畑こうじ情熱ブログ

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医師不足対策

2007年11月16日 22時07分57秒 | Weblog
 ある医師の方とお話ししました。医師不足対策についてです。
 端的には、医師は、「最新の医療状況から離れたくない。研究に便利なところがいい。子供の教育も心配である。」ため、田舎には行きたくないというのが本音のようでした。したがって、地方で勤務させるためには、そして地方で医師の数を充足させるためには、「2、3年行ってくれというのでさえもダメで、都市部に住みながら、週何回か行ってくれ」というのなら良いのではないかということだそうです。
 つまり、都市の医師を地域の医療に恒常的、定期的(しかし、一人の医師を長期ではなく)に回す体制をつくれば良いのではないかというのです。もちろん、あるべき姿ではありませんが、医師の事情と地方の事情の両者を満たす折衷案的で現実的な解決方法として傾聴に値すると考えました。
 さらには、医師が本来医師でなくても行える業務(医療事務、検査、研究補助など)を行うために、本来の業務が忙しくなるという弊害もあります。世界の先進国でみれば絶対数が少ない医師数を増やすことが抜本的な解決になりますが、このようなところから手をつけることが医師の負担の軽減につながる短期的な対策となります。つまり、周辺医療業務を行う人員を増やすことなのです。これは、医師数を増やすほど費用や手間、制度的措置も必要ありませんし、地方の雇用対策にもつながるわけです。いかがでしょうか。


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