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「何も計画しない休み」も、いいじゃない!?

2017-07-19 20:16:12 | ライフスタイル

来週から、夏休みという小・中・高校も多いのでは?
高校生は、大学受験や高校野球の応援などで、忙しい夏休みなのかもしれない。
逆に、小学生のお子さんの親御さん(特に母親)にとっては、「地獄の夏休み」なのかもしれない。
理由は夏休み(に限ったコトではないが)に入ると、お昼ご飯の用意をしなくてはならないからだ。
ご飯のメニューを考えるのが1回増えるだけでも、案外負担に思っているお母さんたちは、多いのでは?と想像している。
働くお母さんたちにとっても、それはもっと切実なる問題なのかもしれない。

そのような問題?を解決する「サマーキャンプ」が、人気だという。
キャンプ中は、お昼ご飯の支度を考える必要もなく、お子さんたちにとっても「キャンプ」は、学校生活では体験できなかったコトができる、貴重な機会となっている、と聞く。
確かに昨年の夏休みの頃、近所の幹線道路(=東名高速のインターチェンジへ通じる道路)には、早朝にもかかわらず、大型バスが何台も停まり、キャンプに参加すると思われる大きなリュックを背負った子供たちの姿を、数回見かけた。
その時「サマーキャンプって、人気なのだな~」くらいにしか思わなかったのだが、お子さんだけではなく親御さんの事情もあっての人気だったようだ。

このような「夏休みのイベント」を立てなくてもいいじゃない?!という、記事がHuffpostに掲載されていた。
Huffpost:夏休みに子供と「何もしない計画」を立てたママに共感の声
元々の記事が9月に新学年が始まるイギリスなので、日本の「夏休み」とは事情が違う。
それでも、「何も計画しない夏休み」があっても良いのでは?という、気がしたのだ。

働くお母さんたちにとっては、「何もしない夏休み」という計画は立てにくいかもしれない。
1日中、子どもたちを家に置いておくことへの、不安があるだろう。
ただ、私の子どもの頃の夏休みは、まさに「何も計画しない夏休み」だった。
今から40年以上前のことなので、社会状況や生活環境が大きく違う、というコトは重々承知だが、親が計画を立てるのではなく、「子どもたちが夏休みの計画を立てる」ことのほうが大切のなのでは?という、気がしたからだ。
夏休みの宿題や、自由研究のことを言っているのではない。
汗びっしょりかきながら、虫取りに夢中になったり(そのような生活環境は望むべきもない!と、言われるかもしれないが)、学校のプールへ通ったり、町内の盆踊りの練習に参加してみたり・・・と、案外忙しく「遊んでいた」ような気がするからだ。
何より「休み=どこかへ出かけなくてはならない」という、思考に陥りがちな日本の生活者にとっては、「何もしない」という発想は、これまでの「休みイベントの意味」を考えなおす切っ掛けになるのでは?という、気がしている。

Huffpostの記事のように、日々の生活の延長として親子で何かをしたり、時には親子でダラダラしながらブランチを作ったりする、ということのほうが、案外子どもたちは楽しいのかもしれない。



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