日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

使う側の問題

2011-10-10 20:48:31 | ライフスタイル
Yahooのトピックスに「駅ホームでスマホ事故多発」という記事が、ピックアップされている。
その元となったのは、NHKのクローズアップ現代のケータイ事故” 駅のホームでいま何がと言う内容だったようだ。

この記事を読んで、「スマホが問題なのでは無く、使う側の問題なのでは?」という気がしたのだ。
もちろん「クローズアップ現代」でも、「スマホに問題があるのでは無く、使い方の問題」という指摘をしている。
タイトルだけを見ると、スマートフォンに問題がある様な書き方がとても気になる。

しかし、この問題は別にスマートフォンだけの問題では無い。
実は、過去何度か「携帯電話による命の危険を感じた」ことがある。
そのいずれも「携帯電話を操作しながら、猛スピードで走ってくる自転車」とぶつかりそうになった、と言うモノ。
信号機の無い、脇道での出来事だった。
一番最初は男子高校生だったが、その後はサラリーマンや若い女性だったりと、その世代も状況も全く違う。
唯一共通点があるのは「携帯電話をいじりながら、猛スピードで自転車を走らせていた」というコトだ。
おそらく、当の本人は自分が「猛スピードで自転車を走らせている」とは思っていないのだと思う。
何より、携帯電話に夢中で周囲の状況など全く見えていないのだ。
だからだろう、こちらがビックリして道で立ちすくんで居る姿をチラリと見て「なにやってんの?」的な視線を浴びせ、去って行くのだ。

その様に見れば、スマートフォン登場以前からその様な問題が発生していて、スマートフォンの登場・普及によって拍車がかかった、と言うコトなのだ。
スマートフォンの便利さと言うのは、おそらく代えがたいモノがあるのでは?と、考えている。
その便利さに、翻弄されていると言うコトなのではないだろうか?
ゲームにしてもツイッターやメールにしても、歩きながら、自転車に乗りながらする必要は全く無いはずだ。
にも関わらずしてしまう、と言うコトが問題なのだ。

おそらくこの様な事故を起こす人たちの多くは、何かの情報を得ようとスマートフォンを使っているのでは無いのだと思う。
言い換えれば、「携帯情報ツール」としてのスマートフォンでは無く、スマートフォンのアプリケーションに夢中になっている、と言うコトなのではないだろうか?
とすれば、アプリケーションの機能を変えるコトで、ある程度問題が解決できるのでは?
そして、駅や交差点などでは逆に電波を受信できなくする(あるいは微弱にする)、と言うコトも一案だと思う。
そもそも駅や交差点で、緊急の連絡をしなくてはならないなどというコト自体、そうそうあることでは無い。

「携帯電話やスマートフォンを見ながら忙しそうにしている姿」というのは、「忙しい風」なだけで本当に忙しいようには見えない。
私などから見ると「(携帯やスマートフォンに振り回された)格好悪い姿」にしか見えないのだが・・・。






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