愛知県警岡崎署は2日、牛肉など約53キロを公園に捨てたとして、廃棄物処理法違反の疑いで、食肉加工販売会社「米久」(静岡県沼津市)の営業担当の男性社員(26)=愛知県岡崎市=を書類送検した。
送検容疑は昨年12月20日、岡崎市内にある勤務先近くの公園で、オーストラリア産牛肉24キロと国産豚もも肉16キロ、鶏レバー約4キロなど計約53キロ(約5万円相当)を植え込みに捨てた疑い。
同署によると、社員は調べに「売れなかったので実績を上げるため、昨年12月上旬から自分で買い取っていた。社には営業先に売ったように見せ掛けていた」 と供述。買い取った肉を保冷車に積み、夜間は会社の冷蔵庫に隠していたが、量が増えたため会社に発覚するのを恐れて捨てたという。公園の近くに住む男性か ら通報を受けた同署が捜査し、肉に会社名や識別番号が記載されていたことから社員が浮上した。
MSN産経ニュース 2012.5.2 13:30
記事によれば、この社員は「自分で買い取って、社には営業先に売ったように見せ掛けていた」とあるから、おそらく顧客に対する売り上げを立て、尚且つ、その売上に見合う顧客からの入金にするためには?・・・
余分に押し付けた額に相当する部分を、直接、顧客から現金で買い取るか、それに見合う便宜を何らかで与えるしかない。。
顧客内における自社の仕入れシェアが大きければ兎も角も、小さければ、多少の「力技」も通らないだろうから、或る意味、この様な・・・泣ける話・・・にもなって来る。。
確かに、どの業界にいても営業のノルマは厳しい。これは営業職を選んだ時から付いて回るもの。これは仕方がないことである。。
今回、問題とされるのは、容疑者が処分に困って、・・・肉を公園に捨てたという部分・・・これはハレンチ。。
つい最近もサメの肉を公園に捨てたとして事件化し世間を騒がせたばかり。あの時は妖しげな自称芸術家なる者がサメのオブジェを考えていたという事らしいが・・・
いずれにせよ、公園に肉を捨てれば罰せられるのは当たり前・・・如何にも軽率。。
まぁ、決して好ましい事ではないながら、会社の顧客以外のとこで、会社に迷惑の掛からないところで、処分品として他人に無償であげるなり、・・・
或いは、損切りすれば売れる可能性が少しでもあるのなら、ダンピングして処分出来そうな信頼のおける店の一つや二つくらいは確保しておくべきである。。
逆にその位の才覚がないと、営業で世の中を渡っていくには、かなり厳しいかもしれない・・・などと感じられるところ。。
昔と違い今は法律が厳しいから、出来ることと出来ないことが当然出て来ると思うが、いずれにしろ、何度も修羅場をくぐった者でないと、こうした感覚は分からないと思う。。
記事を見ていたら、あまりに子供じみた、甘さの残る対応に、先の暗いものが感じられたという次第。。(ーー;)