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そのお金を公立図書館に振り当てて欲しい ‐突如計上された二階氏の書籍代‐

2024-02-15 19:32:21 | 徒然

昨日から話題になっている、自民党元幹事長の二階俊博氏の「3470万円」の書籍購入費。
突然、この金額が計上されたこと。
何よりも常識的な「書籍購入額」ではなかったこともあり、問題視されている。
東京新聞: 【一覧】二階俊博氏が数千冊も買った本に政治家の名前 3年で3,470万円、高額な書籍代の内訳 

確か昨日の二階氏側の説明では、「最低ロット数の購入を出版社から言われた」という趣旨の話を、されていたように思う。
この時思ったのは、ゴーストライターが二階氏の名前で本を書いたのでは?という、ことだった。
その理由が、出版社側から「最低ロット数の購入」という趣旨の話をされた、ということだったからだ。

いわゆる出版社に持ち込み企画として、本を出版するように働きかけると、出版社側も極力リスクを回避するため、最低ロット数は購入して欲しい、という条件を出してくるだろう。いくら自民党の重鎮と言われる人であっても、ゴーストライターに書いてもらった内容であっても、自分の名前で本を出版するのであれば、さもありなんと考えたからだ。

ところが、一番多く購入した本を書いたのは、二階氏ではなく政治記者と呼ばれる方が書かれている。
他の本も同様だ。
とすれば、最低ロットで出版したが売れ行きが悪いということであれば、在庫を抱えるのは二階氏ではないのでは?
元々取材対象者が二階氏なだけなので、二階氏が積極的に購入する必要が無かった本を大量に購入した、ということになる。

そして、「購入した書籍は、パーティーなどで渡すつもりだったが、コロナ禍で後援者に渡すことができなかった、という話もされている。
この話を聞いた時、随分前に自分の名前のを入れた盆踊り用の団扇を、後援会を通して盆踊り会場で渡した議員さんが、「公職選挙法」で告発された、ということがあった。
盆踊りの団扇に比べれば、今回の本の方が高額であり、購入した部数も遥かに多いのでは?と想像すると、「公職選挙法」等に抵触する可能性もあるのでは?
先の「盆踊りの団扇」に関しては、不起訴処分となり政治家に対するお咎めなし、ということでわわったのだが、今回も同様なのだろうか?

このように疑問点を積み上げていくと、二階氏側の説明に矛盾のようなことが次々と出てくるのだ。
自分の宣伝の為に、政治記者に本を書かせ、それを支援者に配布する、ということは、本の内容が相当脚色され、二階氏を美化下内容である、と考えるべきかもしれない。
現実離れした虚像を政治ライターと呼ばれる人に書かせたうえで、支援者に本を渡すことは「選挙活動の一環」なのではないだろうか?

個人的には、それだけのお金をかけ、もらった人がブックオフなどに売り捌いてしまうことが目に見えるのであれば、それらのお金を図書購入費が減額されている様々な自治体の図書館が購入資金の足しにしてほしい、と思うのだ。




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