は~とnoエース

かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂。(吉田松陰)

スリルより風情を楽しもう。。。

2006-03-16 23:56:08 | ニュースから考える

山形県戸沢村の最上川で今月4日、川下り中の舟と対向してきた回送舟が接触し団体観光客17人が軽傷を負った事故で、東北運輸局は16日、運航会社の最上峡芭蕉ライン観光(戸沢村、鈴木富士雄社長)に対し、海上運送法に基づく安全確保命令を出した。東北運輸局は特別監査を実施し、回送舟の船頭の前方不注意を指摘。下り舟と上り舟が行き会う場合の連絡を確実に行うことや、乗組員に対する安全教育と見張りの徹底を求めた。(日本経済新聞社 NIKKEI NET 03/16 12:00)

私も「川下り」が好きで、これまでも幾度となく観光船に乗る機会をもった。そういう時に、しばしば感じる事は、船頭が「慣れ」で操船を甘く見ているのでは?と言う思いだった。。。

ワザと?岩と「かすめて」見たり?水をかぶって見せたり?など。時には「あわや?」と感じさせる事もある。勿論。半分は、船頭による乗船客への「サービス」と承知しているが、彼等の余裕をかました笑顔の裏に?実は、どれ程の『ひやり。はっと?』が隠されているか?想像するだけで恐ろしい?。。。

鬼怒川の川下り。天竜川の川下り。最上川の川下りなどなど。記憶に残る著名な事故は、どれも船頭の「操船ミス」が原因と思われた。。。

乗っていて感じる事は、若い船頭への「世代交代」が進んでいるのでは?という印象である。決して若い「兄ちゃん」の操船を否定するものではないが?何故か粗野で「荒削り」の印象が否めず、風情が感じられないのは?寂しい。。。

船会社も、客を楽しませる演出を「スリル」一辺倒に頼るのではなく、船頭に、もっと気の効いた会話や知識。味のある「喉」などを客に提供する確かな教育と工夫をお願いしたいものだ。。

私的には、もっと。ゆったしとした操船の中にこそ、「安全性」を確保するヒントが詰まっている様に感じている。またそれは集客にも貢献すると思われる。。。。