中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

精神疾患での休職者増加

2015年02月11日 | 情報
精神疾患で、休職者や退職者が多いのは、民間企業では圧倒的にIT企業、それに
根拠となるデータを入手していませんが、公務員と学校の先生といわれています。

文科省発表の資料によると、教育職員の精神疾患による病気休職者数は、5,078人で、全教育職員のうち0.55%とありますので、
民間企業全体の推定値、0.4%より高いのがわかります。なお、IT産業は、1.6%と推定されています。

体罰で処分の教員、最多3953人 文科省の13年度公立校調査
2015/1/31 日経

(略)
鬱病などの精神疾患で13年度に休職した教員は5078人。12年度より118人増えて高止まりしている。
一方、女性校長は全校長の14%に当たる4771人で過去最多だった。

精神疾患での休職者増加
2月7日 読売
(略)
精神疾患での休職者は09年度の5458人をピークに減少傾向にあったが、13年度は前年度より118人多い5078人に上り、増加に転じた。

平成25年度公立学校教職員の人事行政状況調査について
 平成27年1月30日 文部科学省

公立学校教職員の人事行政状況(教育職員の精神疾患による病気休職者数、教育職員の懲戒処分等、
指導が不適切な教員の認定及び処置等、教職員評価等)について調査しましたので、その結果について公表します。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/jinji/1354719.htm

調査結果の概要
1 教育職員の精神疾患による病気休職者数(平成25年度) 

○教育職員(※)の精神疾患による病気休職者数(5,078人、全教育職員のうち0.55%)は、
19年度以降、5,000人前後で推移しており、依然として高水準。
(※)公立の小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校における校長、副校長、教頭、主幹教諭、指導教諭、
教諭、助教諭、養護教諭、養護助教諭、栄養教諭、講師、実習助手及び寄宿舎指導員(総計919,717人(平成25年5月1日現在)) 
○試し出勤等の復職支援に全教育委員会(67教委)が取り組み、復職後のフォローアップ(52教委)
(参考:24年度 51教委)等に取り組む教育委員会も増加。


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