日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

本物しか生き残れない?

2009-03-02 20:32:37 | ビジネス
「テレビが面白くない」と言うエントリをしておきながら、舌の根も乾かない間にテレビの話を取り上げたい。

テレビ大阪の「和風総本家」の「百年老舗」だ。
今回取り上げられていた「浅草今半」の考えには、今の時代を生き抜くアイディアがあるように思えた。
それが「変わらないために、変わる」と言うコトだ。
お客様の味覚の変化を敏感に察知し、甘味を今の時代に合うように薄めにしていると言う。
若い仲居さんを育てるために、少し先輩の仲居さんが「相談役」として、教育係りとなり指導をすると言うシステムを、10年以上前に既に作りあげている。
目的は、新人教育だけではなく、従業員の定着と中堅仲居の教育だったそうだ。
まさに、それは最近話題になっている「メンター制度」と言うコトと変わりない。
もう一つは、新入社員がその教育の中で「マニュアル」を作成し、その事を企業が評価していると言うことだ。
「新人・ベテラン関係なく、良いアイディアを出した人を評価する」と言う企業文化が、百年続く老舗を支えているとすれば、今現在の日本企業が抱えている問題を打ち破るヒントが隠されているような気がするのだ。

百年以上続く老舗には、やはりそれなりの理由があるのだ。
そして、それらの努力があるからこそ、本物として生き残れるのではないだろうか?


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