2週間ほど前にひいた風邪が、長引いている。
風邪だけではなく、気温差による鼻腔過敏症(?)もあり、マスクが手放せない。
私のような、風邪やアレルギー持ちの人だけではなく、最近では「表情を隠すため」にマスクをしている若い人たちもいる、という話を以前聞いたことがある。
確かに、ドラッグストアーに行くと今やマスクは「通年商品」となっている。
それだけ、需要が高いということだろう。
ところで、この「マスク」。
日本という市場だけに限ってみると、その進化には驚かされる。
長い間「マスク=ガーゼマスク」だったが、ここ10年あまりで主流となっているのは「不織布」タイプだ。
ガーゼと違い、不織布だと素材そのものに様々な加工をすることができるため、形も様々なものが登場している。
おそらく一般的なタイプは、「プリーツタイプ」と呼ばれるものだろう。
他には「立体タイプ(またはドーム型)」と呼ばれるタイプで、口紅などがマスクに付かず、呼吸も楽という理由で、女性に人気があるようだ。
もちろん形状だけではなく、最近では「カラーマスク」や「香り付きマスク」も登場している。
この春、社会的問題になった「PM2.5対策」や「抗ウイルス」を謳う「高機能タイプ」マスクも人気があるようだ。
世界的に見て、ドラッグストアなどにこれだけの種類の「マスク」が売られているのは、おそらく日本だけではないだろうか?
その中で、個人的に気に入っているのが「ぬれマスク」とか「ウェットタイプ」と呼ばれる、マスクだ。
ご存知の方も多いと思うのだが、マスクにポケットのようなものがついており、そこに液体のしみ込んだフィルタを入れて使う、というタイプのマスクだ。
しかしながら、このような商品を作っている企業そのものが少ないようで、なかなか見かけることができない。
できれば、自分の顔・形に合うマスクに取り付けたいのだが、それができない、というのが現状だ。
ところが、アイリスオーヤマのサイトを見ていたら、「ぬれフィルター」のみを販売している。
もちろん、マスクとセットでも販売しているのだが、フィルターのみの販売もしているのだ。
アイリスオーヤマ:アロマ保湿ぬれフィルタ
実はマスクというのは、「個人差」がある商品だ。
最近は、「ふつう(=成人男性向け)」、「やや小さめ(=女性や子ども向け)」、「キッズ(=幼児~小学生向け)」と、サイズも随分増えてきたが、顔幅がなく鼻が低いという難点の多い私には、なかなかフィットするマスクがない。
普段メガネをかけていることもあり、マスクでメガネが曇るのも問題なのだ。
そのような様々な(?)条件をクリアしたマスクに保湿ぬれフィルタが取り付けられたら、どれだけ風邪でのどが痛いとき、どれだけ楽になるだろう・・・と思ったことか。
そんな「些細なニーズに応えてくれる」というのは、嬉しいものだ。
単品フィルタが、もう少し大きければ嬉しいところだが、このような「些細なニーズ」を掘り起こす発想の面白さが、最近ヒット商品を次々生み出しているアイリスオーヤマの力なのかもしれない。
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