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ナイキの判断と素材開発ビジネス

2008-09-23 19:51:45 | スポーツ
中日新聞のWEBサイトにトップ選手用水着から撤退 米ナイキという記事が、掲載されている。

ナイキといえば、アディダスとスポーツビジネスで覇権を競っている企業だ。
そしてナイキがここまで大きく成長した理由の一つが、「トップアスリートの起用」があった。
有名なところでは、マイケル・ジョーダンだろう。
彼がナイキのバスケットシューズを履き、大活躍をした事からジョーダン仕様のシューズが一般にも大評判になったのだ。

「(カッコイイ)スポーツ選手と同じ仕様のシューズが履きたい」という、バスケットボールファンからバスケットファンではない若者まで巻き込んで、一大流行となったのは記憶にあると思う。
ナイキのもうひとつ特徴的なのは、「選手をトップアスリートに育てながら、自社をアピールさせる」というモノもあった。
そうやって育てた選手が、トップアスリートとして活躍する時には、胸にスォッシュのマークがあるという戦略だったのだ。
そのためのスカウトチームもあったはずだ。

最近では、バスケットなどアメリカ生まれのスポーツだけではなく、サッカーなどにも分野をひろげている。
むしろ、今はバスケットよりもサッカーの方に、力点をおいていたような感すらあった。
というのも、サッカーにはW杯という大会があり、そのテレビ視聴者数などを考えるとその影響力は、バスケットよりも遥かにあるからだ。
他のスポーツの場合、やはりオリンピックが最高の晴舞台ということになる。
その晴舞台で、ひとつのメーカーがある競技団体とほぼ独占的契約をし、そのメーカーの一人舞台となったのが今回の北京オリンピックだったのだ。
その競技とは、水泳。
スピード社と国際水泳連盟との関係については、以前エントリさせていただいた。
その様なカタチで、出し抜かれたのだからナイキ他のスポーツメーカーとしては、面白いはずが無い。
まして、競泳用水着の開発には膨大な時間と費用がかかる。
そのコストと利益ということを考えたら、意味が無いという判断をしたのだろう。

今回のナイキの競泳用水着の撤退は、ナイキだけに止まらないかもしれない。
それは本当に、スポーツの発展に良いことだろうか?
今回のスピード社のLRは、泳ぐ時の姿勢を保つことで、記録を伸ばすというモノだった。
むしろ山本科学の「タコヤキラバー」のような素材の方が、素材開発としては本流のような気がするからだ。

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