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女性マーケターから見た日々の出来事

リオの皆さん、おめでとうございます

2009-10-03 20:41:56 | スポーツ
今朝未明に行われた、IOCの2016年オリンピック開催地決定の投票。
結果は、既にご存知の通りブラジルのリオデジャネイロに決まった。
リオの皆さんおめでとうございます。

拙ブログに来てくださる方なら、常々私が東京オリンピック開催に疑問を投げかけていたコトはご存知だろう。
と言うのも「オリンピック誘致」が、ある種石原さんの「東京再開発」という野望(と言っては大げさだが)が見え隠れしていたからだ。
本当に「国際スポーツが開催される事で生まれる、スポーツ文化」といったコトを考えての、オリンピック誘致だとはとても思えなかったのだ。

何故なら、石原さんの言葉の端々にあったのは「どのような施設を建て、その交通アクセルを整備し・・・」といったことばかりで、ここ数ヶ月で、それに「環境」がプラスされたような感じがあったからだ。

過去のオリンピック誘致に関しては、1981年の名古屋、2001年の大阪と失敗を繰り返してきた。
その背景にあるのは「経済効果」と称した、都市再開発という目的があり、そのキッカケ作りのためのオリンピック誘致だったような気がしている。
やはり1964年の「東京オリンピック」のイメージが、強烈だからだろうか?

確かに、1964年の「東京オリンピック」をキッカケに、日本経済は大きく成長をした。
東京に住んでいなかった幼稚園児の私でも、見る見るうちに「変わっていく」実感があった(ちなみに、東京に住民票があったことは一度も無い)。
それまで、石ころだらけの道がアスファルトに舗装され、原っぱが住宅地に変わり、平屋建ての家ばかりだったのに、いつの間にか洋風の洒落た二階建ての家が増えたりした。
テレビ番組も民放局の番組が充実し、子供向けの様々な番組(主にアニメ)が提供されるようになってきた。
もちろん、テレビCMもユニークなモノが増えたのを覚えている(この頃から、テレビCMが好きだったかも知れない)。
まさに、子供から高齢者まで「高度成長」を実感した時代だったように思う。

ただ、既に日本の社会は「その夢をもう一度」と言う時代ではないはずだ。
確かに、オリンピックと言う国際大会はそのスタジアム建設だけではなく、様々な経済効果をもたらすのは事実だ。
しかし、今の日本でそのような「経済効果」を期待することが、どうなのだろう???と言うコトなのだ。
一時の浮かれた夢をキッカケに、経済の活性化を図るのではなくもっと地に足のついた経済政策を考える時なのではないだろうか?

とりあえず今安心していることは、石原さんの描いた「オリンピックにかこつけて、国のお金で東京再開発」が夢と終わった事だ。

石原さん、残念でしたね・・・。
あと・・・鳩山さんの渡航費や文科省関係者の費用などは東京都の税金で賄ったんですよね?
当然、財政豊かな東京都が出してくれたんですよね?
だって、「東京」オリンピック誘致だったんですもの。





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