高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

アイヌと食

2010-10-01 16:08:32 | プログラム
 白老のアイヌ民族博物館の村木美幸さんをゲストに、アイヌと食をテーマにした二日間セミナーが始まりました。

 アイヌの歴史のおさらい。そして食のお話が続きました。

講義のはじめは・・・
 
自分の民族性は考えたことはありますか? との問いかけから始まりました。
 
日本は日本の民族性を感じないで暮らしてくらしている。
アイヌは日本で生まれたけれど、アイヌ民族だと意識している。

「イウオロ」・・人間と神が出会う場所 ・・漁場、狩り場など。山林・河川・海浜は
「手つかずの自然」ではなく「生産の場」 →経済活動の基盤だった。

カムイはただ崇拝する信仰の対象とはちょっと異なる。アイヌがいてカムイがいる、アイヌがいなければカムイの概念もない・・だから、カムイとアイヌは対等・・でもアイヌに衣食住を与えてくれる存在なので感謝する存在。

アイヌが動物にカムイと名をつけるのは、神々の世界から神が降りて様々な姿を現わしていると考えるから。キムンカムイ・クマ、コタンクルカムイ・ふくろう・・

イオマンテ  アイヌ・人間の世界に1年住んだクマ・キムンカムイを殺して、カムイの国へおくる儀式。人間の世界を知ったカムイの魂と肉体をはなして、カムイの世界に帰す。たくさんのごちそうを持たせてカムイの国に帰して、アイヌの楽しい世界の話を他のカムイにしてもらい、降りてきてもらう。

興味深いお話が続いています。
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