恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第三章 天上界への道
◆完全無欠の神様が私たちの中に命として生きていてくださる◆
先の続き・・・
この私たちを取り巻く大自然も大宇宙も、
すべて神様の意識の現れでないものはありません。
言ってみれば、それらは神様の御心の表現された神様のご神体です。
私たちの肉体もけっして自分のものではなく、
神様から貸していただいているもので、
いつの日にかそれをお返しして、
あの世に帰らなければならない借り物にすぎません。
この肉体が自分のものならば、
「私は年をとりたくない」と思えば、年をとらないはずですし、
「白髪よ消えよ」と言えば消えなくてはならないはずですが、
これはどんな方でも思いどおりにはゆきません。
肉体は時とともに移ろい変わる無常なものです。
こんなものに執着していては、心ははなはだ不自由です。
しかし、この借り物の肉体を動かしている
生命エネルギーは形こそ見えませんが、
大自然や大宇宙を動かしているのと同じ一つの意識の働きです。
この姿なきものを神様と呼んでおりますが、
この意識の中心が私たちにも与えられた心です。
私たちは何をするにもまず心を動かし、心を遣います。