青梅市は11日、市立学校給食センター藤橋調理場(同市藤橋3)の男性職員が「コレラ菌を保菌している」と発表した。市は同調理場が供給する市内13の小中学校で同日の学校給食をパンと牛乳で代用する措置を取ったが、同夜の2次検査の結果、検出されたのはコレラを発症させる菌ではないことが確認された。コレラ菌には類似の菌がいくつかあるものの、この菌は毒素を出さず、コレラ発症の可能性はないという。
市は念のため12日に同調理場の消毒を行う。同調理場から給食の供給を受けている小中学校では、11日に続いてパンと牛乳で代用するが、市は小学生には1人あたりおにぎり1個、中学生には2個を配布する。13日からは通常通りの給食が再開される。
市はセンター職員に対し、民間業者に委託して2週間に1回検便を行っている。今回、5日に提出されたこの職員の検体からエルトール小川型コレラ菌とみられる菌が検出されたとの報告を11日午前に受けた。事態を重く受け止め、市は緊急対策本部を設置し、西多摩保健所などと対応を協議。都健康安全研究センターで2次検査を行っていた。
都感染症対策課によると、毒素が検出されなかったことから、菌は感染症法上のコレラ菌には該当せず、法律上は感染源の特定などの調査を行う必要もないという。
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市は同日、1次検査の結果を受けて保護者あての文書で給食センター職員の保菌を連絡し、パンなどの代替措置を取ったことを説明。「大変ご迷惑をお掛けします」と謝罪した。
市立泉中学校は11日放課後に予定されていた運動会の練習を急きょ延期した。稲垣文男校長は「朝食を食べてこない生徒もいるので、昼食にパン1枚では体が持たない」と話した。市立第三中学校は保護者にプリントを配り、12日には弁当持参を呼びかけるなど、各校で対応に追われた。
市秘書広報課の古屋孝男課長は「給食中止の理由を説明するため、(1次検査の結果で)保菌者だと発表した。不安を与えてしまったかもしれないが、結果的に大事に至らず、良かった」と話した。 (2006年9月12日 読売新聞)
「検便」が義務付けられているから?発見出来たのだと思うが、それにしても?コレラ菌は?検査項目にはいってたっけね?。。。。
渡航者も多いし?いつかは?と思っていたが、イザ有ると?怖いですよね。。。
これがコレラでなく?もっと凄いものを持っていたら?それこそ?タイヘンなどで済む話ではなくなる。。。
ともあれ発見出来てセーフで有りました。。。