畑こうじ情熱ブログ

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寂しそうな老人

2006年08月22日 18時30分29秒 | Weblog
 選挙区の挨拶回りをしていると、子供が都会に行って、老人夫婦、あるいは、一人で住んでいる老人が多いことを実感します。本日は、子供は都会に家を構えて、ご主人は13年前に亡くなられて、一人で住んでいる方のところで、しばらくお茶をもらって話し込みました。子供さんは、年二回、盆と正月に来るのだそうです。子供さんには、「東京に来て一緒に住まないか。」と言われているのだそうですが、「住み慣れたここの方がいい。お互い気をつかうことになるし。」とのことです。何となく寂しそうな表情が心に引っかかりました。岩手はお盆の帰省客でにぎわったのですが、逆に言うと、これほどの人が都会に行ってしまっているわけですね。
 もちろん、地方に住めと無理強いすることのできる筋合いのものではありません。私も、この立場にならなければ、東京から戻ることはなかったでしょう。公務員在職中は年老いる親と東京での仕事の葛藤に悩んだこともありました。最近は高学歴社会です。このような人たちが地方に住みたくなるような施策は、単なる工場を誘致するとか、社会資本を整備するという従来型の発想ではだめだと考えます。もちろん、東京のコピーをつくることでもありません。簡単ではないのですが、何かをつくるとか、何かを持ってくるいう発想を脱却すべきです。そして、自分で光る方策を考えるべきです。プライドを持てる地域作づくりを模索すべきなのです。
 それにしても、寂しそうな老人の方のない社会をつくりたいものです。


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