畑こうじ情熱ブログ

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くらげの被害

2009年10月05日 15時57分29秒 | Weblog
 昨日は、普代村での「海産祭」に顔を出させていただきました。菊池長右衛門代議士とともに伺いました。漁業関係の方からお話を伺いましたが、今年はくらげの大量発生が問題で、漁にならず漁獲高が激減とのことでした。
 大型のくらげが大量に漁業用の網にかかり、網を引き上げる際に網が損傷する、くらげの毒でやられるなどの被害も出ています。網にかかっているもののほとんどがくらげです。多量で大型のくらげがここまで出てくると、有効利用のレベルを超えています。
 このくらげ、以前話題となった越前くらげではないそうです。中国の河口で発生し、それが日本海を通って、津軽海峡を抜けて、太平洋の岩手沿岸に回流するのだそうです(日本海では小さかったものが徐々に成長して岩手県沿岸に到達する際には大型化しているとのことです。)が、千葉沖から南には行っていないとのことです。中国での排水等による水質の富栄養化に伴う発生とも考えられます。また、水温は暖かいものを好むようで大量発生には地球温暖化の影響もあるのでしょうか。
 まず、この対策としては3方向から働きかけていく必要があると考えています。まず、くらげの生態調査、そして、原因の明確化を図りつつ発生源対策(中国への環境支援や外交交渉による環境の改善によるくらげを発生させない努力)、日本海で小型の段階で捕獲撃退等を行うこと(可能であれば有効利用)、現実の漁業者への被害については保険制度や支援制度による支援を行うこと、です。
 


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