21日午後11時ごろ、熊本市長嶺南2、熊本赤十字病院で、農薬を飲んで自殺を図り搬送された合志市の男性(34)が院内で嘔吐(おうと)し、吐しゃ物から刺激臭を伴う塩素系有毒ガスが発生、職員や入院患者ら46人が体調不良を訴えた。 病院では対策本部を設置して治療に当たったが、うち2人が呼吸困難などで重症だが命に別条はないという。 熊本県警の発表などによると、男性は自宅で、土壌くんじょう剤などとして使用される「ピクリン」を飲んだという。男性は死亡した。ピクリンは気化しやすく、毒性が強いという。 (2008年5月22日08時19分 読売新聞)
昨今、或る物と或る物を混ぜ合わせて、意図的に「硫化水素ガス」を発生させ、それにより自殺を図るという者が急増し、社会問題になっている。。
硫化水素ガスは、非常に危険を伴うため、自殺者は部屋の表に張り紙を出すなどし、また目張りをするなどして事に及ぶということが少なくない。。
そんな中で記事の男性も、状況から農薬自殺を図ったと見られているが、当初、ザッと目に記事を見たとき、一瞬、まさか?あの両方を一気飲みして、体内で合成したのではと?・・色めき立ってしまったが、どうやら「ピクリン」という土壌くんじょう剤を飲んだことにより、体内に「塩素系有毒ガス」が発生したものと分かった。。
亡くなられた故人には、大変お気の毒だが、こういった自殺は止めて頂きたい。。