は~とnoエース

かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂。(吉田松陰)

「劇薬」は慎重に考えよう。。。。

2006-03-12 21:34:46 | ニュースから考える

12日放送されたNHKの日曜討論で、自民党の片山参議院幹事長は、公務員制度改革に関連して、現在、国家公務員には認められていない、賃金などの労働条件を労使で決める「団体交渉権」を限定的に認めることも検討すべきだという考えを示しました。 NHK オンライン NEWS 03/12 12:18

おやおや片山さん。公務員に「団体交渉権」の容認ですか?大丈夫ですか? 何でもみんな。最初は「限定的」といって始まるものなんです。「蟻の一穴。堤を崩す」なんて事になりません?。。。

公務員の「総枠削減」を進める上で、「抱き合わせ」の議論で「正面突破」を描いておられるのかも知れませんが?アメとムチの議論は「劇薬」ですからね。余程の注意が必要です。。。

何のために「総枠削減」を進めるか?今一度。根本議論に立ち返られたら?如何でしょう?国労の「苦い記憶」も残っています。なにやら?ちと危険な「臭い」を感じますよ。。。

一口に公務員の削減と言っても、逆に増やさねばらないケースもあるハズです。従って、増やさなければならないところが有る分?減らすところは更に「思い切って」減らさねばなりません。選挙区における「一票の格差」是正でされる様な?議員定数の「増減数」を合わせる様な「パズル式」は止めて欲しいですね。。。

ですから、民間移行の出来るところは?多少、気が乗らなくても?やらざるを得ないのが、今や「時代の趨勢」と諦めて、むしろ働きやすい「民間移行」とは、どういう形が良いのか?を詰めて行かれるべきと考えます。。。

公務員の皆さんも、すぐに「クビ」になる事など考えられませんので、各省庁も「真剣」に検討して頂きたいと思います。先日も?削減案に「ゼロ回答」するなど?役人の「不埒な」態度が散見され出しました。。。

頑なに政府に逆らって「民間移行」を拒否するようだと?より条件の「キツイ」案に修正して政府も「強行突破」するでしょう。そうなれば?民間移行などの「生ぬるい」話では済みませんよ。仕舞いには部署の閉鎖も余儀なくされる「流れ」になる事も予想されます。そうなったら?虻蜂取らずじゃあ~りませんか!。。。

 


格差是正は「労組」にも責任がある。。。

2006-03-12 16:15:35 | ニュースから考える

小泉さんと竹中さんの頑張りで、日本は「金融危機」をようやく脱却し、経済的にも「スタグフレーション」の危機を乗り越え様としている。一方、景気牽引の「リードオフマン」が必要とする為、市場原理の活力に頼らざるを得ず、そこで、競走に勝利した一握りの「勝ち組」と、残り大多数の「負け組み」との間に、最近「所得の格差」が拡大しているとの指摘がある。。。

「景気回復」を回復させる自体は、政府の役目であり責任である。しかし、一端、回復したら?今度はその格差を「ならす」役目は「労組」にも力を借りないと均衡ある配分は難しい。これらが両輪となって、うまく「役割分担」のもと?初めて適正範囲の健全な「格差」が維持されるものと理解する。。。

ところで、この春の「賃上げ交渉」において、トヨタが組合の提示額に「難色」を示しているという。二兆円もの利益を出すといわれる企業に有って、その利益を出せたのは?誰のお蔭か?トヨタの経営陣は分かっておられない様子だ。極めて「不誠実」な対応と断ぜざるを得ない。。。

組合は、ここで下手に「手打ち」をせず?「スト」に依る徹底抗戦をすべきである。仮に「会社を潰しても?」要求を「勝ち取る」まで戦うという確固たる決意を示そう。これまで経営の言うなりに「リストラ」を受け入れ、また協力して来た「見返り」を、利子を付けてきっちりと「返して」貰おう?経営との「馴れ合い」に慣れきった?「ブッ弛んだ労組」などは、もはや「百害あって一利なし」である。。。

リストラは労働者だけに当てはまる「専売特許」ではない。適正な利益を出せず?またそれを労働者に利益の「還元」も出来ない経営者は「無能者」として、直ちに「退陣」願う事は?極めて「常道」である。企業を、本当に支えているのは誰なのか?胡坐を書いている経営陣に「骨の髄」まで分からせよう!。。。

そうする事によって?格差是正の「流れ」が見えて来る。今年の春闘は、絶対「中途半端」に終わらせるな!と申し上げたい。これを「中途半端」にするなら?今後、組合は「政府に文句たれる事を厳禁する」と申し上げたい。。。。