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近年稀にみる「残念な内閣」

2022-11-11 23:09:36 | 徒然

今日、法務大臣の葉梨法務大臣が辞任をした。
「辞任」と言えば、責任をとってご自身の判断で辞められたような印象だが、その実は「更迭」ということのようだ。
「更迭」された理由は、「法務大臣の仕事」についての発言だ。
発言内容については、改めて拙ブログで説明する必要もないと思う。

それにしても、岸田政権の閣僚たちの発言は、これまで問題発言とされてきた国会議員たちの中でも群を抜いて「軽い」という気がする。
それは先日辞任した山際経済再生担当大臣の「記憶にない」発言も、同様だ。
「経済再生」を担当する大臣が、健忘症のような発言をされていては、とても経済政策などできるはずがないからだ。
もちろん、経済政策の骨子をつくるのは大臣や大臣秘書ではなく、財務官僚がつくるのだが、大臣が自分の都合の悪いことになると「記憶にない」と国会等で答弁されては、政策の骨子をつくる側も信頼できないだろう。

そして、辞任から数日後自民党の新型コロナウイルス対策本部長に就任している。
この党人事に関しては、旧統一教会問題を抱えている萩生田政調会長が、決めたということらしい。
共同通信(Yahoo!ニュース):山際氏起用「私の判断で指名」党コロナで萩生田政調会長 

そもそも山際氏が経済再生担当大臣を辞任するに至った理由は、旧統一教会との関係を問題視したからだ。
その調査を担当するのが同じく旧統一教会との関係を問題視されている萩生田政調会長、ということになっている。
「この人事、どこかおかしくないですか?」と、世間の多くの人たちはツッコミを入れているにもかかわらず、このような人事を平気で行ってしまっているのが、岸田政権ということになる。
そこに、今回の葉梨法務大臣の辞任という名の更迭だ。

これまでも、「残念な内閣」はいくつもあったように思うのだが、今回の岸田内閣ほど「残念な内閣」は無かったような気がしている。
「大臣」という職務や責任ということをよりも、「大臣」という肩書だけが重要で、職務や責任というものを感じていないのでは?と感じる程、発言が軽いのだ。
ご本人は、軽いジョークのつもりで話されているのかもしれないが、その的の外れ具合が半端ではない。
そのように考えると、任命責任者である岸田首相自身もまた、職務や首相という責任ではなく「肩書」だと思っているのでは?という、気がしてくるのだ。

結果、内閣そのものが「残念な内閣」になってしまい、そのことに対しての責任を感じていないのでは?という、印象を持ってしまうのだ。




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