中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

サービス残業、月16時間=「有給」消化せず4割

2015年02月05日 | 情報
インターネットでの調査ですから、定量的には問題がありますが、会社側へのアンケート調査からは分らない、
労働者の本音を垣間見ることができるので、有益な調査結果でしょう。
因みに、調査というのは、ある仮説を検証するために行うものですから、質問項目の設計に
ある意志が込められているものです。従って、事実は「両側」から検証することが大切なのです。
例としては、新聞・テレビ等のマスコミが行う世論調査に有意差がでるのは、これが主な原因と考えられます。

サービス残業、月16時間=「有給」消化せず4割―連合調査
時事通信 1月31日

働く人の約4割が残業代の支払われないサービス残業を行い、1カ月当たり平均で16時間に上ることが連合の調査で分かった。
連合の担当者は「政府は労働時間の規制緩和ではなく、長時間労働の抑制策を検討すべきだ」と話している。
調査は昨年10~11月、インターネットで実施。20~50代の男女計3000人から回答を得た。
その結果、「サービス残業をせざるを得ないことがある」とした回答者は全体の42.6%で、1カ月間の平均は16.7時間だった。
「10時間未満」が約6割を占めたが、「60時間以上」と答えた人も5%いた。

労働時間 に関する調査 関する調査
連合(日本労働組総会)15年1月16日

・1日の平均的な労働時間
 正規労働者は平均8.9時間、非正規労働者は平均6.4時間
・「残業を命じられることがある」約6割
 平均残業時間 一般社員20.5時間/月、課長クラス以上28.4時間/月
・「賃金不払い残業(サービス残業)をせざるを得ないことがある」4割強
・平均賃金不払い残業(サービス残業)時間
 一般社員18.6時間/月、課長クラス以上28.0時間/月
・残業の原因
 1位「仕事を分担できるメンバーが少ない」、2位「業務量が多い」
・「適正な人員配置」で残業は減らせると思う 5割半
・「上司は業務量について適切なマネジメントを行っているとは思わない」3割半
・ホワイトカラー・エグゼンプションが導入されようとしていること
 「内容までは知らない」8割半
・労働時間に関するルール 緩和vs強化
 「緩和すべき」約1割、「強化すべき」5割

http://www.jtuc-rengo.or.jp/news/chousa/data/20150116.pdf#search=
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