超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

深夜仕事

2008-08-17 09:35:33 | 職場
もう何年振りだろうか。久々に完全に夜を徹しての深夜作業に立ち会った。
家族で夜ご飯を食べ、9時半頃家を出た。集合は11時前だ。
何度か足を運んだことがあるビルだが、夜間仕事は初めてだ。着いたときは既に眠かった。

深夜仕事と言ってもあるシステムを新システムに切り替える類の仕事だ。
「実施統制本部」というものものしいネーミングのルームにいるが、別に何をやることもない。何か大トラブルがあったときに、責任の割勘要員の近い。
こういうデリケートなプロジェクトは何ヶ月も前から手順の確認やテストを繰り返して万全を期すものだが、大なり小なり必ず何か起き、ノートラブルというのはまずない。

こんなとき、その人は別に何も悪くないのに、たまたま居合わせるとかなり深刻なトラブルに襲われるという「雨男」というかトラブルメーカーというか「ツイテない人」がいるものだ。元職場でもこのような作業はあったが、彼が行くと必ず何か機器が壊れる、という男がいた。ケガの多い人だった。
これまで数十回このような作業に立会い、トラブルに見舞われたのはわずか2回という私は相当ツキに恵まれていると言える。

開始前15分くらいにスタッフのひとりが気を利かして

「磯辺さん。タバコ吸いますよね。ここ、フロアの喫煙所無くなっちゃって。。。地下1階の中庭なんです。セキュリティ上出たら入れなくなるので、カードをお貸ししますよ」親切にしてくれた。

「ありがとう。でもいいよ。ここ『出る』って聞いたことあるし。。。」私は丁寧に辞した。

居室から出て、トイレに行くにも真っ暗で身の毛がよだつほど恐いのだ。
「出る」と聞いてるビルの地下1階など行くものか。まして中庭なんて真っ暗だろ?肝ダメしじゃあるまいし。
しかし始まって数時間、あまりにも空白の暇な時間が多いので、妙にタバコを吸いたくなるのだった。

「一緒に付いてってあげるよ」

その部屋の責任者とも言える先輩が声をかけてきた。その人はタバコを吸わないので、まさか頼めないよな。
と言うよりは2人じゃまだ恐い。10人くらいいなきゃ。。。恐怖が喫煙欲よりも優っていた。
いくつかの拠点では現地班が現場の作業をしていて、ウルトラ警備隊の作戦室のように常に情報が報じられる。

テーブルには深夜作業お馴染みの、山のようなお茶、ソフトサラダ、歌舞伎揚げに柿の種。。。
酒のつまみに見えなくも無いが、だいたいこの3点は必ずある。大昔は後半飲み会にもなったと聞くが、その名残かな。
終了数時間は確認のための待機時間が長く、応接室で仮眠することもできた。

こうなるとまるで学生名物徹マンだな。学校の最寄駅近くに「順風」という雀荘があり、ペヤングを夜食によく夜中まで打ったものだ。
徹マンでも徹夜作業でも部屋の中に一晩数人でいると必ず同じような現象がおこる。

まず、話題がなくなり同じようなコトを繰り返し話すようになる

次に、腹が張ってガスがたまり、隠れスカするやつが多くなる。

最後は些細なことでも笑いが止まらなくなり、こうなったら末期的だ。
オリンピックの結果をワンセグで見て、ほぼ同年代の私達は昔のオリンピック話に盛りあがった。
さすがに仕事なのでここまで露骨にはならなかったが、似たような症状は見られた。
今回も奇跡的に全くトラブルもなく、明け方無事終了した。

歌舞伎揚げほぼひと袋食ったら、気持ち悪くなってきちゃった。。。
この先もうしばらくいる人、夕方までいなきゃ行けない人、色々いたがとりあえずものものしい「本部」は解散してよいということなので、帰ることにした。
息子甘辛は昨日も午後バッチリチーム練習がありバリバリやっていた。セルティックキャンプの成果はあったのか?

今日は午後から横浜で練習試合だから一休みして見に行くか。。。
7時に帰宅するついでに波のようすを見に行ったらそれなりに残ってはいたが、ものすごい数の人が浮かんでいた。。。



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