誰でもある程度はそうだと思うが、私は長い列に並ぶのがきらいだ。ただし最もきらいなのは「列のない肉屋のウィンドー」だが。。。
長い時間並んでも苦にならないのは、一般的にはお目当ての「お気に入り度」を表しているのだと思う。
しかし、何時間もかかる長蛇の列に平気で並んでる人を見ると、そういう一般的な心理とは違うものがあるとしか思えないときがある。
私は気が短いわけではないが、自分の貴重な時間が「順番待ち」などで浪費されるのになかなか耐えられない。
昔の後楽園球場のチケット売り場のように、前の晩から泊まり込みで並んでもそれは「席取り」であって、販売が開始されればすぐに自分の順番、というのは理解できる。
しかしはるか先頭がどこにあるのかも分からず、ちょっとずつ動いて時間内に入れるかどうか、商品をGETできるかどうかも分からない絶望的な状況下で並び続ける心理がどうにも理解できない。
今回は行列について考えてみよう。
●遊園地で人気のアトラクションに乗るとき
ディズニーランドではファストチケット制というのがあるが、普通に並ぶとどの乗り物も最低1時間は並ぶことになる。
最近はあまり行かないが、昔年に何回か訪れたファストチケットが無かった頃は並ばなくて入れるヤツばかり行った。
もう無くなってしまったかな?「ミッキーマウスレビュー」と「カントリーベアジャンボリー」と「アメリカンジャーニー」の3つだ。いつ行っても「待ちなし」で入れたぞ。
富士急ハイランドの「ええじゃないか」「FUJIYAMAⅡ」はだいたい2時間待ち。「ドドンパ」が1時間待ちだったので並んで乗ったが、乗っている時間はわずか60秒。。。
●昔のスキー場のリフト待ち
今ではスノーボードとともに総人口は減ってきたらしいが、サンデースキーヤーだった我々が行く土日のリフト待ちはすごかった。ゴンドラやクワッドリフトになるとやはり1時間は並んだ。困るのは途中で出られないことである。
1日券では元がとれないほど混んでおり回数券にするとか、昼間はゲレ食でゆっくり飲み、ナイターで勝負するという熱血時代もあった。
吹きっさらしの車山高原で1時間待ちでクワッドリフトに乗り、TOP360°(てっぺん)に上る途中で正面で人工降雪機が唸るデンジャラスゾーンでリフトが止まってしまったときは「あんまりだ」と思った。
●食い物屋の行列
店主がテレビでも割とお馴染みだった「しなそばや」というラーメン屋は近所にあり、いつも行列ができていた。一度だけ1時間ほど並んで入ったことがあり、確かに旨かったが店主を筆頭になんか「エバって」おり再び行くことはなかった。ランドマークプラザの「コールドストーン」というアイスクリーム屋は真冬でも長蛇の列ができている。
昼休みに同僚が「用事があって新宿高島屋タイムズスクエアに行く」というので、名前だけ知っていた「クリスピークリームドーナツというヤツを買ってきて」と頼んだら、悲しい顔をして「これから行っても2時からの会議に間に合いません・・」
アイスやドーナツにそんなに並ぶのか?!・・・夜の9時頃帰りに寄ったら確かにまだいーっぱいたぞ。。。
●目的地への入場
正月の鶴岡八幡宮はロープで仕切る参拝制限で鎌倉駅から参道を並ぶこと1時間半、都市対抗野球の東京ドームも入場ゲートが1か所に絞られたため1時間以上かかって入場した。
小中学生のときに劇画「宇宙戦艦ヤマト」を見に行ったときは、長蛇の列が映画館を十重二十重に取り巻いた。
しかし、なんと言っても最もすごいのが「ポケモンセンター横浜」オープンの日。お友達家族が覗いたらしいが、なんと最長8時間!10時に並んで入店が夜6時か?!ありえねえ。。。
盆暮れやゴールデンウィークは何十キロ高速道路が渋滞していてもがまんして出掛けちゃう日本人だからもう長時間並ぶのには慣れてるのかな。
朝、出勤するときに駅前の大型パチンコ店の前に長蛇の列ができているときがある。どうも入場整理券をもらうためなようだ。
時間と金を無駄にする(と個人的には思う)最たるもののパチンコにさらに「並ぶ」とは恐るべき人々だ。
目的を遂げるために2時間以上「並ぶ」という行為は、その目的に対する「お気に入り度」や「思い入れ」、「暇さ加減」の他に何か特殊な集団心理が働いているような気がしてならない。
長い列を見ると並ばずにはいられない生物学的根拠とか、「もうこうなりゃ自棄だ!」とか人間ウォッチングとか。。。
私が唯一理解できるのは、「目的なんかどうでもよいから一緒にいたい人といる」とき、つまり恋人どおしである。
「家族」ではちょっと厳しいな。ホントはいつか離ればなれになる日がくるかも、と思えば貴重な時間なんだが、普通はいつも一緒にいるので空気のようなものだ。つまり一人と同じだ。
長時間並んでGETした根性と話のネタ性に敬意を要求するケースも少し理解できる。アイスクリームやドーナツにあまり興味がないから何とも言えぬが、明らかに「ガリガリ君」でも「ミスド」でもいいじゃんか・・・
と、半分負け惜しみ的に思っていたら、驚くべきひょんなことから「クリスピークリームドーナツ」を食する機会を得たのだ。
年度末の転勤の季節。。。同じビルだが違う部署に異動していく我が職場の同僚が、いつか食堂で昼飯を一緒に食っている時に「一度は食ってみてえもんだな」といった私のつぶやきを覚えておいてくれたのか、朝出社したときに買ってきてくれたのだ!
う。う。う・・・なんていいヤツなんだキミは。。。
「夜、帰りに寄ったらすげえ列だったけど、並んで買ってくれたの?」
「朝8時半頃に行くとすいてるんですよ。二人くらいしかしませんでした」
惜しむらくは、前夜の別の人の送別会で浴びるほど紹興酒を飲み、赤い顔でほおばったのでちゃんと味わえなかったことだ。(カラフルなやつはとても食べられる気分じゃなかった)
やわらかーい食感だったような気がする。。。
長い時間並んでも苦にならないのは、一般的にはお目当ての「お気に入り度」を表しているのだと思う。
しかし、何時間もかかる長蛇の列に平気で並んでる人を見ると、そういう一般的な心理とは違うものがあるとしか思えないときがある。
私は気が短いわけではないが、自分の貴重な時間が「順番待ち」などで浪費されるのになかなか耐えられない。
昔の後楽園球場のチケット売り場のように、前の晩から泊まり込みで並んでもそれは「席取り」であって、販売が開始されればすぐに自分の順番、というのは理解できる。
しかしはるか先頭がどこにあるのかも分からず、ちょっとずつ動いて時間内に入れるかどうか、商品をGETできるかどうかも分からない絶望的な状況下で並び続ける心理がどうにも理解できない。
今回は行列について考えてみよう。
●遊園地で人気のアトラクションに乗るとき
ディズニーランドではファストチケット制というのがあるが、普通に並ぶとどの乗り物も最低1時間は並ぶことになる。
最近はあまり行かないが、昔年に何回か訪れたファストチケットが無かった頃は並ばなくて入れるヤツばかり行った。
もう無くなってしまったかな?「ミッキーマウスレビュー」と「カントリーベアジャンボリー」と「アメリカンジャーニー」の3つだ。いつ行っても「待ちなし」で入れたぞ。
富士急ハイランドの「ええじゃないか」「FUJIYAMAⅡ」はだいたい2時間待ち。「ドドンパ」が1時間待ちだったので並んで乗ったが、乗っている時間はわずか60秒。。。
●昔のスキー場のリフト待ち
今ではスノーボードとともに総人口は減ってきたらしいが、サンデースキーヤーだった我々が行く土日のリフト待ちはすごかった。ゴンドラやクワッドリフトになるとやはり1時間は並んだ。困るのは途中で出られないことである。
1日券では元がとれないほど混んでおり回数券にするとか、昼間はゲレ食でゆっくり飲み、ナイターで勝負するという熱血時代もあった。
吹きっさらしの車山高原で1時間待ちでクワッドリフトに乗り、TOP360°(てっぺん)に上る途中で正面で人工降雪機が唸るデンジャラスゾーンでリフトが止まってしまったときは「あんまりだ」と思った。
●食い物屋の行列
店主がテレビでも割とお馴染みだった「しなそばや」というラーメン屋は近所にあり、いつも行列ができていた。一度だけ1時間ほど並んで入ったことがあり、確かに旨かったが店主を筆頭になんか「エバって」おり再び行くことはなかった。ランドマークプラザの「コールドストーン」というアイスクリーム屋は真冬でも長蛇の列ができている。
昼休みに同僚が「用事があって新宿高島屋タイムズスクエアに行く」というので、名前だけ知っていた「クリスピークリームドーナツというヤツを買ってきて」と頼んだら、悲しい顔をして「これから行っても2時からの会議に間に合いません・・」
アイスやドーナツにそんなに並ぶのか?!・・・夜の9時頃帰りに寄ったら確かにまだいーっぱいたぞ。。。
●目的地への入場
正月の鶴岡八幡宮はロープで仕切る参拝制限で鎌倉駅から参道を並ぶこと1時間半、都市対抗野球の東京ドームも入場ゲートが1か所に絞られたため1時間以上かかって入場した。
小中学生のときに劇画「宇宙戦艦ヤマト」を見に行ったときは、長蛇の列が映画館を十重二十重に取り巻いた。
しかし、なんと言っても最もすごいのが「ポケモンセンター横浜」オープンの日。お友達家族が覗いたらしいが、なんと最長8時間!10時に並んで入店が夜6時か?!ありえねえ。。。
盆暮れやゴールデンウィークは何十キロ高速道路が渋滞していてもがまんして出掛けちゃう日本人だからもう長時間並ぶのには慣れてるのかな。
朝、出勤するときに駅前の大型パチンコ店の前に長蛇の列ができているときがある。どうも入場整理券をもらうためなようだ。
時間と金を無駄にする(と個人的には思う)最たるもののパチンコにさらに「並ぶ」とは恐るべき人々だ。
目的を遂げるために2時間以上「並ぶ」という行為は、その目的に対する「お気に入り度」や「思い入れ」、「暇さ加減」の他に何か特殊な集団心理が働いているような気がしてならない。
長い列を見ると並ばずにはいられない生物学的根拠とか、「もうこうなりゃ自棄だ!」とか人間ウォッチングとか。。。
私が唯一理解できるのは、「目的なんかどうでもよいから一緒にいたい人といる」とき、つまり恋人どおしである。
「家族」ではちょっと厳しいな。ホントはいつか離ればなれになる日がくるかも、と思えば貴重な時間なんだが、普通はいつも一緒にいるので空気のようなものだ。つまり一人と同じだ。
長時間並んでGETした根性と話のネタ性に敬意を要求するケースも少し理解できる。アイスクリームやドーナツにあまり興味がないから何とも言えぬが、明らかに「ガリガリ君」でも「ミスド」でもいいじゃんか・・・
と、半分負け惜しみ的に思っていたら、驚くべきひょんなことから「クリスピークリームドーナツ」を食する機会を得たのだ。
年度末の転勤の季節。。。同じビルだが違う部署に異動していく我が職場の同僚が、いつか食堂で昼飯を一緒に食っている時に「一度は食ってみてえもんだな」といった私のつぶやきを覚えておいてくれたのか、朝出社したときに買ってきてくれたのだ!
う。う。う・・・なんていいヤツなんだキミは。。。
「夜、帰りに寄ったらすげえ列だったけど、並んで買ってくれたの?」
「朝8時半頃に行くとすいてるんですよ。二人くらいしかしませんでした」
惜しむらくは、前夜の別の人の送別会で浴びるほど紹興酒を飲み、赤い顔でほおばったのでちゃんと味わえなかったことだ。(カラフルなやつはとても食べられる気分じゃなかった)
やわらかーい食感だったような気がする。。。