中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

長時間残業、昇進に「関係なし」

2015年10月05日 | 情報

想像通りの結果ですね。
残業して、一生懸命さが評価されるのは、入社1.2年目の若手社員だけです。
ただ、余りにも働きすぎると、D事件の二の舞になりかねませんから、程度問題ですが。
しかし、労働生産性の指標だけは、よく理解できません。
なぜなら、日本の産業競争力は強いではないですか。
サラリーマン経験者として強調したいですね。


2015/9/22 日本経済新聞 

労働政策研究・研修機構が残業に関する調査をしたところ、「残業時間の長い社員が早く昇進している」と答えた企業は4.8%で、
長時間の残業への評価が低いことが分かった。
一方で働く時間が長い労働者ほど「自分の仕事の効率性は高い」と答えた。
残業に対する企業と労働者の意識の「ずれ」が浮き彫りになった。
調査は2412の企業と労働者8881人が回答した。「残業時間の長い社員が早く昇進していない」と回答した企業は26.5%。
社員の残業を「評価していない」とする企業も48.7%で約半数を占めた。

一方で労働者には「同僚と比べて自分の仕事の効率性が高いかどうか」を尋ねた。
「高い」「どちらかといえば高い」と答えたのは、週の労働時間が40時間未満の人が30.3%だったのに対し、60時間以上は39.8%だった。働く時間が長い労働者ほど、仕事の効率が高いと思っている傾向が鮮明になった。
労働時間の短いパート社員の比率が高まり、日本人の年間総労働時間は減っている。
一方で正社員の総労働時間は20年以上ほぼ変わっておらず、2014年の残業時間も、比較可能な1993年以降で最も長かった。
経済協力開発機構(OECD)によると労働時間が短い国ほど労働生産性は高い。
日本の経済成長のためには、残業を含む労働時間の削減により、生産性を上げる必要がありそうだ。

なお、労働政策研究・研修機構のHPでは、該当の調査結果を検索できませんでした。
http://www.jil.go.jp/index.html

 

 

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