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飲食店の24時間営業って、本当に必要?

2014-08-06 21:47:09 | ビジネス

「すき家」を運営しているゼンショーHDが、3月期決算で赤字となるらしい。
日経新聞:ゼンショーHD、「すき家」一部休業で13億円の最終赤字に

ゼンショーHDと言えば、最近では「ブラックな企業」と言われることが多くなってきた。
深夜の営業時間にアルバイトが1人、とか100時間を超える残業などなど、「ブラック度の高い企業」という印象が、より人材不足に拍車を掛けるコトになっているのではないだろうか。

ところで以前から不思議に感じているコトがある。
それは、「飲食店の24時間営業」だ。
確かに「いつでも食事ができる」というのは、魅力的なサービスだと思う。
思うのだが、24時間営業している必要性がどれほどあるのか?と言う疑問があるのだ。
「深夜食事をする人がいない」とは言わないが、その様な人はわずかなのでは?
繁華街などでは、深夜遅くまで仕事をされている方も数多くいらっしゃるとは思うが、郊外にあるファミリーレストランを含めた飲食店を利用している人は、数少ないと思う。

「わずかでも利用者がいるから営業をする」と言うことだとは思うが、その「わずかな人」がもたらす利益と経費を比べると、本当に利益が出ているのだろうか?
今では、コンビニなどもあるので深夜「なにか食べたい」と思っても、買いに行く場所には困らない。
そう考えると、長時間アルバイトを働かせて「ブラック度の高い企業」と言われるよりも、適度な時間で閉店をしてしまったほうが、いろいろな面でメリットがあるのではないだろうか?

営業時間の短縮ができないのは、「同業者が営業しているから」と言う理由だとは思うのだが、単価の低い飲食店で24時間営業し、利益を出すコト自体無理がある様な気がする。
案外、営業時間を短くしてしまっても、売上げには余り影響が無いのではないだろうか?
業界全体で「営業時間の短縮」を打ち出せば、利用する生活者側も受け入れ易いと思う。
何故なら、30年位前までは「24時間営業の店」というのはほとんど無く、「不便だったか?」というと、さほど不便では無かったからだ。
本当に「24時間営業」が、生活者にとってメリットのあるサービスなのか?社会にメリットがあるサービスなのか?考え直す時期にきているような気がする。



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