7日午後2時15分頃、大阪府池田市畑のゴルフ場「箕面ゴルフ倶楽部」敷地内のコース付近で、溝(深さ約3メートル)を掘る作業中に、男性作業員2人が生き埋めになった。
2人は約30分後に引き上げられたが、1人が意識不明の重体、もう1人が軽傷を負った。
(2012年5月7日17時05分 読売新聞)
穴の崩落というと、今年の2月末、岡山県倉敷市にあるJX水島製油所海底トンネル掘削現場にて起きた落盤事故が記憶に新しい。。
あの時は逃げ遅れた作業者が5人も亡くなるという痛ましい事故であった。。
この時は日本が誇る「シールド工法」という比較的安全な工法での落盤だっただけに、受けた衝撃も大きかったところだが、今はされていない炭鉱などに見られる手掘り作業では、昔からそれほど珍しいことではなかった。。
そこまでの穴ではないにしろ、戦争中に防空壕を掘った、掘らされた・・・という経験を持つご年配者は多いに違いない。。
私も父から当時の様子を聞いたところでは、あれもよほど丁寧にやらないと、かなりの危険を伴う作業と聞かされたものである。。
そんな私だが、まだジャリンコ時代のこと、親戚の子らと共に、その家の近くにあった山で横穴を掘って遊んでいて、その際に落盤し大変怖い思いをした経験がある。親には内緒にしておいたが、あれはビビった。。
まぁ、小規模だったため難を逃れることができ、こうして今の私がある訳だが、・・・穴掘りって?バカにして掛かると、とても危険であると、当時、身を以て感じた次第。。
おそらく今回の作業者や現場責任者は、縦穴ということもあって最初から舐めて掛かっていたフシが窺えるところ。。
しかし、地質によっては当然崩れ易いとこもある訳で、浅い場合なら兎も角も、背丈よりも深い穴を掘る場合などは、よほど注意して掛かる必要があった。その意味ではプロとしての自覚に欠けていたと言わざるを得ない。。
いずれにせよ、今の時代はユンボを使うなどして機械で掘るケースが多いから、こうしたニュースは珍しいと感じて取り上げた次第。。
兎も角も、生き埋めにより重体に陥られている方には、一刻も早いご回復をお祈り申し上げる。。。(゜.゜)ノ