセンターサークルまで持ってくるんだ。
選手としては悪いことではないんだろうけど、スタンドで相手チームの応援席が隣にあった私は何か悪い事をしているような錯覚にも陥った。
この気合を最初の試合で如何なく発揮すれば、大差で勝てたんじゃないか?

結果は7-0で3位を勝ち取った。
暑い中の大量得点でも決してダレずに、ひたすらゴールを目指す我がチームの選手達に私の隣にいた相手チームの応戦席も

「これだけやってくれりゃ、返って気持ちいいじゃん。来年に期待だよ。。。」

文句を言うよりは、称えてくれていたのがうれしいことだ。
普通サッカーの試合で5点差つけて勝とうなんて目標たてないよな。
それでもゴールにボールを突き刺す度に、走ってボールを取りに行き、センタースポットにピタっととめ、1点1点積み重ねていった選手達には感動した。

そう、確かに相手は10人で自分達の記憶している実力を発揮していないが、決して手を抜かず5点取った後も戦闘モードを解かなかった。
いい収穫であったと思う。

この後、エキジビジョンマッチで他のチームと混成でゲームを行ったそうだ。
息子甘辛は先の2試合、出場させてもらえたが、なんとこの後いつも通っているサッカースクールのサマーキャンプに参加することになっていたので、無理を言ってそちらに向わせていただいた。

我が家の選手はこの夏、1日も欠かさずサッカーやるというラジオ体操ばりの目標を掲げていたが、昨日から盆明けまで地獄のロードのような休みなき試練が第4弾まで続く。
ようやくその第一弾が終了した。できるときにできることは全部やっておけ!