今日「安保理関連法案」が、閣議決定された。
これで「限定的」とはいえ、「集団的自衛権の行使」ができることになったようだ。
時事通信:集団的自衛権行使へ法整備=安倍首相「切れ目なく備え」-安保法案を閣議決定
安倍さんは、「抑止力が高まる」と胸を張るが、本当のところはどうなのだろう?
あくまでも個人的な印象として、オバマさんは「世界の警察」から徐々に手を引きたがっているのでは?という気がしている。これまでの米国の負担分を同盟国で分担してもらいたい、という考えがあるような気がしている。
それに乗ったのが、祖父からの念願である?「集団的自衛権」にこだわる安倍さんだったのでは?
確かに今の日本の周辺諸国の、好戦的ともとらえられそうな動きは、とても気になる。
だから「集団的自衛権の行使が必要」というのは、短絡的なのではないだろうか?
「個別的自衛権」という方法で、個々の問題として対処する、という方法はないのだろうか?
何より(安倍さんは「消極的」というかもしれない)「平和主義」という戦後の考えは、世界に与えた影響が少なからずあったのではないだろうか?
そして、武器を持って行う「戦争」ではなく、「外交」という方法で問題を解決する力をもっと政治として身に着けるほうが、得策という気がするのだ。
なぜなら、先日も発表された「日本の借金」は、一人当たり800万円を超すような状況だ。
それこそ「無い袖を振る」ような状況になりかねない。
戦時中、家庭や学校、企業や神社・仏閣「金属を拠出」させたように、国民すべてが自分の財産を拠出するような状況に陥るようになってしまう可能性だってある。笑い話で済ませられるようであればよいが、実際起きてみたら「こんなはずじゃなかった」ということになりかねない。
それだけではなく、安倍さんの言葉にはいまいち信用ができない。
理由はご存じの「東京オリンピック誘致」の時のプレゼンテーションの「(東京電力福島第一原子力発電所事故は)我々のコントロール下にある」という発言だ。
この時すでに「コントロール下」どころか、汚染水がダダ漏れで海に流出し、事故の状況すらつかめていない状態だった。にも拘わらず、世界に向けて「コントロール下にある」と、言い切ってしまったのだ。
そんな(言葉が悪いが)「行き当たりばったり」の発言をされる方が、祖父からの念願という「思い」だけで、閣議決定し、ご満悦になられても困ってしまう。
本来であれば「国民が考える問題」として、政府が「国民に投げかけ、様々な問題を多角的に提議する」のが仕事なのではないだろうか?
手順が違うというだけではなく、安倍さんの「思い」だけで進めてもらっても困るのは国民だと思う。
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