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メディアの危険性-NHKの番組変改-

2005-01-18 12:15:27 | 仕事のコツ
昨年暮から、NHKが揺れている。
ことの発端は、「紅白歌合戦」のプロデューサーが詐欺行為をしていたことだった。
それから、出るわ出るわの大騒ぎ!!
海老沢会長辞任を労働組合が請求するような事態になったのに、肝心の海老沢さんは「辞任すると示唆」しただけで、いつ辞めるのか分からない状態が続いている。
そして今回の、NHKの番組に自民党の偉い人が番組の内容を一部変更させたとか、させなかったとか・・・。
このことを、報道した朝日新聞には「取材経過」を今日掲載しています。
誰かが嘘をついていることになるのですが・・・。

それよりも、気になることがあります。
NHKは「みなさまのNHKだから受信料を払ってください。その受信料で番組制作をしています。」と話しています。
でもNHKの予算は、国会で決まります。
国会で予算が決まる=税金でNHKの経営が成り立っている。ということになりませんか?
では、受信料はどこへいったのでしょう???
受信料は、番組制作費にのみに使われていて、職員の給与は税金で賄われているということでしょうか?
どうも、そこが見えてきませんね~。
何でも、NHK放送会館に行って「事業報告書を見せてください」と言うと、見せてくれるらしいのですが、入館申請を書いて、チェックを受けて「見せて下さい」とお願いするというのも、本末転倒だと考えますが・・・(これは、受信料支払い拒否をしたときに、NHKの職員さん二人がかりでお見えになって話されたことです)。
もうひとつ。
国会で予算が決まるのであれば、政治の力が何らかのカタチで関わることは至極当然だと思うのです。
とすれば、「放送の公平性が、失われている」ということにもなってしまいませんか?

もしかしたら、NHKが言いたいことは「ひとつの情報を鵜呑みにしてはいけない」ということではないでしょうか?
その物事の本質を見るために、いくつモノ情報を集めて多角的に見ないといけない」という・・・。
そして「海老沢会長が辞任」しても、受信料を支払うことを検討するべき!という教えでしょうか?