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IT界隈が、騒がしい?

2024-04-22 20:13:15 | ビジネス

今日の朝日新聞他、大手新聞社のWebサイトに、「Googleが公正取引委員会から、行政処分を受けた」という趣旨に記事が、取り上げられている。
朝日新聞:公取委がグーグルに初の行政処分、ヤフーの広告配信を約7年間制限 

現在PCを使われる方が、検索をするときに利用しているのがGoogleなのではないだろうか?
実は、私もPCで検索するとき使うポータルサイトはGoogleだ。
別にYahoo!が不便という訳ではない。
ただ、Googleの検索画面の方が、スッキリしていてわかりやすいと感じているからだ。
Yahoo!の場合は、ニュースやトピックスから検索するときに便利なのだが、直接的に検索するのには、Googleの方が便利という感覚で使っている。
Googleで検索する理由は、このような点なのでは?と、想像している。
それを表すように「検索をする=ググる」という言葉もあり、今や一般化している印象がある。
このように名詞から派生して動詞化することで、より身近で普及している、とも考えられる。

当然、様々な人がGoogleを使って検索をすれば「どのような言葉が神作されているのか?」という情報は、集まってきやすい。
Googleで検索をする度に、Google側に刄検索ワードが蓄積され、トレンドワードや一般の人達が興味・関心のあることを知る機会が増える、ということになる。
それらの情報を基に、広告を打つことで、企業側はより効果的な顧客アプローチが可能になるはずだ。
だからこそ、同じポータルサイトであるYahoo!を排除してきたのだろう。

とはいえ、このような「検索→アクセス」というステップで、顧客情報を集めるという方法は、Googleだけではない。
「cookie」という表示を見たことがある方は、多いと思う。
サイトにアクセスし、cookieに登録すると次回アクセスするときにログイン等が不要、というシステムだ。
確かに、アクセスの度にログイン等をするのは手間と時間がかかる。
その点では、便利なツールのように思えるのだが、実はこの「cookie」にはもう一つの側面がある。
それは提供している側に、ID等が知られてしまう、という点だ。
「cookie」を利用することで、一部個人情報を自ら提供している、と考えてもよいかもしれない。
もちろん、情報を提供している企業側は「cookie」についての、取り扱いと注意事項を表示し、理解の上利用してください、と謳っている。
ただ、それをどれだけ理解し、了解の上「cookie」に情報を提供しているのか?という認識を持たないまま、利用しているという人も一定数いるのでは?という、ことなのだ。

現在のような、ネット社会であれば「個人情報」そのものが、ネットを通じて漏れてしまっている、という覚悟は必要かもしれない。
問題は、どの情報が洩れても実害が少ないのか?という、利用者側の意識の問題があるだろう。
今回のように、Googleのように「検索」という情報から、不特定多数の嗜好や行動傾向を分析することで、より効果的な広告提案を広告代理店だけではなく、これまでネット広告とは無縁であった企業にまでアプローチすることを可能としている。
それは、これまで大手広告代理店の仕事をGoogleやYahoo!、cookieが行っている、ということでもある、ということだ。




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