は~とnoエース

かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂。(吉田松陰)

トレーサビリティをしっかりやろう!。。。。

2006-05-06 22:39:24 | ニュースから考える

オリエンタルランド(千葉県浦安市)は6日、東京ディズニーシーなどで販売したクッキーの原材料に日本では使用が認められていない酸化防止剤「TBHQ」が混入した可能性が高いとして、クッキーの販売を中止し、販売済みの約3万7000個を自主回収すると発表した。対象商品は東京千鳥屋(東京都豊島区)が製造し、2月10日から販売された「ダブルチョコレートクッキー」。ディズニーキャラクターが印刷された青色の手提げ型紙箱に入っている。オリエンタルランドによると、豊年リーバ(東京都港区)がマレーシアから輸入・販売し、日新化工(東京都中央区)がクッキーの原材料として使用したパーム油脂からTBHQが検出されたという。ただ、TBHQは米国などで使用が認められており、健康に影響はないとしている。オリエンタルランドは、着払いで商品の返送を受け、返金する。問い合わせは電話0120・996・055。 (産業経済新聞社 Sankei Web 05/06 20:12)

「リーバ」も大変だね。ここの油脂は「香り」が良いことで人気がある。カネカ、ミヨシ、月島、旭電化、花王、不二製油など、大手の製菓・製パンメーカーや外食産業などへ、油脂及び、油脂加工品を納入している。皆、リーバの同業者である。。。

経済発展の著しい中国の影響は、油脂業界も例外ではないと思われる。おそらく、どのメーカーも原料確保には相当「苦心」をされているに違いない。。。

それでなくても、油脂は「原料相場」が絶えず変動しているから、原料も固定ではなく、パームやら、コーンやら、魚油やらと世界中から様々に調達している。。。

記事にある「リーバ」も、その辺の「点検」が甘かったのかも知れないね。ただ?この問題は油脂業界に共通する問題であり、その意味では「リーバ」以外にも出て来そうな?気もするが。。。。果たして。

それにしても、かっての「カネミ油症」事件が、未だに尾を引いて報道されている。その意味で、消費者の、そして保健所の、油脂への「関心度」も引き続きハイレベルにある。。。

関心が高いから?気を付けるのではないが、食の安全に直結する原料チェックは、引き続き、怠り無いように願いたい。。。。


方向性は悪くないが。。。。。

2006-05-06 11:54:15 | ニュースから考える

5月29日から導入される農産物などに残留する農薬の規制を強化する「ポジティブリスト制度」が、各地の農家に波紋を広げている。新制度では栽培する作物に使う農薬以外も規制対象になるため、周辺農地で別の作物に散布した農薬が飛んできて付着し基準値を超えると、出荷停止などになる可能性があるためだ。農林水産省などが注意を呼びかけているが、導入が迫り、関係者は対応に追われている。農水省は「神経質になる必要はないが、農薬を散布する際はこれまで以上に注意が必要」として、特に収穫直前の飛散に注意することや、違う作物を栽培していても隣接する農家で同じ農薬を使用することなどを呼びかけている。パンフレットやホームページでの呼びかけに加え、農業関係者らを対象にした意見交換会を各地で行う。  (日本経済新聞社 NIKKEI NET 05/02 16:21)

『違う作物を栽培していても隣接する農家で同じ農薬を使用することなどを呼びかけている。』・・・・・ムムムム。んな事が出来ますか?あらゆる害虫や雑草に聞くオールマイティの農薬など有りはしない。逆に有ると云うなら?農水省も農家に対し「これがそうだ」と示す必要が有る。有るならね??。。。

ビニールハウス内で散布するなら?まだしも。野外なら?風も吹いてるだろうし、危なくて隣地との境は散布できない。しかも個々の症例によって何が有効か?農家は、みな農薬に神経を使いながらチョイスしているというのに。。。

そもそも農水省は、どの程度の実地テストをされた上で「結論付け」をされたのだろう?諸外国と日本は気候も風土も大きく違うだろうに?何となく?机上の空論で進めている様な気もしないではない。はてさて。農家が何処まで対応できるか?見ものである。。。。